かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 3363
レビュー : 479
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041006870

感想・レビュー・書評

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  • 題名からも伝わる、あたたかい感じ。
    ずっと手許に置いて、時々読み返したいと思えるお話でした。

    今までの万城目さんのイメージをいい意味で裏切ってくれました。

  • 使われている言葉の、音の響きがとっても良い。

    ポコン、と知恵が啓かれる。
    刎頚の友。
    ほとほと。
    いかんせん。
    やおら。
    とくとくと。
    まず「かのこ」っていう名前がいい

    マドレーヌ夫人と玄三郎の物語は、ちょっと突拍子もないかんじだったけど、リズミカルな表現と、かのこちゃんの頭の中でぐるぐる展開していく世界観が可愛くて、読み終わったあとに優しい気持ちになれるお話でした。

  • いつもの万城目テイストとは少し違いました。
    奇想天外と言うよりは、ちょっぴり不思議でほんわかしたお話。

    かのこちゃんが素直でかわいらしくて、顔がゆるみます。
    間違いなく両親から愛情いっぱいで育てられた子です。
    とにかく可愛いし、賢いし、ちょっと変わってて面白いし。
    そのかのこちゃんが、一字一字読み進むごとに成長していくのが
    感じられて、母親気分で見守りました。

    マドレーヌ夫人と玄三郎の夫婦愛、かのこちゃんとすずちゃんの友情。気品ある猫の集会、犬の結束力。かのこちゃんの両親の優しさ。全てがほっこりで、時々クスっと笑えたり、しんみりしたり、ウルっとしたり、薄い本ながらもしっかり楽しめました。

    そして「かのこ」ちゃんの名前の由来!!
    ニヤリとしちゃいました~

  • 幼い頃の記憶をくすぐられた。夏休み明けの登校日、恥ずかしいけどドキドキするような気持ちなんで忘れてた。
    子供にしかない感性は素敵だ。

    万城目学ぽくないが、少し不思議で暖かく切ない小説。

  • 男の子はおバカだというが、女の子だっておバカでかわいい。
    大人を小さくしたのではない。子どもにしかできない考え方、行動。
    なんていとおしいのだろう。

    今はもう失われた感性。
    私はそうだった。今思えば、私は十分におバカな子だった。

    小学一年生の女の子と猫が主人公の物語なのだが、でてくるかのこちゃんがむちゃくちゃかわいい。

    幼少期からちょっと言語をりゅちょうに操るようになった頃の、たまらなく
    わくわくするような毎日をおもいださせてくれるようなお話でした。

    きらきらと光る毎日の成長。いいなぁ。

  • 出会いがあれば別れもあり、失うものあれば得るものあるんだということを改めて考えさせられた。とても心温まる作品かつ感動的な作品でした。本当にいい話!!

  • 穏やかな日常の描写から、一気にアクセル効かせて不思議な世界に連れて行ってくれる。
    そして大切なことを教えてくれるラストへ。

  • 万城目さんの突拍子もなさは、今回やや鳴りを潜めて(と言っても突拍子もないと言えば突拍子もないのですが、ほかの作品と比べれば全然、と言える感じ)いるのですが、このトーン、この雰囲気、好きですね。ついていけなさ加減に笑わされるような感じはない分、ほほえましさがいっぱい詰まっている感じです。もちろんところどころに笑い要素は忘れず。
    小学1年生のかのこちゃんの友情と成長を中心としながら、マドレーヌ夫人(猫)の活躍(?)を描くわけですが、マドレーヌ夫人(繰り返しますが、猫)と玄三郎(犬)の夫婦の話にうっかりほろっと来たり。ちょっとふわっとした不思議な空気に包まれた、そんな物語でした。

  • 小学校1年生の女の子と猫と犬の、ちょっと不思議で、なかなか愉快で、不覚にもほろりとさせられる、そんなお話。

    読み応えがあるかと言われれば、それはまあ・・・という感じですが、読んだ後に心が少し軽くなるような感覚は、実はなかなか得られないものなのです。

  • 可愛いかった。
    リラックスして読める一冊。
    量も内容もとてもちょうど良い。

    小学生の女の子の当たり前で何気無い日常
    猫の当たり前で何気無い日常
    この二つが軸となり、時には重なりながら進んでいく。

    両者とも出会いと別れを経験し、あっという間に成長していく。
    子どもながらに、猫ながらに、またひとつ強くなっていく。

    こどもの成長ははやい。
    素直でどこか面白くて、とても心地よい読後感である。

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著者プロフィール

1976年大阪府生まれ。京都大卒。2006年ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』が直木賞候補になる。他の著書に『ホルモー六景』『偉大なる、しゅららぼん』など。

「2016年 『バベル九朔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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