MISSING (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.44
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本棚登録 : 475
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041007075

作品紹介・あらすじ

彼女と会ったとき、誰かに似ていると思った。何のことはない。その顔は、幼い頃の私と同じ顔なのだ。生徒に対して距離をとって接する私が、彼女にだけ近づいたのは自然な流れだった-。夜の海辺で、恋人と過ごした日日を回想する私。だがその裏には、これまで見えていなかった真実が息を潜めていた。(「眠りの海」)「このミステリーがすごい!2000年版」第10位!透明感溢れる哀切と驚きにみちた、デビュー短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりの本多さん

    どこか遠いような世界でそう遠くないような世界
    いや、やっぱ遠いのか?

    そんな絶妙な世界観というか人間関係というか
    綺麗事抜きの人間の本質を描くのがうまいなあ
    本多さんは。

  • お洒落な文体が慶應ボーイっぽくて少し鼻につく。

  • 「瑠璃」が一番良かったなあ

  • んーーーー、短編自体が私苦手なのだろうか。最後飽きてしまい読まずじまい。「蝉の証」は良かった。眠りの海もまあまあ。瑠璃は、理解しがたい部分もあったけど、よくよく思い返すと、深い話のような気がする。

  • 貸してもらって読んだ一冊。
    眠りの海、たぶん好きだよって言われて本当に気に入ってしまった。
    そんなに歪にみえているのかしら。

  • よかった。

  • 以前読んだ色んな作者の短編が入った短編集で見かけて以来
    気になっていたので読んでみました。
    嫁が学生時代に買ったらしく家にあったので。

    このミステリーがすごい!の10位になって注目された
    ということですが、作品から特にミステリーっぽさを感じませんでした。

    一つ一つの物語はあまり救いのあるものではなく結構暗いものなのですが
    何か作品に惹き込まれてついつい先が気になってしまう
    そんな作品たちでした。

    全般的に主人公の男が悟った風な感じというか
    村上春樹の小説に出てきそうな感じというかそんな感じだったので
    村上春樹好きの私には楽しめたというところでしょうか。

  • 最近本多作品ばかり読んでいるからかあまり目新しさがなくなってきたかな。
    瑠璃は新しいかんじがしてすきだった。
    そしてあの話を最後に持ってきたのがすごく不思議だった。

  • 本多さんのデビュー短編集。
    余韻が残る短編集でした。
    作品は全部で5つ。

    眠りの海
    祈灯
    蝉の証
    瑠璃
    彼の住む場所

    いずれも、本多さんの作品らしく、軽妙な語り口ながらも「死」を題材とした作品となっています。
    <眠りの海>
    海で自殺しようとした男が語る恋人との回想の物語
    <祈灯>
    妹の交通事故のショックから妹に成りすましている姉の物語
    <蝉の証>
    老人の最後の願いで、ある女子高生を探す物語
    <瑠璃>
    過去の自分と変わってしまった自分に気がついてしまう女の子の物語
    <彼の住む場所>
    自分の影響で周りの人が死んでしまう男の影の物語

    いずれの作品も切ない物語となっていますが、
    祈灯
    で明かされていく真実はちょっとつらく、一番ミステリっぽい物語です。
    そして
    瑠璃
    は、これらの作品の中でも一番切ない物語ではないかと思います。女の子がその成長の中で、自分自身のGAPに悩み、そして最後の結果は切なくなってしまいます。

    本題の「missing」とあいまって、短編ながらも深い作品と感じます。

  • 切なくて、やるせなくて、静かにふきすさんでる・・・

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著者プロフィール

本多 孝好(ほんだ たかよし)
1971年、東京都生まれ。弁護士になるため慶應義塾大学法学部に入学したが、大学4年生の時、同じ学部の金城一紀に小説執筆を依頼されたことがきっかけで、作家を選択肢に入れる。弁護士になるか迷っているさなかの1994年、「眠りの海」で第16回小説推理新人賞を受賞し、作家となることを決心。
以降、1999年『MISSING』で単行本デビュー。
2008年短編集『FINE DAYS』に収録された『イエスタデイズ』が映画化されたのを皮切りに、『真夜中の五分前』、『ストレイヤーズ・クロニクル』、『at Home』など映画化された作品多数。その他代表作として、『MOMENT』など。

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