- KADOKAWA (2012年12月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784041006191
作品紹介・あらすじ
あの頃、幼なじみの死の秘密を抱えた17歳の私は、ある女性に夢中だった……狡い嘘、幼い偽善、決して取り返すことのできないあやまち。矛盾と葛藤を抱えて生きる人間の悔恨と痛みを描く、人生の真実の物語。
みんなの感想まとめ
人間の悔恨と痛みを描いた物語は、主人公が抱える過去の秘密や嘘に満ちた人間関係を通じて、読者に深い感情を呼び起こします。幼少期の事件と高校時代の出来事が絡まり合い、登場人物たちの懺悔が淡々と語られる中で...
感想・レビュー・書評
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chatGPTに聞いた道尾秀介さんの作品で、ドンデン返し系でオススメの読んだ事のない小説の一つ。
主人公の悪癖がエグい。
幼少時と高校時の事件。誰かが嘘をついているかもしれないし、真実かもしれない。結局真実はわからないが、読み終わって色々と想像させてくれるほどのインパクトがある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
純文のように淡々としているのだが、登場人物達の過去の懺悔からガラッと印象が変わる。
過去の辛い出来事は一体誰が原因だったのか、真実は明らかにはならないが、何が真実であろうと皆んな自分の中に何かしらのの責任を負って生きている感じが読んでいて辛かった。
ミステリとは違うものの、それでも衝撃のある展開があり最後まで一気読みだった。 -
なんとも、かなしい。もう何もしんどいもの出てこないでと思いながら読みました。最後は少しほっとしました。
それにしても床下のたくさんのカマドウマ…無理です。。 -
オススメ!
グイグイ読ませる、真相が知りたくてページを捲る手が止まらなかった。道尾先生、さすがです!
嘘は悪いのか? 誤魔化す嘘、保身の嘘、策略の嘘、相手を想いやる嘘。
家庭事情で中学〜高校時代を隣人宅で暮らすことになったトモ。トモの回想から始まる話は、隣人宅の姉妹、サヨとナオ、父親の乙太郎一家を襲った悲劇が根幹。
「人は自分だけの物語を生きている」これは『向日葵の咲かない夏』でも感じた作者からのメッセージ。
不気味なスノードームの球体、『星の王子様』のアイテムもスパイスとして効いている。読了感はなぜか良い(^^) -
読後、球体の蛇というタイトルに納得した。
主人公が見聞きしたものが嘘なのか、主人公が考えたことが嘘なのか、何もかもが信じられない。
曖昧なものが思いの繰り返しによって本当のようになっていく。
想像や思いの中で物語が動いていくので(回想ってことじゃない)、まさに球体に閉じ込められたようだった。
静かに進む出来事を不思議に眺めている、そんな気持ちで読み進めた。
その感覚もまた、球体を見つめているようだ。
最後の一行がとても印象的。
そもそも終盤も印象的。
奇妙な作品だったと思った。 -
なんだか切ない話だった。
一体何が真実なのか?含みのある終わり方。
ナオには幸せになってほしいなあ。 -
さすが道尾先生というか、このもどかしさとやりきれなさから更にずぷりと沈め込まれるような痛み、心グサグサやられてしまう。毎回しんどさのメーター振り切れるんじゃないかってくらいなんだけど、これがクセになるんだっ。やめられない重痛の魅力。
主人公の床下の行動は乱歩作品みたいな変質っぷりだなぁと引いてしまいましたが(笑)
タイトルへの繋がりが出てくるたびにいつも成程、と息が漏れます。こんな自分が嫌なのに、嫌だから更に上塗りしてまた嫌だなと嘆く。誤魔化しながら、言い訳しながら、欲に手を伸ばして。主人公のみならず、自分までグサグサ刺される。
重なる嘘は、どれがどこから何が嘘で真実だったのか。その明確な答えはないまま、曇天の心にずっと小さな痛みの塊を感じながらの終幕は重い余韻。
妊婦からゾウ、蛇、球体と表す流れが好き。主人公が球体の内部に感じたものに、ずっと包まれていたいか否か。やはりはっきりと答え難い。 -
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どこまでが事実で、善だったんだろう。深いなぁ。みんなが誰かを想い、愛し、傷つけて、傷ついて。
智子の生い立ちも、本人は話したがらなかったから、どこまでが真実かも分からない。
2つの火事の真相も、疑いだしたらきりがない。最後は、丸く収まったからよしなのかな。
いくら若気の至りでも、友彦の17歳の悪癖が気持ち悪かった。 -
ひたすら「え?」の連続。誰のために口を閉ざしたのか。誰もが真実を見ていたような気もするし何も知らない気もする。最後、二人は本当に幸せなのか?それすらよくわからない。
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幼なじみの死の秘密を抱えた17歳の「私」はある女性に出会い惹かれる。その時言えなかった些細な真実が誰かを傷つけるなんて考えもせずに…。
狭い世界でのたうち回る蛇のように、互いの嘘で傷つき傷つけあってしまう。最後の展開が救いだったのかはちょっと考えてしまうな。
終始釈然としない主人公に苛立ちながら、妙に人間臭さも感じてしまった。 -
暗くて切ない物語
テーマは「嘘」
幼いウソと過ちの連鎖が人生を変えていく。
本作も、文芸作品的な文体なのですが、この文体って嫌いなんだよなぁ(笑)
ストーリとしては、うまく語ることができない(笑)
主人公は、両親の離婚により、サヨの妹のナオと父親乙太郎と同居しているトモ。
サヨは幼いころから、残酷ないたずらをする性格。
ある時、サヨとナオと乙太郎と妻逸子とトモでキャンプに行ったときに悲劇が起こります。
サヨとナオをテントに残して夜のドライブに行ったときにテントが火災。
子供を助けようとして全身やけどを負った逸子は死亡。
ケロイドの傷跡を負ったサヨはその後自殺
その責任を感じる父親乙太郎
その自殺の原因を造ったと思っているトモ
そんな設定の中、
サヨに似ている智子にトモは惹かれ、智子が過ごす家の床下に夜な夜な潜り込みます。
智子はその家で先生といわれる男といやいや関係を持たされている。
そして、ある時、床下に潜り込んでいたときに、その家が火事に。
それを機に二人は付き合うようになります。
そして、ある時、智子がいやいや関係を持たされている原因をトモは知ることになります。
ここから話は急展開!
