六蓮国物語 翠竜と赤の天女(下) (角川ビーンズ文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041008164

作品紹介・あらすじ

凶悪な龍神の力を発揮させた崇怜を追い詰める結蓮と季隆。しかし崇怜に術をかけられ、結蓮は竜宮へ強制的に帰されてしまう!! 季隆は結蓮を追いかけ、竜宮に向かうが!? 中華ファンタジー感動の最終巻!!

感想・レビュー・書評

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  • 黒龍の器となった崇怜は異常な力を発揮するが、なんとか龍の本性に目覚めた結蓮と季隆の策略でを崇怜倒し、仙人の真君と六蓮女人の瑶花が黒龍を封印する。しかし、母親からもらった太刀を壊された結蓮は、龍族の住む龍宮城へ帰っていってしまう。さて、どうする?って、季隆は龍宮まで攫いに行くに決まってるよなあ。後半は付け足しみたいな、まるっきりのファンタジー。まあ、でもめでたしめでたし。

  • 7年越しくらいの読破!ずっと読みたかったので、読破できてうれしい!し、読んでいて楽しい時間でした^^水晶宮に帰っちゃってどうなることやらと思っていたけど、いい感じのまとまり具合で幸せです!著者の大人気のシリーズである「身代わり伯爵」も途中でとまっているので、こちらも早く読破したいな~

  • 上下巻の下巻。この巻で完結。

    前半は崇怜との戦い。
    琇有皇子が足ガクガクしながらかっこいいところを見せる!
    そんなヘタレ感がでてるところもいいなーw

    後半は季隆が結蓮を水晶宮に迎えに行く。
    今まではラブコメ感少なかったけど、ここにきてラブコメ感出てきました。
    そして意外なキャラだったのがお父さん。
    龍王…いや、お父さん。
    イケメンだろうと、お父さんw
    人界に戻った時のお父さんからの逆襲も笑いました。

    最後に10年後の短編あり。

    ハッピーエンドで終わり。
    読んでる途中に、苦しくなったり悲しくなったりしないので楽に楽しく読めて良かった。
    面白かったです。

  • よかったのうう
    まハッピーエンドじゃろ
    みんなしあわせじゃんね
    じじいは何しとるかねー?
    はよ一緒に暮らせるようになるとええね

  • 身代わり王子の方が面白い。
    どうしても彩雲国記と印象が被ってしまい、設定も混同した。

  • まあ、見えてた結末。

  • 面白かったけど、ヒロインに感情移入しづらかったかなぁ。
    綺麗に纏まってはいると思う。だらだら引き伸ばすよりはこういう纏まりの方がいいけど、最終巻は駆け足すぎなんじゃないかと思わなくもない。

  • シリーズとしては、テンポも纏まりもよく、面白かったのですが、結蓮に感情移入しにくかった点は、読者的に惜しかった。
    そのぶん、全巻通して 季隆のポイントは高かった。
    彼から語られる、彼女を取りもどす彼の旅は、五巻ぶんくらいの量を2ページにまとめた荒技。あとは、必至に口説いておりまス。彼の口説き文句に、ウブなビーンズ乙女はメロメロであります!

    不憫な季隆の一年間の苦境は妄想した?
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-2879.html

  • 崇怜が皇位纂奪、さらには結蓮が次代の六蓮天女に選ばれ、大混乱に陥る煌国。琮成が人質に取られ、崇怜との結婚を了承した結蓮。そのうえ季隆が自分を助けに向かい、投獄されてしまう!季隆の身を案じる結蓮は、危険を顧みず牢へ忍び込み、二人は束の間の逢瀬を果たす。凶悪な龍神の力を発揮させた崇怜を、息の合った戦いで追い詰める結蓮と季隆。しかし瀕死の崇怜に結蓮は術をかけられ、人の立ち入る事が許されぬ龍宮へ強制的に帰されてしまう。季隆は結蓮を追いかけ、龍宮にむかうのだが・・・!?

    結蓮が眷属のもとへ戻ってしまったときはいったいどうするのかと思いましたが、まあ季隆なら追っかけていくよね、安心しました。最後まで天女になるのかどうか微妙だなと踏んでたんですが、予想外の展開で上手くまとめたなあという印象です。主役カップルキャラは良かったし勢いもありましたが、ただやはり6巻だけじゃ収まりきらないスケールだった気はする。物足りないというか、翡翠丸や華瑛など脇役にもじっくりスポット当てて欲しかった。あっさり終わっちゃったので外伝とかでもいい。まあでも結蓮と季隆がようやく普通のカップルらしくなったし、ちょっと飛んでるとこも含めて面白かったです。あとは全力で身代わりシリーズ待ってる!

  • 最終巻です。
    崇怜との戦いは終わりましたが、一人結蓮の秘密を知る崇怜の最後の悪あがきで、結蓮が龍宮に帰されてしまいました。

    龍宮にいたのは、結蓮の母と父、祖母でしたけど、みな独特の性格を持っている方で、なんともいえません。

    結蓮を追って、1年もかけて龍宮にたどり着いた季隆でしたけど、1年ぶりに結蓮に会った季隆がちょっと強引な感じがして、にやついちゃいました。未遂でしたけど、結蓮のあの一言がなかったらと、ちょっともったいなかったかなぁ。

    龍王が結蓮と季隆を元の世界に戻してくれる条件でしたけど、時間の流れが違う二人を一緒に生きさせるために、真君の弟子だったっていう設定がここで生きてきます。確かに仙人になれば、結蓮のそばにはずっといてあげられるってことで。

    元の世界に戻った二人のその後っていうのもちゃんとあって、いい感じのラストだったと思います。

    気になったのは、真君と瑤花の過去話。
    過去に二人に何があったのかも読んでみたいと思いました。

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著者プロフィール

清家 未森:第4回角川ビーンズ小説大賞で読者賞を受賞。受賞作を改稿した『身代わり伯爵の冒険』でデビュー。同シリーズの他、「六蓮国物語」シリーズ、「桜乙女と黒侯爵」シリーズも刊行。

「2022年 『後宮星石占術師 身代わりとなるも偽りとなることなかれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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