- 本 ・本 (512ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041006979
作品紹介・あらすじ
火村&アリスコンビにメルカトル鮎、狩野俊介など国内の人気名探偵を始め、極上のミステリ作品が集結! 現代気鋭の作家8名が魅せる超絶ミステリ・アンソロジー!
感想・レビュー・書評
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有栖川有栖、折原一、太田忠司、赤川次郎、西澤保彦、霞流一、鯨統一郎、麻耶雄嵩の8編アンソロジー。残念ながら特出した作品はないが、メルカトルを久々に読めたのは嬉しい。ベストは西澤保彦の「時計じかけの小鳥」。
・砕けた叫び
発想が面白い。人によっては言い訳じみていると感じるかもしれないが、強いメッセージに受け取った
・トロイの密室
バカミスの人でしたっけ?話としては割と面白いんだが...
・神影荘奇談
真相はありきたり。ただ、狩野俊介がどんな人かは少し気になった
・命の恩人
可もなく不可もなく
・時計じかけの小鳥
著者得意のパズラー。彼女の妄想が単なる事件の謎解きで終わってないのがいい
・タワーに死す
ぶっちゃけこの作品はなくていい
・Aは安楽椅子のA
くだらない。しかし吹いたから私の負け
・氷山の一角
メルカトル、今日も相変わらず。十分面白いけど、メル短編の中では割と普通詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
有栖川有栖が好きで購入して、早数年。。積読したままだったので読むことにしました。
「砕けた叫び」有栖川有栖 ★★★★☆
安定の有栖川有栖。
「トロイの密室」折原一 ★★★☆☆
登場人物があまり好きじゃない。
「神影荘奇談」太田忠司 ★★★★☆
想像できるストーリー。
「命の恩人」赤川次郎 ★★★★☆
読み安くて面白かった。
「時計じかけの小鳥」西澤保彦 ★★★☆☆
最後がイマイチ。
「タワーに死す」霞流一 ★★★☆☆
登場人物は良いけど、トリックがイマイチ。
「Aは安楽椅子のA」鯨統一郎 ★★★☆☆
好きな作家さんだけど、このお話はイマイチ。
「氷山の一角」麻耶雄嵩 ★★☆☆☆
よくわからなかった。 -
8人の作家陣によるアンソロジー。お馴染みの名探偵や刑事さんが登場で楽しかった。シチュエーションもさまざまで面白かった。折原さんと西澤さんの作品が特にも好み。
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【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
麻耶雄嵩『氷山の一角』目当てに買いました。
さすがのメルの非道さで良かったです。
他の作品も面白く読めました。 -
複数作家によるアンソロジー。どこがどう「赤に捧げる」のかはよくわからない。また、どれも小粒で個々の作品として良い出来栄えのものはないので、とりあえずいろいろな作家のものを試し読みできる一冊としてとらえたほうがいいかもしれない。個人的には、トリックの良し悪しは別にして、鯨統一郎氏の作品の文章が好き。あと、まさしく“安楽椅子探偵”という発想も嫌いじゃない。
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安心して気軽に読めるアンソロジーです。
こうして、色んな作家さんの短編をまとめて読めるのは、それぞれの色が際立って面白いものですね。
個人的には、「命の恩人」が好きでした。 -
うーむ…可もなく不可もなし、という印象。このところ続けざまにミステリのアンソロジーを読んできたが、ここまで良くも悪くもひっかかりがなかったのは初めてだった。
ハッタリの効いた太田作品と、抑制されたトーンの赤川作品が、対照的な双璧かな。
アリス先生はさすがの安定感。この人ほんとに手堅いなー。
マヤタンのはやや小ネタかな。ミステリ的な意味だけでなく、小説として。メルと美袋、通常運転です。
他の人たちは「ふーん」て感じ。
大きな破綻がなかったということで、ちょっと甘めの星3つ。
2013/12/27読了
アンソロジーの作品