トモと智子の関係は?
トモとナオとの関係は?
そして、テントの火事の真相は?
最後の最後はちょっと救われた気分 -
これは……すごいね(゚д゚)!
「こども」らの無垢で未熟な失策がつぎつぎと生み出す悲劇の連鎖(>_<)
その大元にあるのは、ひとりの少女の心に巣食った「悪」……関わった人間に何十年も「祟り」を及ぼす精神毒(>_<)
どの登場人物にも表の人格と裏の人格があり、毒の痛みと熱が彼らの自制を奪い、この表裏がひっくり返り渾然・混乱、自分でもどれが本当の自分だか分からなくなっていく(>_<)
積み重ねが巧みゆえ、怒涛のラスト、伏線回収&ドンデンに次ぐドンデンが圧倒的( ´ ▽ ` )ノ
ほんと、作者のこの文才・小説力は巻舌もの( ´ ▽ ` )ノ
惻惻と迫る哀感、心の揺れ、不規則に往還する時間軸……それらをコンパクトに説得力をもってまとめ上げる構成技術( ´ ▽ ` )ノ
特に前半、基本これ乱歩調(床下の散歩者!)というかホラー・サスペンス様式なんだけど、「この物語」を「このタッチ」で描こうという試みじたい、完読後ふりかえってみるととんでもない発想力(゚д゚)!
その、ホラータッチそのものの叙述力にも瞠目(゚д゚)!
見よがしなゴアやスパナチュで外殻から形成するホラーより、本書のようにそれら一切なしで不安や怖れ・心の震えという核から雪だるま式に増幅させていくホラーのほうがはるかに怖いし、技術的にも高難易度( ´ ▽ ` )ノ
ホラー専業作家も切歯扼腕( ´ ▽ ` )ノ
青春悲恋をいとも容易げにサラリとホラー小説(風)に仕上げちゃうなんて( ´ ▽ ` )ノ
(キングが名作「クリスティーン」で挑んだ試みを、さらにもう一歩先に進めた感じ( ´ ▽ ` )ノ)
かつ、タイトルに代表される隠喩群( ´ ▽ ` )ノ
それこそ田西もとい太宰を彷彿とさせるアフォリズム(「同情が一種の快感なのは責任が伴わないからだ」)( ´ ▽ ` )ノ
すごいじゃん、ミッチャン( ´ ▽ ` )ノ
先に読んだ「鬼のあしおと」もなかなかだったし、次に読んでる「カラスの親指」もこの2冊とはまた違った作風で面白いし、彼の作品は今後もずっと読んでいきたいと思った( ´ ▽ ` )ノ
とにかく読むべし( ´ ▽ ` )ノ
100冊に1冊の傑作だよ( ´ ▽ ` )ノ
2019/10/21
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さすがミスリードの貴公子(笑
並行した話を出会いからラス前、エンディングに至るまで。
ゾウをこなしているウワバミの話。。
あっと言う間に読破していました。 -
2013.03.15読了。
今年13冊目。
著者の本は「向日葵の咲かない夏」から二冊目。
向日葵〜が私は苦手な感じで...(私的にエグい暗い未来ない、かつよくわからん感じ)
それから他の本を手に取ることすらなかったのだけど、これも友達から借りて。
暗い、エグいは今回もかも。
登場人物たちの暗い過去の事件や、
それぞれが抱えている気持ち、ついてしまった嘘で暗い気持ちになりつつも、真実とその後の展開が気になり気付いたら一気に読み切り(笑)
今回のキーワードは嘘。
誰かがついた嘘で誰かが傷付き...
巡り巡ってこんなにたくさんの人が傷付き、傷付け合ってしまうのだと思うと、嘘はつきたくないなと´д` ;
ナオの嘘みたいに優しい嘘もあるのかもしれないけど、やっぱりできるだけ正直でいたいな。
また真実を知る、追求することだけが幸せなわけじゃないとも思った。
特に最後。
どんなことがあっても大切なのは今なんだよなーと。
そして最後解放された感じがほっとした。 -
典型的なかぎっ子と家族仲良しの温かい家族
この両極端な家族の親と子供が生活をするようになり
いろいろな事件が起こります。
全てのカギは、ウソだと感じました。
どうしてもつかなくてはならない 優しいウソも必要だと思いますが
大切な人には素直で正直でありたいと思いました。-
Nori blue さん、正直で素直だから周りの人も自然とそうなりやすいと思います>^_^<Nori blue さん、正直で素直だから周りの人も自然とそうなりやすいと思います>^_^<2013/03/03
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