親指の恋人 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 513
レビュー : 48
  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041006573

作品紹介・あらすじ

恵まれた環境に育ちながら、夢も希望も目標もない日々を送っていた20歳の澄雄。しかしある日携帯の出会い系サイトでジュリアとめぐりあい、彼の人生は一変してしまう。言葉をしらない獣のようにつながりあい、愛しあう二人だったが、六本木ヒルズに住む学生とパン工場で働く契約社員では、あまりにも住む世界が違いすぎた。格差社会に引き裂かれ、それでも命がけて恋を全うしようとする恋人たちを描く。

感想・レビュー・書評

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  • 現代の日本のロミジュリ。でもおもしろくて一気に読み終えた。

  • 掲示板が繋げた格差、周囲には若気の至りと思われるほど一途な恋心。別々の人間が同じ量の幸福を手に入れるのは簡単な事ではないと思った。

  • 二十歳の二人、スミオとジュリアがケータイの出会いサイトで知り合う。熱烈な、けど叶わぬ恋をして。。。
     救いが無い、悲しい悲しいお話。

  • 冒頭に結末があって、そこにどう結びつくのか。。。を書いてるのだが、特に展開があるわけでもなく、主人公の2人が浮かばれない。

    死ぬ勇気があれば、もっと他にやれることがあるでしょ?と思わざるを得ない。

    石田衣良にしては、珍しくハズレだと感じた

  • すごくつらい話でした。
    最初の記事で結末が分かってしまっているので、幸せそうにしているシーンがとても悲しかったです。
    読後も後を引きずりそうです。
    (2014/01/06)

  • 【 #親指の恋人 読了】
    物語は若いカップルの心中を知らせる新聞記事から始まる。
    男性の名前はスミオ、女性はジュリア。
    .
    勘の良い方ならピンと来たンじゃないでしょうか?
    これは『ロミオとジュリエット』をモチーフに書かれた物語です。
    僕は『ロミオとジュリエット』を読んで無いのでフワッとしか知りませんが、
    確かあの話は、
    敵対するギャングの家の娘と息子だから、
    結ばれるのが難しいみたいな話だったはず。
    .
    このスミオとジュリアは、
    石田衣良お得意の『格差社会』が原因で結ばれるのが難しいのです。
    日本でも屈指の大金持ちの親の元に生まれたスミオ、
    甲斐性無しの父親と二人暮しでワーキングプアのジュリア。
    この二人が出会って心中するまでの間の物語です。
    こう書くと一直線に死を選んでる話のように思えるかも知れませんが、、、真逆です。
    この二人は一緒に暮らし生きる為の方法を考え、そして行動します。
    しかし、最後は心中をしてしまうのです。
    .
    石田衣良は小説の題材によく『格差社会』を取り上げます。
    確かに軽くてチャラいイメージの作家かも知れませんが、
    彼が書く格差社会はとても身近でシンプル、
    とにかく分かりやすいです。
    もし読んだコトがないのなら、
    一度読んでみるコトをオススメします♪
    #石田衣良

  • どんなに絶望的だったとしても、死ぬのはやっぱり良くないと思う。
    たとえ、物語の中のことだとしても。

    石田衣良の描く女の子はみんな魅力的だ。
    どこか影があっても、芯が強くてしっかりしていて、ブレない。
    それでいて、とても可愛い。

    だから、なおさらアンハッピーエンドは辛い。

  • 最後は死ぬんだね。
    スミオって、すげえな。

  • 生きる世界が違う男女の物語。
    読みやすいけど、物足りない感じがした。

  • ロミオとジュリエット。心中した話。

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プロフィール

石田 衣良(いしだ いら)
1960年東京生まれの小説家。フリーター、広告代理店でのコピーライターを経て、36歳のときに一発祈念して執筆活動を開始。
1997年、『池袋ウエストゲートパーク』で第36回オール讀物推理小説新人賞、2003年『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞、2006年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞、2013年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。
多くの作品がドラマ・映画化されている。代表作に、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「下北サンデーズ」、映画「アキハバラ@DEEP」、「娼年」。
2015年にウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊するなど、メディアをまたにかけて活躍を続けている。

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