少年陰陽師 うごもつ蔽に捧げもて (角川ビーンズ文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2013年2月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041007280
作品紹介・あらすじ
件の予言は、はずれない-。十二神将の一柱、朱雀に神将殺しの剣で貫かれた紅蓮。彼の安否が分からぬまま、襲い来る安倍晴明と神将たちから逃げる昌浩と勾陣は、同じく晴明に追われる屍と咲光映と行動を共にする。尸櫻の邪念が押し寄せてくる中、何があっても彼女を護ると誓う屍。その姿を見た昌浩は、かつての自分たちの姿を思い出し…。しかし、尸櫻は確実に彼らの生気を蝕んでいた-。緊迫の"尸櫻編"第三巻。
感想・レビュー・書評
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高校時代からずっと読み続けている少年陰陽師シリーズ尸櫻編第3弾。
背筋が凍り心臓が握りつぶされそうなくらいの恐怖を感じました。
何が恐いって、一番最初のシリーズで一瞬だけ触れた設定が、ここにきてそのフラグを回収しようとしてるってことに気づいたあの瞬間。
本当に、結城先生の話は奥が深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
尸櫻編③
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彼らとともに逃げてみれば、そこは彼らが逃げてきた場所。
何故彼女を連れて逃げていたか、が分かる。
疲れて、休んでも休み切れないのは
眠れない状態かと思ったら…。
ぞっとする状態です。
あちらは一応一端大丈夫な状態になっていますが
何かのフラグなのか、本当に、なのか。
そもそも一体どうしてこうなってしまっているのか。
最後にやっと出てきた相棒が投げかけた質問は
一体どういう事なのか。
謎が多くて、どうなるのかさっぱり分かりません。
合間に出てくる、彼女の希望も叶うのか…。
遅々として進まない問題ばかりです。 -
【図書館本】シリーズ39作目、尸櫻編3/5。
おそらく映像化すればとても幻想的な光景が広がっているんだろうが、脳内では上手くイメージ出来ず、あまり理解も出来ていない。わからないから面白くないし、面白くないから読書速度も落ちる。気力ももたない。疲れた。
嵬や雑鬼たちだけが救い。 -
晴明は晴明だけど、何かがおかしい… 侑子内親王御一行をみていると、少しほっとする。梓を救った風音かっこいい。繰り返される咎と罰。もしかして遠い昔に「身代わり」にしてたのは、あの子たちなのか。
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晴明さま側の事がイマイチ掴めないけど、絶対晴明さまは思惑があって動いているような気がしてならない。たぬきなじい様好きですよ。
絶対振り回されたくない! と思っている筈の昌浩くんを手のひらの上で違和感なく踊らせてる感じ。うーん、上手く言葉にならないなぁ。
勾姐さんカッコいい!! 紅蓮の出番は少なくてちょっと残念だったかなー。風音さん側、姫宮さまご一行が私の癒し要素。 -
相変わらず読めない晴明の思惑。
屍と咲光映の正体も今ひとつはっきりしないし、わからないことだらけでちょっとフラストレーションがたまる。
顔を見ることさえかなわぬ昌浩と彰子が切ない。 -
なにか起こってるんだけど、理由がわからない。
そのなかを、最善を探してもがく昌浩がいい。 -
勾陣姐さんマジかっこよかった!
晴明さん…。いったい何が!? -
自分の選ばなかった道を進む屍に自分を重ねる昌浩の姿が読んでて辛かった。それにしても一向にじい様サイドがどうなってるかがわからなくて次巻が待ち遠しい。