ホーンテッド・キャンパス 桜の宵の満開の下 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川書店
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レビュー : 47
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041008027

作品紹介・あらすじ

片想いの美少女こよみと共に、奇妙に充実した「オカルト研究会」ライフを送る、大学生の八神森司。しかし桜の季節、こよみの元同級生の爽やかイケメンが現れて……。恋も恐怖も増量中の人気シリーズ第3弾!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ三作目。怖くないホラー短編集だと思っていたら、少しだけ裏切られた。方向転換?。最後の呪いの沼の話しはショートムービーにできそうなくらい怖かった。真夏に読むにふさわしい出来となっています。お祖母ちゃんの霊が孫を守って恋人に憑依していた話しは良かった。

  • 日常系ライト?ホラー、第3弾。
    大学2年生・春のお話し、、これまた、甘酸っぱい。

    徐々に人の悪意のえげつなさが怖くなってきたように感じながらも、
    これは二人の成長の物語なのかな、とも読みとれたり。

    サボテンの名前とか、凄く、気になります、
    終盤でのポロっと本音?も、気になります。

    こういう大学生活なら、もう一度やってみたいなぁ、とも。

  • オカルト研究会5人の大学生のキャンパス・ライフと怪奇な心霊現象奇譚が絶妙にブレンドされた恋愛ホラーミステリの3冊目です。このシリーズの魅力は死者の霊が怨念で化けて出るだけの単純な構造ではなく複雑に捻ったマニアックなオチが用意されている点で、加えて100%現実路線の方向へ転じて読者をガッカリさせたりしないのも大きいと思いますね。私が考えるメンバー5人の一番の長所は欲得抜きの無償の人助けですね。こよみに片思いの森司は強力な恋のライバル小山内にさえ遠慮してしまうヘタレぶりですが、でも優しさが彼の美点でしょうね。

  • 「月の夜がたり」
    体の芯から冷える感覚。
    雪女の伝承が彼等の故郷にあった訳はこんな残酷な現実を隠す為だったと思うと、下手な妖怪よりも人間の方が怖いとつくづく思うな。
    彼は忘れていただけと言うが、そんな事をし人一人亡くなった事を簡単に忘れられるのかと疑問には思うが忘れなくては心が持たなかったのかもしれないな。

    「覗く眼」
    何処にでも現れる。
    突然こんな現象に出会ったら誰でも知り合いよりも過去の出来事や、自分が何処かで憑けてしまった者による現象だと思ってしまうだろうな。
    自分と彼を引き合わした彼女を恨む気持ちは分からなくはないが、軽率に彼の性格などを知らず着いて行った彼女も彼女だと思ってしまうけれどな。

    「なきぼくろのひと」
    豹変した態度と困惑の日々。
    自分自身が思ってもいない事を急に自分がやっていたら誰でも混乱するだろうし、過去の記憶を頼りにし原因らしきものがあればそれが真実だと疑わないだろうな。
    彼女には本当の事を伏せたままなのか分からないが、彼等にとって最善の策を早期にとれたのは良かったと思っていいのだろうか。

    「白丁花の庭」
    人為的に起こされた現象。
    理不尽に怒られ尚且つ圧力をかけ無茶を言う人物が嫌いになるのは当たり前の事だが、今回ばかりは備品の破壊や虚偽の申告など少しやり過ぎな気がするな。
    相手の為を思い全ての家事を請け負っていたのかもしれないが、よく良く考えればもしも自分が居なくなった時何も出来ない人間を作ってしまうのだよな。

    「水辺の恋人たち」
    なんとなく足が向かってしまう。
    事実を捻じ曲げて伝えられたうえに大切な人にも裏切られたとなったら、悪霊になり兎に角誰でもいいから同じ目に合えと思ってしまうのかもしれないな。
    メールをと上手くいい外に出た時には既に彼女は彼女で無くなっていたのかもしれないが、無事に彼女を取り戻す事が出来て良かった。

  • 大学のオカルト研究会では、オカルトな依頼を受けている。ちょっと頼りないけど霊視ができる森司は同じオカ研のこよみに惚れているが、ライバル登場!?
    やー、ラブ部分がもりあがるもりあがる〜いちゃいちゃしやがって〜。ミステリ部分もなかなか面白かった。オカルトありのミステリ好き(ちょっとライトでもいいよ!)方は読んでみてもいいと思います。森司の朴念仁ぶりも冴えている。

  • 今日も今日とて、依頼がやってきた…のだが
    ここにきて、ライバル出現!?

    話すのさえ緊張して固まってしまう、という
    ライバルが登場、の今回。
    最初の依頼の付き添いできたライバル。
    そちらの依頼内容は、子供の頃の事故が実は…という
    消えていた記憶まで呼び覚ます始末。
    閉鎖空間である村なんかでは、ありそうな話ですが
    それを子供が…というのは異常です。
    お山の大将だったのと、そう思えるほど
    言われ続けていたのが現況かも?
    依頼者も案外すごいというか…それほど『彼』の
    積もり積もったものがあったのか。

    2話目は、自分に起こったら怖すぎです。
    一部分だけ、というのも怖いですが
    逆恨みでは? と言いたくなる内容。
    何か噂、みたいなものはなかったのでしょうか?
    いやでも全員新規の知り合いで固めてしまえば
    それも難しい?

    3話目は楽しい生活、幸せだった思い出、のはずが…。
    確かに、知らずにそのまま、となった場合
    知ってしまった時が恐ろしいです。
    が、それもこれも…ですけど。
    これが子供の時に気が付いたら、それはそれで
    今以上に辛い気もします。
    飲み込める歳で良かった?

    4話目は、きれいに騙されました。
    そりゃ仕返しもしたくなる、という教授ですが
    語り手に騙されました。
    最後まで読んでもう一度読むと、確かに、なのですが。

    ライバルが頑張ってデートに誘った5話。
    おかげで事件が発生して、おかげで自殺が~ですが
    立て板に水、状態で語る部長の情報量が凄い。
    事件終了後、ようやくライバルに告げるわけですが
    進み具合が…。

  • ラブコメ・ホラー第3弾。
    今回は2年生になってライバル登場。
    ホラー度も少しアップ。最後の話はちょっとやるせない。
    視えるだけで何もできないというもどかしさがわかったような気になります。

  • シリーズ第3弾。こよみをめぐるライバルとして、こよみの幼いころの同級生小山内陣が登場するが森司の小山内に対しての対応は相変わらず煮え切らない。こよみも小山内が登場しても森司の方に親近感を抱いている感じ。まあ、森司とこよみの仲はつかず離れずという微妙な距離でこのまま進むのかなあ。話で印象に残ったのは4話目の「白丁花の庭」。ポルターガイストを起こしたのが死んだ大学教授の妻ではなく飼っていた犬の方というオチ。だがその犬の残された大学教授に対する気持ちにうるっときた。続きは手に入れていないが読み続けていきたい。

  • う~んなんで最後のところ中途半端に切るのだろうか。    
    高スペックな恋のライバル登場とかもう完全にラブコメじゃないですかー。   
    今回は各話それぞれなかなか面白いお話だった。   
    こういうライトなオカルト系なら、結構楽しめていいですね。

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著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。2012年、『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。瑞々しいキャラクターと読みやすい文章で読者モニターから高い支持を得る。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。

「2019年 『ホーンテッド・キャンパス 夜を視る、星を撒く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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