ALONE TOGETHER (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 295
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041007068

作品紹介・あらすじ

「私が殺した女性の、娘さんを守って欲しいのです」。3年前に医大を辞めた僕に、教授が切り出した突然の依頼。それが物語の始まりだった。不登校児を集めた塾でバイトしている僕は、他人の波長にシンクロしてしまう能力を持っており、同時にそれは人を傷つける呪いでもあった。一番近くにいる女性にもそのことを打ち明けられない僕だったが-。人と人はどこまで分かりあえるのか?瑞々しさに満ちた傑作長編小説。

感想・レビュー・書評

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  • 心の問題って自分では
    なかなか折り合いがつけられないものなのかな

  • 悲しい呪いの力を持つ青年の物語.ミステリアスで切ない心の葛藤,もうそれだけで僕の好みのど真ん中.評価が二分しそうな作品だけど,ぜひ読んでみてほしいな.
    以下あらすじ(巻末より)
    「私が殺した女性の、娘さんを守って欲しいのです」。3年前に医大を辞めた僕に、教授が切り出した突然の依頼。それが物語の始まりだった。不登校児を集めた塾でバイトしている僕は、他人の波長にシンクロしてしまう能力を持っており、同時にそれは人を傷つける呪いでもあった。一番近くにいる女性にもそのことを打ち明けられない僕だったが―。人と人はどこまで分かりあえるのか?瑞々しさに満ちた傑作長編小説。

  • 20140406

  • 波長とかシンクロして相手の心の底を知ったとしても、その後に、何を思うか、どういった対応をするか、何を言うかは、経験や知識によっても変わってくるだろう。
    色々考えさせられたかな!?

  • こっちは本多さんの長編小説。
    本多ワールド炸裂で、軽妙な語り口ながらもやはり重いテーマの物語。

    なぜか本多さんの物語は、主人公が変な依頼を受けて、それを解決するような物語が多い(笑)
    そして、その中で、さまざまな人間ドラマと真実を暴いてしまうそんな切ない話が多いのでは?と思います。

    本作品では、他人の波長にシンクロしてしまう能力を持っている主人公の物語。
    大学教授に依頼され、ある女の子を守るように依頼されます。その流れの中で出会うさまざまな人との交流、そして、その能力がゆえに相手の真実、秘密を暴露してしまい、相手を傷つけてしまう。人と人はどこまで分かり合えるのか?それがテーマの物語です。

    本書ではそれを「呪い」として、語っていますが、残念ながら、その本当の意味するところまでは読み解けませんでした。そんなわけで、ちょっともやもや感が残ります。
    自分自身が見たくなく、気がついてもいない本音や真実の部分を、この主人公によって暴かれてしまうことが「呪い」なのかなぁと思いながらも、それが結局どうなんだっていうところがうまく整理できずに終わってしまっています。

    そんなわけで、ちょっとすっきりしない物語。

  • 悩みから解放されれば幸せになれるってことかな?
    主人公が人の人生引っ掻き回しただけな感じがした。

  • わからなくないけど、そうじゃない気もするような、もやもやっとした作品。

  • 「しまくる」ってふいた(@ ̄ρ ̄@)

    もし仮に、自分にこういう能力みたいなものがあったなら、どんな風に使うかな?

  • 2013.03

  • 人は完全には分かり合えない・・・。

    いくら、想い合っていても、時には、鬱陶しく思うときもあるだろうし、逆に思われるときもあるだろう。

    友達、恋人、親、子、血のつながりがある者同士だって、いつも、相手の全てを受け入れることはできないと思う。

    受け入れるということは、自分に対する余裕や時間があるからこそ、周りに目を向け、できることなのかもしれない。

    すべてを理解し、分かり合うなんてことはできなくても、寄り添うことはできる。
    相手が少しでも、安らげるように、その人のためだけに祈ることはできる。

    大切な人達が、心に隠している想いを共有し合えなくても、そばに寄り添い、その人のためだけに祈りを捧げられる人でありたいと思った小説でした。

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著者プロフィール

本多 孝好(ほんだ たかよし)
1971年、東京都生まれ。弁護士になるため慶應義塾大学法学部に入学したが、大学4年生の時、同じ学部の金城一紀に小説執筆を依頼されたことがきっかけで、作家を選択肢に入れる。弁護士になるか迷っているさなかの1994年、「眠りの海」で第16回小説推理新人賞を受賞し、作家となることを決心。
以降、1999年『MISSING』で単行本デビュー。
2008年短編集『FINE DAYS』に収録された『イエスタデイズ』が映画化されたのを皮切りに、『真夜中の五分前』、『ストレイヤーズ・クロニクル』、『at Home』など映画化された作品多数。その他代表作として、『MOMENT』など。

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