白雪堂化粧品マーケティング部峰村幸子の仕事と恋 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 322
レビュー : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041006566

作品紹介・あらすじ

中堅化粧品会社・白雪堂に新卒で入社した峰村幸子。看板ラインの「シラツユ」販促キャンペーンチーム担当となった。だが、シラツユの売上は下降線、峰村が先輩の槙さんに相談しながら考えた企画は他のメンバーには理解されない。就職浪人中の彼氏との溝も深まり、さらには情報漏洩疑惑や合併の噂まで聞こえてきて…。眼前にそびえる壁を自然体で乗り越えようとする峰村の姿に頑張る気力が湧いてくる、お仕事小説の白眉。

感想・レビュー・書評

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  • 一人の女性の自立。
    そんなふうに括ってしまえるかな?

    周囲に多いタイプ。

    自分は自分の意志で発言、行動しているつもりで胸を張っているけれど、実は自分に影響を与えた人の借り物の言葉を口にして、そのひとを真似て行動していることが傍目には滑稽なくらい見えているのに、本人だけが気づかず、人の意見には左右されない、と公然と言い放つ人。そのくせ、自分には力がない…などと矛盾することも口にする人。

    槇さんや成宮のように行動できる人はさほど多くはないと実感する日々。

    言葉と力が釣り合っている人には、なかなか巡り会えず、組織に属していることの虚しさを感じてしまう日々。

    守るものがなければ、私も飛び出してしまいたいのだけれど。

    そんな自分もまた、口だけ人間なのだなあ…と、嘆息しきり。

    お?と思わせられたのは、壊れかけた峰村と直也の関係が持ち直したこと。よくあるストーリーなら、直也から離れて成宮との新しい恋にでも走りそうなのに。

    なんだかそこは、無条件にうれしかった。直也の成長も、微笑ましく感じた。

    もっとビジネス成功物語的な展開をするかと思っていたが、こじんまりとした身近なテーマでまとまっていた。

    手放しでは良作とは言えないけれど、読んでみても損はしない。そんな作品でした。

  • 人に恵まれると何事もうまくいく。

  • 題名長いな

  • 新社会人峰村の入社一年目を描いた物語。
    同期入社だけど中途採用で、
    社会人経験のある成宮。
    同じチームのキャリアウーマン槙さん。
    そして会社の絶対的存在のマダム。
    就職出来ず院生となった峰村の恋人。
    その他にも必ず誰もが自分にちかしい立場の人物がいるんじゃないかな。
    社会に出たばかりのときは、
    先輩社員がとにかくかっこよく輝いて見えたなとか、今の自分はそういう存在になれているのかな
    とか、これからの人生についてとか…
    過去も未来も考えさせられるお話です。

  • 高校生や大学生向きかな。

  • お仕事小説として、リアルなところも書けていて、読みやすくて面白かったのですが、少し物足りない面がありました。
    ただ、ヒロインは入社1年目で、このヒロインの視点で語られるので、物足りなさを感じるのはある意味当たり前なのかもしれません。
    とても、爽やかで優しい表現が多くて、誰もがこんなに仕事に一生懸命にできればいいのにねえ、と汚れた大人の私はちょっと思ってしまった。

  • 新入社員あるあるもありつつのお仕事もの。
    みんないろんなモチベーションで働いてるんだよなーとか考えつつ、さわやかなストーリーで一気読みできた。
    おもしろかった。

  • お仕事小説の一種のような体裁ながら、マーケティング業務のリアリティーがなさ過ぎて興醒めでした。
    残念!

  • おもしろかった〜〜!瀧羽麻子さんの本、何冊か読んだけど、晴れのちブーケもいいけど、白雪堂も大好きになりました!悪い人が一人も出てこないwそしてお仕事をされながら書いているって事にも共感が湧きました。もっと次の作品読んでいきたいと思いました!!!

  • さらっと流れる季節の中、お仕事物語、奮闘"独り立ち"編…って感じかなぁ♪。

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著者プロフィール

1981年兵庫県生まれ。京都大学卒業。2007年『うさぎパン』で第2回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞しデビュー。他の著書に『ぱりぱり』『松ノ内家の居候』『左京区桃栗坂上ル』『乗りかかった船』『ありえないほどうるさいオルゴール店』など。

「2018年 『失恋天国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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