さいはての彼女 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 9845
感想 : 785
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041006429

感想・レビュー・書評

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  • 素敵な短編集。
    特に「さいはての彼女」は行き詰まった時に何度も読み返して元気をもらっています。

    好きな本は?と聞かれるとまず最初に浮かぶ本です。

    特に日々仕事を忙しくされている女性の方に読んで欲しい一冊です。

  • ちょっとうまく行かなくなった人達と後押ししてくれる人達。悩んでいることは小さなことだけれど、周りが見えずに深みにはまっていくのは世の常。価値観の違う人達や本と出会って乗り越えていくのでしょう。ナギは魅力的でしたが、最後のお話は説明が多すぎて、ミステリアスな部分が半減したのでいらなかったかも。大好き度❤️

  • 止まりたくないから凪から「止」を抜いて几って書く発想、、めちゃくちゃグッときた。
    そして可愛い。なのにハーレー。そのギャップ最高。可愛い。
    少し寂しくて、でもじんわり暖かいような。そんな気持ちになる作品でした。

  • これは旅先で読みたい!と思って、青春18切符一人旅(東京→熊本)をしてる時に電車の中で読んだ本

    この本の主人公みたいにすべてを捨てて旅に出るって自分は無理だとわかってても憧れる

    とりあえず学生のうちに一人で北海道か北欧に行きたい
    大自然を前にひたすらぼーっとしたい

  • 原田マハの珠玉の短編集。

    なかなか旅に出られない今。
    どこか遠くに行って、その空気を吸って、また気持ちを切り替える、旅のあの感じが恋しい。

    バイクから見える景色や、真っ赤に染まった紅葉、雪の中のタンチョウヅルなど、頭の中にその景色が浮かび上がった。

    何があっても、また再スタートできるというメッセージが伝わってきた。

     

  • 今まで読んだ中で最高の本
    地位やお金が自分の価値とイコールになってしまった人が旅先で出会った人と関わることによって自分らしさを取り戻していくのがいい。

  • 短編集の中に共通して、"戦いの地東京を離れて自分を見つけ直す"っていうメッセージを感じました。

    田舎を訪れることで自分にとって東京とは戦いの地だったんだなって気づいたことが私にもあります。糸電話の細い糸がピンとずっと張っている感じ。緩めてしまって相手の声を聞かなくしたって、糸が切れない限りは積み上げたものが崩れるわけじゃない。この本を読んで、やっぱり切れる前にほっと一息ついて緩めようって思えました。

    耳が聞こえない凪ちゃんの話がお気に入りです。風のように愛車サイハテでどこまでも。広い土地に行くと心も広くなれそうです。

  • 辛いことがあったら旅出よう、そしてキュレーションサイトには決して載ることがない人との出会いを大事にしようと思える物語。

  • 好きな作家のひとり。短編集、仕事が順調に行っている女性が主人公。旅を通して自分を見つめなおす。 私には物足りない部分があるが、さすが原田マハ最後の話はほっこりした。 アラフォーの女性におすすめ。

  • 知ってはいたもののなかなか読む気にならなかった。
    読んだら、最高!
    まして今旅行ができない世の中。
    読んでるだけで気分が爽快になってくる。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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