- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041006085
作品紹介・あらすじ
隣の席の加奈のことが気になって仕方がない、モヤモヤの毎日。関根は思いきって告白することを計画する(「純粋恋愛機械」)。親も先生も彼女も、誰も自分のことをわかってくれない。イライラの毎日。修は逃避行の旅を決意した(「逃げ出した夜」)。どこまでも突っ走っていたあの頃。不器用でかっこ悪い。でもなぜか愛おしくて放っておけない、そんな中学男子たちの日常をリアルに描いた、痛くて切ない思春期連作ストーリー。
感想・レビュー・書評
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読みやすい。時間を忘れて読んでしまう。個人的には最後の話が深くていいなと思った。ぜひ読むべきだと思う
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中学生男子って、
もっとバカで、もっと子供。
でも本人たちは真面目で一生懸命で…、
そんな姿が愛おしい、と思うのだが。
少なくとも俺が知っている中学生より
大人すぎだし、バカっぽさが見当たらない。
これだと高校生が主人公でもいいのでは?
という感じ。 -
恋にどぎまぎして、いじめに耐えて、理由なき反抗をする中学生男子の痛くて切ない思春期ストーリー。
お気に入りは「ハードボイルドなあいつ」。「強くなければ、生きていけない。やさしくなければ、生きている資格がない」を地でいく鷹野くんがかっこいい。大人になればこの言葉が理解できる。でも、大人になる前にこの言葉の意味を理解しなければ、いつまでたっても社会に適応できない。 -
男子中学生のリアルな日常。恋に浮かれたり、いじめの恐怖に怯えたり。ちょっとだけ男子の気持ちを味わえた気がする。