さいはての彼女 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041006429

作品紹介・あらすじ

25歳で起業した敏腕若手女性社長の鈴木涼香。猛烈に頑張ったおかげで会社は順調に成長したものの結婚とは縁遠く、絶大な信頼を寄せていた秘書の高見沢さえも会社を去るという。失意のまま出かけた一人旅のチケットは行き先違いで、沖縄で優雅なヴァカンスと決め込んだつもりが、なぜか女満別!?だが、予想外の出逢いが、こわばった涼香の心をほぐしていく。人は何度でも立ち上がれる。再生をテーマにした、珠玉の短篇集。

感想・レビュー・書評

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  • がむしゃらに生きてきた女性が、壁にぶつかり旅に出て、また前を向いて生きていこうと思う話が4つ入った短編集。
    人との出会いであったり、自然とのふれあいであったりが浄化してくれ、壁にぶつかったら足掻いてもいいんだと思わせられる。どの女性も最後は晴れやかな顔をしている(であろう)姿に、私自身も元気を貰えた。実際はこういう時、上手くいく事ばかりではないかもしれないけれど、気持ちはいつも前を向いていたいよね。そのきっかけをくれる登場人物のナギちゃんのような子にいつか出会いたいな~。

  • 様々な女性達の再生をテーマにした短編集、
    中でも題名にもある「さいはての彼女」には、震えました。

    サイハテに乗るひたむきさの美しい女性と、
    それに感化されていく一人の強い女性、

     “ナギ、生きるんだ。越えていくんだ。”

    最果てを目指すその二人の在り様が、一陣の風の様で、
    心の澱を洗い流してくれる、風のような物語でした。

    また、「さいはての彼女」の sideB となる、
    「風を止めないで」もよかった、、

     “ハーレー乗りって、みんなロマンチストなの?”

    こんな話を読んだら、バイクに乗ってみたくなりますね。
    まぁ、免許は持っていないんですけども(汗

     “この風、止めないでね。”

    自分の心の風を止めずに、ただひたむきに、、
    そして真っ直ぐに乗っていきたくなる、そんな一冊。

  • 4編からなる短編集。
    どの短編もじ~~~ん、と心に響きます。
    そして心地よい風が吹き抜けていく!
    中でも「旅をあきらめた友と、その母への手紙」のハグとナガラは「星がひとつほしいとの祈り」にも出てきた友人同士。
    個人的には4編の中で一番好きです。

  • 凪ちゃんに恋せずにはいられない。
    とても爽やかで、まっすぐで、優しい女の子。
    どのストーリーの主人公も、仕事を一生懸命に頑張る女性。
    読後感の良さは今年一でした。
    短くても中身の濃い一冊。

  • さいはての彼女

    彼女たちのその後がとーーっても気になる!

    全部読み終えて!
    心がすごーくぽかぽか!

    『優れた物語は、読者にギフトを与えてくれる』
    ほんとそんな感じ!!

    そのくらい私好みの本だった!

  • 気持ちのいい小説だった。
    忘れていた大切なことを思い出させてくれるような、短いけど心に響く言葉がたくさん。
    女性だけではなく、「線」ってものは誰の心の中にもある。
    その線を越えるための一歩を踏み出す勇気をもらった。

  • 原田マハさんは、メールとかスピーチとか手紙とか書かせたら日本一な気がします!
    新年から気持ちいい風を感じた小説でした。

    「自分が勝手に引いた線を越えていけ」
    「一緒に行こう、旅に出よう。人生をもっと足掻こう」
    「頼りのないのはいい知らせ」
    「恋人も友達も困ったからといってすぐに作れるものじゃない」

    文庫はあとがきも素敵です。

  • 敏腕女社長・涼香は沖縄でバカンスをおくるつもりだったが、部下の計らい(嫌がらせ?)により、女満別へ一人旅…
    そこで出会った“さいはて”と“凪”、によって、どん底気分から再生していく物語。

    “さいはて”と聞くと、私は沖縄の離島を思い浮かべるんだけど、このお話の“さいはて”は、ハーレーの名前。パートナーのさいはてにまたがって現れる凪が最高にかっこいいのだ。
    凪は耳が聞こえないのだけど、そんなもの感じさせないぐらいに自由で風になって飛んで行く。とっても魅力的だ。

    何が良い、どこが良い、と具体的な事をあげなくたって、読み終わったら、ああ読んで良かったって、私まだ前を向いて行けるって、そういう想いになれる、元気になれる一冊。

  • さいはての彼女
    最悪の事態に直面したとき、一時間後に立ち直っている自分を創造できるか。それがてきる人は、一年後、十年後、かならず成功する人です。

    うまくいかない時こそ成長するチャンスなんだろうな。そして周りの人とのつながりを大切にしていくこと。強く、誠実に、しなやかに生きていきたい。


    読了。一気に読んじゃった。「風を止めないで」物語の間中吹き抜ける風が心地よかった。凪ちゃんかわいすぎ!

    マハさんのお話を読むと、知的好奇心が高まる!またもマハさんマジックにかけられてしまった。これだからやめられない!次はどんな魔法にかけられるんだろう。

  • いいタイミングでいい本に出会えました。
    鬱々としていた気分がすっきり。舞台がたまたまもうすぐ旅行に行く先で、本当に楽しめた。

    旅行の醍醐味を凝縮したような一冊。旅は非日常と、ステキな出会いが楽しみなのです。

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