エネルギー (上) (角川文庫)

  • 角川書店 (2013年1月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (624ページ) / ISBN・EAN: 9784041006047

作品紹介・あらすじ

サハリンの巨大ガス田開発、イランの「日の丸油田」、エネルギー・デリバティブで儲けようとする投資銀行。世界のエネルギー市場で男たちは何を見たのか。壮大な国際ビジネス小説。

みんなの感想まとめ

国際ビジネスの複雑な舞台裏を描いた作品で、エネルギー市場における国や企業の絡みをリアルに体験できます。サハリンの巨大ガス田開発やイランの油田を巡る商社や投資銀行の動きを通じて、歴史的背景やビジネスのス...

感想・レビュー・書評

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  • 資源開発を巡り総合商社マンや投資家、経産省の官僚、関係国のキーマン達や、資源開発に反対するNGO団体や網走の漁協組合とが激しく激突する超大作です。(舞台は2000〜2007年位)

    自分達に有利になるように辺境の国(イラクやイラン、サハリン)に足繁く通い地道に交渉を行いますが、国際情勢や政治方針により暗礁に乗り上げたりと、一筋縄には行かない難しい状況の中でどうにか成果を上げようと奮闘するストーリーは圧巻です。

    登場人物全員が胸に秘めた熱い想いや守りたいものがあり、その為に粘り強く達成しようと努力する姿に強く惹かれました。

    資源開発には環境破壊が必至な中で、利権を獲得したい金沢(五井商事)、環境を守りたいNGOのとし子と漁協組合の男性は兄弟だったのです。
    漁協組合の立場としては、環境破壊は防ぎたい一方で漁船の燃料確保のためにはサハリンBの開発を賛成せざるを得ず、妹のとし子はショックで涙が隠せず…。

    最終的にはロシアの国営企業(実質プーチン大統領)が介入する事になり、サハリン住民(先住民族)は反発が出来なくなりました。

    それでも、自分の使命感で資源開発の反対活動を行いにとし子の場面で小説は終了しました。

    昨今のウクライナ情勢を受けて、サハリン2を巡る報道もあった事もあり、報道内容の理解を深めるべくサハリン2をモデルとした本書を読みました。
    しかし、読了すると登場人物の熱い想いと行動力に圧倒されるばかりでした。

  • ウクライナ戦争を起因とするエネルギー問題に関して、新聞で読み、興味を持ったので購入。

    国や大企業が絡むビジネスの流れや細かいスキームなどを学べる本であった。

    この本を読むことによって、歴史的な背景など新たな知識を得ることができた。

  • サハリンの石油、天然ガス開発という超巨大プロジェクトに、日本の三井物産と三菱商事が参画し、最終的に権益の多くをロシアに取られた。
    巨大案件に商社が、国や関係企業、機関がどう絡むのか、黒木さんだからこそ書ける、リアルで面白い。
    巨大組織に属したことのない自分にとって、興味ある世界を見せてくれる。

    それぞれのプレイヤーのやたらリアルな挙動を楽しむ意味では極上の一冊。
    一方、ストーリーとしてはこれといった見せ場、決着に乏しく、描写を楽しめなければひたすらつまらないと思われる。
    クライマックスになるはずのロシアの介入も、主人公やそれまでの登場人物もなすすべなく、淡々とやられていく感じで味気ない。
    わざわざ家族を
    サハリンの商社マン、イランの商社マン、ファンドマネージャーそれぞれの章立てで群像的に進むが、最後まで特に絡みもないのも味気ない。

  • ふむ

  • 今更ですが読みました!相変わらずこの筆者の小説のエキサイティングさは素晴らしい。そしてこのエネルギー業界での商社との金融の近さをさらに実感させられる。もっと勉強したいエリア。(下)にも期待!

  • 細かいところまで調べあげたエネルギー商社の話。
    専門的になりすぎて、難しい内容も多々あり。

    ただ、エネルギーをめぐる3つのストーリーが
    最後まで交わることなく、終わってしまったことに、
    不満が残る。

  • 2014/ 6/1 読了FY2(4pt)

  • 慣れない用語とストーリー展開にとまどいいつつ、頑張って読んだ。

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著者プロフィール

黒木 亮:1957年、北海道生まれ。カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。都市銀行、証券会社、総合商社を経て2000年、大型シンジケートローンを巡る攻防を描いた『トップ・レフト』でデビュー。著書に『巨大投資銀行』『エネルギー』『鉄のあけぼの』『法服の王国』『冬の喝采』『貸し込み』『カラ売り屋』など。英国在住。

「2021年 『カラ売り屋vs仮想通貨』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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