竹島御免状 (角川文庫)

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  • KADOKAWA/角川書店
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041006214

感想・レビュー・書評

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  •  荒山徹 著「竹島御免状」を読みました。

     徳川の治世が盤石になった頃、竹島の領有をめぐり、朝鮮妖術師が日本に侵入。迎え撃つのは柳生の血を引き、陰陽道にも通じた柳生友信。共に立ち上がった老齢の柳生十兵衛は、因縁の敵と最後の戦いに挑むのだった。

     自分の好きな「柳生陰陽剣」の柳生友景の子孫である友信が活躍する小説というだけで、読み進めていくのがとても楽しみでした。

     しかも、その友信に力を貸すのが、我らが柳生十兵衛とくれば、もう言うことはないほどです。

     今回も奇想天外な妖術合戦の展開に、子供の頃のわくわくする思いがよみがえってくるようでした。

     助さん、格さんを従え諸国漫遊している水戸黄門をはじめ、「天地明察」の渋川春海や、なんとガメラや大魔神まで登場してくるところなどまさに時代劇エンターテイメントの極みではないでしょうか。

     そんな奇想天外な展開だけではなく、現代も今なお問題となっている竹島についての争奪戦が描かれており、歴史的に見ても、この島が単純な問題ではないことがよくわかりました。

     結末で、この物語が現在の領土問題のもとになっているという形で終わる辺りもとても考えさせられました。

  • 荒山徹さんの柳生ものでよく思うのが
    「よくこんなひどい展開を思いついたなあ!」
    でもそれが面白くて最終的に許せてしまう。

    怪獣対決始めた時は訳が分からなかったです。

    一押しは柳生宗章。荒木又右衛門の名は知られてるのに
    自分の名が知られてないことに怒り出すところが可愛い。
    鎧兜をつけた介者剣法の宗章と、時代が進み技術も進化した素肌剣法の十兵衛との竹林での戦いのシーンは美しい。

  • またいつものとおり荒山節全開の物語。

    柳生一族と朝鮮妖術師と特撮と昭和ドラマと伝奇の枠なんて関係ないみたいに好き放題書いている。

    しかしながら、綿密な資料と現地の調査を行い、歴史の間隙を突くアイデアを持ってくるのは伝奇そのもの。こうでなければ新しい物語は生まれないのかもしれない。

    題名だけ見れば、現在の状況に対する警鐘っぽく捉えられそうだが、単純に楽しんで読むのが幸せだろう。

  • 最初は良かったけど、最後に行くにつれて、壮大にふざけすぎたかも。
    映画とかならこれぐらい見せ場があってもいいのかな?
    まぁ面白くはありました。

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プロフィール

作家

「2016年 『白村江』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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