レ・ミゼラブル (下) (角川文庫)

制作 : 永山 篤一 
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 520
レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041006276

作品紹介・あらすじ

あわただしい時代のなかで、貧しくても上昇志向でがんばっていた青年マリウスは、ある美少女に恋をした。謎の男性といつも一緒のコゼットだ。彼女への思いをつのらせる彼だったが、革命騒ぎのまっただなかに巻き込まれ、絶対絶命となる。そのとき、コゼットと一緒にいた男、ジャン・ヴァルジャンと再会した!ジャヴェール警部、凶悪犯テナルディエなどもまじえながら、壮大な物語は感動のクライマックスへと向かう-。

感想・レビュー・書評

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  • ポンメルシー、浮かれて舞い上がるの巻

  • エポニーヌよ、最期まで良い子だった。
    彼女の最期は悲劇的に見えるけど、彼に愛されないとわかった以上、彼の腕の中で死ねるのは最上の選択ではないか?

    マリウスを想うエポニーヌや、コゼットを渡したくない感情がありながら瀕死のマリウスを助けるジャン・ヴァルジャンは、客観的描写のみで本人視点が描かれていない。一見矛盾のように見える行動を突き動かしているのは、複雑なようでいて実はすごく単純なものなのかもしれない。すなわち、良心だ。もしかすると「愛」という言葉の方が文学的かもしれないが、私はあえて「良心」と言いたい。

    クライマックス、無事コゼットとマリウスが結ばれて、むしろこれ以上ないくらいのハッピーエンドになってもおかしくないのに、一人苦痛に歪みながら黙して去るジャン・ヴァルジャン、涙無くしては読めなかった。
    ヴァルジャンが訪ねてこなかったことに一日気がつかなかったコゼット、無垢ゆえの残酷!
    マリウスも力尽くで会わせまいとしてるわけではないのだから(ちょっと陰険だけど)会おうと思えば会える距離に住みながら、徐々に、コゼットの住む町まで行けなくなる、精神的隔たりが大きくなっていく様が胸を打つ。
    ああ、孤独に苦しんで!彼は常に孤独だった。側にコゼットがいるときでさえも、真実は胸に秘め、いつも、一人で苦しんで決断していた。
    真実を共有できるのはただ一人、宿敵ジャヴェール。でも、彼ももういない。

    ジャン・ヴァルジャンとジャヴェールの二人は、ヴィドックという一人の実在の人物をモデルにしていたはず。…ずっとうちで積読になってる彼の伝記を読むべき時がきたか…。

  • コゼットとジャン・ヴァルジャンの逃避行にハラハラしっぱなしだった。フランス革命の頃の、不安定な社会の中で必死に生き抜いて行く彼らとマリウスの出会い。最後の全てが明らかになっていくシーンは読んでいて感動した。愛の大切さを感じた。

  • 国も時代も文化もちがい、
    その中でどんな人生があったのか、
    人の様々な情を感じ取れるのではないでしょうか。

  • 高校の時に読み、私が最も影響を受けた本です。幸せと社会のあり方、正義について考えさせられました。

  • やっぱ、人ってすごいっすよ。
    命がある限り、前を向いて歩かなあかん。

  • 完訳版と違い、歴史描写がはずされているためかなりよみやすくスピード感がある。何度読んでもジャン バル ジャンのような高潔な人間にはなれないだろうなぁと思います。

  • 魂が洗われた。

  • 素晴らしい、至極の名作。

  • 映画を見て、原作にも興味を持ち読みました。映画も良かったが、原作も非常に良かった。
    新訳版なので、読む事に苦労する事は無かった。

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