かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.98
  • (378)
  • (518)
  • (296)
  • (39)
  • (11)
本棚登録 : 3362
レビュー : 478
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041006870

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 大人が読む童話のようなかわいいお話。
    小学校一年生のかのこちゃん視点と
    かのこちゃんの家に突然やってきたマドレーヌと名付けられた猫視点で構成。
    かのこちゃんはもちろん、かのこちゃんの両親や先生がとっても素敵な大人でファンになりそう!

  • 小学1年生のかのこちゃんと猫のマドレーヌ夫人の日常。

    小さなころはあらゆることが新鮮だった。お母さんのお化粧品も、お父さんが使う難しい言葉も、色んなことが知りたくて仕方がなかった。
    かのこちゃんの好奇心が、懐かしくて可愛くて微笑ましい。

    これまでの万城目さんのスケール大きい作品と比べると、のほほんとした日常を書いたお話でタイプが違う。
    でも、万城目さん独特の世界観は健在。現実と妄想が融合していて、本当にあったら楽しいのに、と思わせてくれる。
    万城目さんの独特の言葉づかいが、好き。

    ☆あらすじ☆
    かのこちゃんは小学1年生の女の子。玄三郎はかの こちゃんの家の年老いた柴犬。マドレーヌ夫人は 外国語を話せるアカトラの猫。ゲリラ豪雨が襲っ たある日、玄三郎の犬小屋にマドレーヌ夫人が逃 げこんできて…。元気なかのこちゃんの活躍、気高 いマドレーヌ夫人の冒険、この世の不思議、うれ しい出会い、いつか訪れる別れ。誰もが通り過ぎ た日々が、キラキラした輝きとともに蘇り、やが て静かな余韻が心の奥底に染みわたる。

  • ふんけーの友、ゴリラじゃないやつ…まだ小学生の小さな女の子の独特な言語センスにちょっとほのぼのとします。好奇心にあふれたかのこちゃんが猫のマドレーヌ夫人、そして友達のすずちゃんをはじめ小学校という新しい環境での交流の中で「知恵が啓かれる」成長が瑞々しく描かれています。マドレーヌという名前も、赤トラのふわふわした毛並のやわらかそうな猫を彷彿とさせる素敵なネーミング。ほのぼのとした気持ちになるお話です。

  • 穏やかな日常の描写から、一気にアクセル効かせて不思議な世界に連れて行ってくれる。
    そして大切なことを教えてくれるラストへ。

  • ちょっと不思議な?女の子、かのこちゃんとその友達や家族、そして飼い犬の玄三郎と猫のマドレーヌ夫人が巻き起こすストーリー。
    玄三郎とマドレーヌの穏やかな関係がいい。
    そして「猫又!」我が家の猫も猫又しないかしら…(笑)

  • 猫は、人の言葉は理解できるが犬の言葉は分からない。
    そんな世界のおはなし。

    ぼくはなぜ小説を読むのか。
    それは本を開いたとたん、その世界の住人になれるから。
    そんなことを、万城目学の作品にふれると改めて確認できる。

    独特すぎる万城目ワールドは、真っ暗な洞窟を手探りで進んでいく感覚がある。
    破綻の危うさ。それがドキドキする。

    しかし見事なまでに着地する。
    それを味あうために、彼の作品を見つけると手に取るのだ。

  • 小学生のかのこちゃんと人間&犬の言葉を理解する猫のマドレーヌ。一人と一匹の視点で描かれるちょっぴり不思議な物語。かのこちゃんのワクワクする気持ちや不安な様子を読むにつれ、自分も味わった気持ちを思い出して「ふふ」と笑みが浮かぶ。物凄くテンションが上がった家の庭でする花火大会。全力ではしゃぐプール。その後、畳の上で大の字で眠る気持ちよさ。休み明けの学校へ行く憂鬱さと楽しさ。夏休みの自由研究への興味津々な見開く目、などなど。

    かのこちゃんと親友すずちゃんの別れや、愛犬との別れの切なさも読んでいてじんわりと心が温かくも締め付けられる。不思議な力でマドレーヌ夫人がかのこちゃんのため、犬の夫のため奮闘する姿が更にきゅんときます(*´ェ`*)素敵な物語でした♪

  • 小学一年生のかのこちゃんと、猫だけれど老犬の玄三郎の妻のマドレーヌ夫人の日常がほんわかしていて癒される。難しい言葉バトルに、友達のすずとのござる言葉でのお茶会や夏祭り、夫人が人間の意識の中に入ってプールに参加させられる夢との境界が曖昧な少し不思議な話等、かのこ目線も夫人目線も楽しめた。

  • 元気で可愛いかのこちゃんに癒され
    マドレーヌ夫人の冒険にはワクワクが止まらない。
    鹿と話せるっていうくだり、勘繰ってしまいますね(^^)
    お父さん…いや別人だよね。

  • 今まで読んだ万城目作品とは少し違った味わいの。猫目線で描かれた世界でした。

著者プロフィール

1976年大阪府生まれ。京都大卒。2006年ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』が直木賞候補になる。他の著書に『ホルモー六景』『偉大なる、しゅららぼん』など。

「2016年 『バベル九朔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (角川文庫)のその他の作品

万城目学の作品

ツイートする