- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041007747
作品紹介・あらすじ
友情、憧れ、片想い、失恋……誰もが通る中学という大人への階段。児童文芸新人賞受賞の実力派が、5人の男女を通して思春期の1ページを鮮やかに切り取った、まったく新しい青春小説。
感想・レビュー・書評
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恋愛したくなった。
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いちばんのお気に入りはロスト・パラダイス。少年期へ別れを告げ、大人への一歩を踏み出したような喪失感。人生って、変わるときは本当に一瞬。1週間前と今とで起きていることも感じていることも、色々なことが変わっているなんてことばかり。変化は突然訪れるんだよな。
ふと昔を振り返った時、戻りたいたくないに関わらず戻れないところまで、ずいぶん遠いところに自分は来たなあと思うので、大介の気持ちにはとても共感できてしまった。 -
普通の中学生。普通の片思い。物語だけどドラマティックになりすぎないところが好きです。正体不明のモヤモヤした気持ちだとかいつも心にある小さな片思いだとか。やわらかくて素直な文章が心地よく感じました。表題作と書き下ろしの2つが特にお気に入りです。「だれかをだいじに思ってると、ベテルギウスなんてちっとも怖くないのかもしれない」って台詞がすごく好き。
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甘酸っぱい。
好きです。 -
理科準備室はやわらかな日ざしに包まれて、とても静かだった。中学校になじめない私にとって、昼休みの秘密の勉強会は大海原に浮かぶ小島のような存在だ。物静かな横山くん、元気いっぱいの野田さん、マフラーを編みに来ている芝原さん、そして陸上部の三田村くん。「ひとり好き」だったはずの私は、いつしか三田村くんに恋していた―。中学2年生の男女がおりなす、甘ずっぱくてちょっぴりブルーな青春小説。
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なかなか面白かった。
短編集でキャラクターは同じ学校のこが色々でてくるんだけど、最初の子はなんかちょっと腹立つ感じだった。 -
絶賛らしい