ALONE TOGETHER (角川文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2013年2月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041007068
作品紹介・あらすじ
「私が殺した女性の、娘さんを守って欲しいのです」。3年前に医大を辞めた僕に、教授が切り出した突然の依頼。それが物語の始まりだった。不登校児を集めた塾でバイトしている僕は、他人の波長にシンクロしてしまう能力を持っており、同時にそれは人を傷つける呪いでもあった。一番近くにいる女性にもそのことを打ち明けられない僕だったが-。人と人はどこまで分かりあえるのか?瑞々しさに満ちた傑作長編小説。
感想・レビュー・書評
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来月引越しのため新しく本を買うことが出来ず(荷物が…本の量が…笑)
昔読んたけど感想書いてなかったもの再読中…
相変わらずの本多孝好さんの不思議な世界観。
ずーっと暗い感じのまま進む。
人の波長とシンクロでき、同時に人を傷つけてしまう呪いを持つ主人公。
人の本音を引き出せる能力なんて非現実的なのに、なんか言葉がリアル。
犯罪をしている中学生の男の子とシンクロする場面では、社会に対する不安、不満がすごくわかる。
もっとハッピーエンドで終わってってくれればいいのに〜でもこんなちょっと陰鬱な感じが本多孝好さんぽいのかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
孤独を、ぼんやりとであっても正しく認識できている人とそうではない人がいる。
認識できていても、受け止め、受け入れることができない人もいる。
それぞれの自分と、どう折り合いをつけていくのか。
自分ではない他人と、どう関係性を保つのか。
テーマはいい。
登場人物の選ぶ言葉もいい。
ただ、ストーリーの結びがテーマに対して薄く軽すぎた感が否めません。
なので、☆3つ。 -
『MISSING』の方が好きだったな。
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一体何回読めば気が済むんだろう笑笑
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なんか一気に読んだけど、微妙!
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心の問題って自分では
なかなか折り合いがつけられないものなのかな -
悲しい呪いの力を持つ青年の物語.ミステリアスで切ない心の葛藤,もうそれだけで僕の好みのど真ん中.評価が二分しそうな作品だけど,ぜひ読んでみてほしいな.
以下あらすじ(巻末より)
「私が殺した女性の、娘さんを守って欲しいのです」。3年前に医大を辞めた僕に、教授が切り出した突然の依頼。それが物語の始まりだった。不登校児を集めた塾でバイトしている僕は、他人の波長にシンクロしてしまう能力を持っており、同時にそれは人を傷つける呪いでもあった。一番近くにいる女性にもそのことを打ち明けられない僕だったが―。人と人はどこまで分かりあえるのか?瑞々しさに満ちた傑作長編小説。 -
20140406
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波長とかシンクロして相手の心の底を知ったとしても、その後に、何を思うか、どういった対応をするか、何を言うかは、経験や知識によっても変わってくるだろう。
色々考えさせられたかな!?