TRIP TRAP トリップ・トラップ (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041006610

作品紹介・あらすじ

中学校にも行かず半監禁状態の同棲生活。高校は中退しヤクザに怯えながらもナンパ男を利用して楽しむ沼津への無銭旅行。結婚後、夫への依存と育児に苦しみながら愛情と諦念の間を揺れ動くパリ、ハワイ、イタリアへの旅。そしてふと生きることに立ち止まり、急に訪れる江ノ島への日帰り旅行。少女から女、そして母となりやはり女へ。転がる石のようなマユがたどる6つの旅の物語。第27回織田作之助賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 女女していますね。

    払ってもいい金額:500円

  • ”多分彼らは、幼稚で愚かな者に対する哀れみに近い愛情によって、そういう目でわたしを見ているのだろう。でも、あと三年で有無を言わさず自分が消滅すると知っている私の気持ちが、いくつ歳を重ねても今の自分の延長線上を辿って成長していくだけの男に分かってたまるかと思った。女は人生の中で何度も、完全な別物に生まれ変わる。”

  • 2016.3.15

  • 著者は自分の経験した事を小説にしているのでしょうか。もっと大人になってからの作品が楽しみです。登場人物は私の敬遠してきたタイプの人が多く、でも不思議と違和感も不快感も感じない。違う作品も読んでみたいと思います。

  • 150509

  • 旅をすることで、自分の成長を確認できるのだとおもった。

  • 久しぶりに金原ひとみ読んだら、前よりもずっととっつきやすかった。
    作風なのか私の変化なのかはわからないけど。
    「マユ」という不良少女の成長?と変化を描く連作短編。
    面白い、っていうか、「あぁわかるわ……」っていうことが多くて、女ってこんなに生きづらいいきものなのか、そうだな、ってつきつけられた感じ。「女の成長を描く」とかそんな美しいもんじゃねーなって思う。
    マユはただ生きてるだけ。その生き様ってだけで、成長とか変化とかそういうポジティブなものだけじゃないっていうか。折々出てくる夫の描写が「よくある夫」で吐き気がする。こっちの身体的精神的しんどさなんて微塵もわかってねーなコイツ、っていう。
    そういう意味では依存したり泣き喚いたり怒り狂ったりするマユに親近感を覚えた。
    印象に残ってるのは「私は侮られようとしている」っていう15才のマユの言葉。
    そういうことやるよね。解ってやってるんだよね。そうそうそうなんだよ、っていう。そのほうが相手(男)はわかりやすく接してくるし、利害関係で付き合いやすい。それって本当は全然健康的じゃないし、自分の価値を落とすことなんだけど、そういう風に振る舞うことで凌いでいる女は多いだろうな…と思った。

  • 憂鬱たち、オートフィクションと金原作品を読み続けているのだがここにきて、もうこの著者はいいかなと感じつつある。憂鬱たちの鬱の世界のブラックユーモア、別世界の滑稽な行動。オートフィクションの斬新な表現力など2作品ともに若者向けというか読み出したら一気読みできるくらいどっぷりと金原作品に浸ってしまうのに、今回は最初の2作品は面白かったのだが、パリからはもうページをめくるのがしんどくなっていた。とりたてて面白い表現、行動もなく平行線のまま話が進んでいく。
    特に最後の2作品はおそらく著者の実体験をそのままに書いているだけでただのエッセイか日記のように感じた。

  • 金原ひとみ作品は初めて読んだ。
    文体自体は読みやすく、流れも入りやすかった。
    ただ、女性視点の旅に関する話だったため、
    内容としてはイマイチ。
    他の作品も読んでみたい。

  • 当たり前のことなんやろうけど、この人の小説を読むたびにいつも才能を感じる。ほえ〜ってなる。

    好きな内容でも好きやない内容でも、
    ほえ〜ってなる。

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