栞子さんの本棚 ビブリア古書堂セレクトブック (角川文庫)

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感想 : 107
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041008270

感想・レビュー・書評

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  • いままでのビブリア古書店の物語に登場してきた作品を部分的に読める一冊。気になっていた話も雰囲気は攫めるので良い一冊だと思う。絶版の本も復刊されると嬉しい。

  • たんぽぽ娘が掲載されていたので、思わず購入(笑)。「復刊ドットコム版」「河出書房新社版」に続いての掲載で、幻の作品が大繁盛してますな。

  • 最初から分かっていたことだが、抜粋が多すぎて消化不良。

    ビブリア古書堂の本文に出て来た作品が、
    著者の解説と共に紹介されている。

    ビブリア古書堂の本編はとても好きだ。
    だが、本書、そしてドラマ化、商業的な部分がどうも好きになれなくて、
    がっかりさせられる。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「がっかりさせられる。」
      まぁねぇ~、、、若い人が(失礼なコト書いてたらゴメンなさい)、チョッと試してみるくらいのモノだと思えば良いかも。。...
      「がっかりさせられる。」
      まぁねぇ~、、、若い人が(失礼なコト書いてたらゴメンなさい)、チョッと試してみるくらいのモノだと思えば良いかも。。。
      2013/07/03
  • 「たんぽぽ娘」と「クラクラ日記」が特に好みでした。最後の三上延さんの解説も読めてファンとしてとても嬉しかったです。

  • どちらも原文を読んだことなく、こちらセレクトブックはよいきっかけになりました。『たんぽぽ娘』が気になっていましたし。『晩年』の "この小説は失敗である" に比べて、『落穂拾い』の "誰かに贈物をするような心で書けたらなあ" はいいなあ。

  • たんぽぽ娘
    これはとても良い、将来ぜひ読み返したい。

    一部抜粋というかたちで12作が登場するが、読み慣れていない作品の文章を必死で追って、ようやく慣れて掴んできた頃に終わってしまう。そしてまた次の作品に、と気力を削られる思いで読んだ。あくまで、これはビブリア古書堂の世界観を膨らませるための本、それは理解しているつもりでも、真面目に読み進めるには正直しんどい本だった。
    ただ、たんぽぽ娘はしっかり楽しめた。もはやこれを読むための一冊と考えても良いと思った。

  • 文学が苦手な私にとっては、何が良いのか悪いのかさっぱり。登場人物が覚えられなくて話の筋がわからなくなってしまうので、読むに読めない。

  • 『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズに登場する本たちの一部を収録。次に読みたい本をいくつかピックアップ。

    ・『せどり男爵数奇譚』
    ・『クラクラ日記』
    ・『たんぽぽ娘』

    苦手な文章と思うのが、太宰治と宮沢賢治。どうも読みにくくて仕方がない。

    <目次>
    それから     夏目漱石
    ジュリアとバズーカー    アンナ・カヴァン
    落穂拾い     小山清
    サンクチュアリ  フォークナー
    せどり男爵数奇譚 梶山季之
    晩年       太宰治
    クラクラ日記   坂口三千代
    蔦葛木曽桟    国枝史郎
    ふたり物語    アーシュラ・K・ル・グイン
    たんぽぽ娘    ロバート・F・ヤング
    フローテ公園の殺人 F・W・クロフツ
    春と修羅     宮沢賢治
    注釈
    収録された作品についての諸々
    出典一覧

    <hr>
    2013.06.03 図書館蔵書より見つける。
    2013.07.11 読書開始
    2013.07.14 読了

  • 教科書みたいに抜粋されたお話たち。
    触れることのなかった本がいっぱいで楽しい

  • これは古書&ビブリア古書堂ファンにはちょっとおいしい作品。
    だが、全部載せているわけではないので、
    あくまで「つまみ食い」の認識でいた方がいいだろう。

    今までのビブリアに登場する数々の名作から
    「これこそ!」と思われる作品を、ピックアップして紹介。
    今までのシリーズものと違って、
    原作をそのまま抜粋しているので、
    栞子さんも大輔も出てこないので拍子抜けした。
    そして、紹介された作品は、
    文章の中の一部分だけを掲載して途中で終わってしまうので、
    欲求不満が多かれ少なかれ残ってしまった。

    ●夏目漱石  『それから』より「一」抜粋  ●アンナ・カヴァン 『ジュリアとバズーカ』  ●小山清 『落穂拾い』  ●フォークナー 『サンクチュアリ』より「1」抜粋  ●梶山季之  『せどり男爵数奇譚』より「第一話 色模様一気通貫」「一」抜粋  ●太宰治   『晩年』より「道化の華」抜粋
    ●坂口三千代 『クラクラ日記』より「闇市にて」抜粋  ●国枝史郎  『蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)』より「第一回 薮原長者」抜粋  ●アーシュラ・K・ル・グイン 『ふたり物語』より「第1章 ぼくの自己紹介」抜粋  ●ロバート・F・ヤング 『たんぽぽ娘』  ●F・W・クロフツ 『フローテ公園の殺人』より「第I部 南アフリカ」「1 ダーティ・ロード隧道」抜粋 ●宮沢賢治  『春と修羅』より「永訣の朝」「昴」「真空溶媒」抜粋

    ざっと目次を見ただけでも
    古今東西、古書の中でも名作が並んでいる。
    といっても、私など読んでもいないし、知らない作品も半数以上。
    この作品でさらりとサワリを読めてラッキーだと思う。
    「クラクラ日記」が読みやすかったのは収穫だ。

    だが、私が一番よかったと思ったのは、
    巻末に載っている三上氏のエッセイ
    「収録された作品についての諸々」だった。
    収録された作品についての短い解説もあり、
    その作品への三上氏の想いも載っていて、
    ビブリアシリーズの原点が見える気がする。
    三上氏の本についてのエッセイももっと読みたいと思った。

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著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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