我、天命を覆す 陰陽師・安倍晴明 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041007457

作品紹介・あらすじ

人と化生のあいだに生まれた安倍晴明。陰陽師として類い希なる力を持っていた彼には貴族から依頼がたえない。ある日、賀茂祭を見に行った晴明は、外つ国からきた、化け物と鉢合わせするが――!?

感想・レビュー・書評

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  • 言葉、文章、台詞、単語、イロイロあるけど、どれも好み。
    私の読者の目的、ストーリーに関係なく、素敵な文章に出会うこと、絵画のような、映画のような、舞台のような。色彩を伴い、音を奏で、立体となる、そんな文章。
    この本にもたくさん詰まってた。

  • 言葉も難しくなくて読みやすかった
    鬼人意外と簡単にやられちゃったかな?という印象です。十二神将たちとのやり取りの量が多かったからなのかもしれませんが…

    狐のお面の表紙、好きです

  • 若い清明が十二神将を使役する話。
    面白かったー。
    闘蛇に紅蓮の名をつけるのは、少々あっさり感が否めないけど。
    当たり前だけど、昌弘と清明が似ていてにんまりしてしまうし、姫があの人というのもニヤニヤしてしまう。

  • 晴明が十二天将に使役したきっかけと経緯。

  • 十二神将を従える過程ずっと読みたかったので、若き晴明のお話、興味深く読みました。この後も色んな経験を積んで、そして、あのようなじい様になったんだなぁっと。

  • 2014.6.14

  • 少年陰陽師はある程度(颯峰編まで)読んである、という前提で書いております

    まず、安倍晴明の話、というよりは、少年陰陽師の外伝として見たほうが楽しめると思います。少年陰陽師未読でも読めはするだろうけど、十二神将を使役した時のエピソードがメインになっているので、どうしても少年陰陽師の方で十二神将のことを知っている方が楽しめるかと思うので、この評価デス

    えー、個人的には、昔の晴明の以外な一面が見られて面白かったデス
    少年陰陽師の時点ではすでに孫もいるような爺なんで、飄々とした性格はしていても、ある程度落ち着いているのですが、まだこの頃は若かったんだな、とw
    姫御前は一体何者なんだろうな~。もうちょっと出てくるのかと思えば、そんなこともなく…
    単行本では2巻も出ているので、そっちにはもうちょっと出番があるのかなぁ?

    全体的には楽しみ読めたのですが、若菜救出よりも十二神将の使役に重きが置かれていたために、事件としては凄くあっさりばっさりと終わってしまった感じデス
    まぁ、これを2冊に分けるとなると凄く半端になりますし、これはしょうがないかなぁ…
    文庫という名の鈍器を執筆しているような方々の本なら、もうちょっと分厚くもできたんでしょうが、やはり少し駆け足だったかなぁ?
    というか、詰め込みすぎ…?

    しかし、読んでてすごーく少年陰陽師の方を読みたくなりました
    十二神将と晴明の掛け合いが見たくなったのですw
    少年陰陽師も籠目編以降を少しずつ揃えないとなぁ…

    ちなみに、陰陽師・安倍晴明のお話と思って読むと微妙かもしれません

    それにしても、書く人によって晴明像が違うのも面白いですけど、晴明の相棒? 相手…? が違うのも面白いですね

  • (自称?)親友?斎とか師匠の賀茂忠行との関係や、橘家の姫君との馴初めとか。
    安部晴明を取り巻く環境が窺える文章もありますが、
    この小説の大部分は、十二神将とのやり取りでした。
    十二神将というからには十二柱いる訳で、
    晴明が一柱づつ四苦八苦しながら対峙して式に下していきます。
    その際に突きつけられる問いを通して自分自身を見つめ直します。
    最後には目的の化け物と対峙して一応の決着はつきますが、
    全体を通して序章のような感触を得ました。
    十二神将という式神を得て、晴明の活躍はここから始まる・・・
    といった余韻を、読み終えた後に感じました。
    実際、続編も既に出ているみたいですね。


    化け物の正体については、
    陰陽師ものとして読んでいて私的にはちょっと意外でした。
    橘家の姫君とのその後も気になる。

  • 十二神将を式に下すのがメインだけど、若かりし頃の二人の関係が興味深い。

  • 敵のオチが…ちょっとがっかり。
    さらーっと読めたけどそれだけで終わっちゃったなぁ。尻切れトンボなような。
    彼女の首のあれはそのままで終わり?なのか。
    少年~の方を読んだことがないから、読んでれば感想もまた違ったのかも。

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著者プロフィール

東京都在住。2000年9月『篁破幻草子 あだし野に眠るもの』で作家デビュー。02年1月に発売された『少年陰陽師 異邦の影を探しだせ』より「少年陰陽師」シリーズがスタート。累計550万部を超える大ヒット作となる。その他に『陰陽師・安倍晴明』シリーズ、『吉祥寺よろず怪事請負処』シリーズ(いずれもKADOKAWAより刊行)など。

「2022年 『シャーロック・ホームズを読んだことのない俺、目が覚めたらコナン・ドイルでした』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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