ホーンテッド・キャンパス 幽霊たちとチョコレート (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 912
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041006634

作品紹介・あらすじ

幽霊が「視えてしまう」草食系大学生の八神森司。怖がりな彼がオカルト研究会に属しているのは、ひとえに片想いの美少女こよみのため。霊にとりつかれやすい彼女を見守るのが、彼の生き甲斐だ。そんなある日、映研のメンバーが、カメラに映りこんだ「後ろ姿の女の霊」の相談に訪れた。しかもそのカメラでこよみを隠し撮りされ…!?本当に怖いのは、人かそれとも幽霊か?期待の新鋭が放つ大人気オカルトミステリ第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 青春じゃねぇか!!!!!

  • 日常系ライトホラー第2弾、大学1年生後半のお話し。
    幽かに不思議な事象と、ほのかな甘酸っぱさがほどよく。

    自分の学生の頃ってどうだったかなぁ、と思い返して、
    あんまり覚えてないことに結構愕然、、年でしょうか(汗

    飲んでカラオケ行って友達の家でまた飲んで、、だったかな。
    昔通ったホルモン屋に行きたくなってきました、、なんて。

  • 本当に怖いのは人か幽霊か。永遠の命題になるかと思いきや、人類はもう答えはわかっている。それは「人間」に違いない。青春×学園×ホラーという黄金比に挑んでいる本作。シリーズ2作目で恋愛の要素ももちろん含んでいる。中高生くらいから読んでいればさらに感情移入して読めただろう。それでも何歳になっても甘酸っぱさも、感受性のあるあの頃に思う謎に対する解決欲も絶えずにある。ライトなホラーと最高だ。

  • 会社の先輩が、貸してくれた本です。初めて読む作家さんです。ラノベなのかな?とても軽く読めます。部長の博学には、驚き、森司とこよみの恋愛には、じれったさを感じたり(๑´ლ`๑)笑ミステリーホラーだけど、ホラー感強くないので、怖いの苦手な人でも読めちゃいます。ただ最後の人形花嫁は、気持ち悪かった(•́ε•̀٥)最後まで読んだら、表紙のイラストが納得となります(*´艸`*)ァハ♪

  • 読了、79点。

    **
    見えないものが視えてしまう八神森司は、片思いの相手灘こよみを追ってオカルト研究会に入会し、様々な超常現象に遭遇しながら大学生活を送っている。
    映画撮影用のカメラに映ったいないはずの女性、行方不明になったはずの女性が現れたと訴える男子学生、夫に惚れて夫婦のベッドにまで潜り込む活人形など5編収録の連作短編集。
    **

    シリーズ2作目、前作から一息に読み進めました。
    相変わらず文体は軽く気楽に読める一作。
    私がこの手のシリーズに期待する人間関係の変化も少しずつではありますがきっちりと描かれており今後も楽しみにしたい作品です。

    少しだけ残念なのは、本シリーズの牽引力があくまでも森司とこよみの恋愛模様に置かれていて、他の、オカルト的な側面はほぼ完全にない点です。
    もちろん恋愛模様が牽引力になってはいますが、それに加えて何かがあればより魅力が増すんじゃないかと思ってしまいます。
    ただエピローグで語られる森司とこよみのやり取りが非常に好ましく読みながらついついニヤけてしまいました。

    お気に入りの短編は、第2話「彼女の彼」と第5話「人形花嫁」でした。

  • 前巻がまあまあ良かったので読んでみたが、変わらずサクサクと読めて面白かった

  • なんだかんだ楽しそうで良いね〜

  • 背ラベル:913.6-ク-2

  • 1年以上の月日を経てようやく2巻を。ミステリ、の部分は疑問もあるけど、青春とオカルトは間違いない。ホラーじゃなくてオカルト。もう一年生終わりそうだけど、博士課程まで行くのかしらん。

  • シリーズ第2弾。

    大学のオカルトサークルメンバーが持ち込まれる相談事を解決していく短編集。

    今後の展開はまだわかりませんが、部長の過去もチラッとあったりして本作はホラーすぎず楽しんで読めました。

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著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。著作には「ホーンテッド・キャンパス」シリーズ、『侵蝕 壊される家族の記録』、『瑕死物件 209号室のアオイ』(角川ホラー文庫)、『虎を追う』(光文社文庫)、『死刑にいたる病』(ハヤカワ文庫JA)、『鵜頭川村事件』(文春文庫)、『虜囚の犬』(KADOKAWA)、『灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎』(ハルキ文庫)など多数。

「2023年 『ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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