栞子さんの本棚 ビブリア古書堂セレクトブック (角川文庫)

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レビュー : 96
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041008270

感想・レビュー・書評

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  • これは古書&ビブリア古書堂ファンにはちょっとおいしい作品。
    だが、全部載せているわけではないので、
    あくまで「つまみ食い」の認識でいた方がいいだろう。

    今までのビブリアに登場する数々の名作から
    「これこそ!」と思われる作品を、ピックアップして紹介。
    今までのシリーズものと違って、
    原作をそのまま抜粋しているので、
    栞子さんも大輔も出てこないので拍子抜けした。
    そして、紹介された作品は、
    文章の中の一部分だけを掲載して途中で終わってしまうので、
    欲求不満が多かれ少なかれ残ってしまった。

    ●夏目漱石  『それから』より「一」抜粋  ●アンナ・カヴァン 『ジュリアとバズーカ』  ●小山清 『落穂拾い』  ●フォークナー 『サンクチュアリ』より「1」抜粋  ●梶山季之  『せどり男爵数奇譚』より「第一話 色模様一気通貫」「一」抜粋  ●太宰治   『晩年』より「道化の華」抜粋
    ●坂口三千代 『クラクラ日記』より「闇市にて」抜粋  ●国枝史郎  『蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)』より「第一回 薮原長者」抜粋  ●アーシュラ・K・ル・グイン 『ふたり物語』より「第1章 ぼくの自己紹介」抜粋  ●ロバート・F・ヤング 『たんぽぽ娘』  ●F・W・クロフツ 『フローテ公園の殺人』より「第I部 南アフリカ」「1 ダーティ・ロード隧道」抜粋 ●宮沢賢治  『春と修羅』より「永訣の朝」「昴」「真空溶媒」抜粋

    ざっと目次を見ただけでも
    古今東西、古書の中でも名作が並んでいる。
    といっても、私など読んでもいないし、知らない作品も半数以上。
    この作品でさらりとサワリを読めてラッキーだと思う。
    「クラクラ日記」が読みやすかったのは収穫だ。

    だが、私が一番よかったと思ったのは、
    巻末に載っている三上氏のエッセイ
    「収録された作品についての諸々」だった。
    収録された作品についての短い解説もあり、
    その作品への三上氏の想いも載っていて、
    ビブリアシリーズの原点が見える気がする。
    三上氏の本についてのエッセイももっと読みたいと思った。

  • ちょっと今古典をがっつり読み直す気力体力がないので、不評な「抜粋」もそこまで気にはならなかったかな。まだこれでないと読めない絶版物はどれだったか知りたい。

  • 読み始め…13.9.18
    読み終わり…13.10.9

    これまでの「ビブリア古書堂」シリーズに登場してきた12の名著の作品の一部分(作品によっては全編)が紹介されています。

    「ビブリア古書堂」を読み続けていると読書好きとしては作品中の名著の存在はとっても気になりますね。例えその全てがわからなくても一部分でも知ることがきるのなら~。

    「たんぽぽ娘」「晩年」は
    短編で全編読めました。

    もっと続きが読みたいと思ったのは
    「落穂拾い」 と 「クラクラ日記」

    でも本当はどれも気になります。

    いつかどこかで
    出会えたらいいのですけれど....

  • たんぽぽ娘はSFっだったのか、どんでん返し的で愛おしくなる。

  • 積み本。というかアンソロジー?だから、たまに開いて読む程度。ビブリオ本編に出てくる著名な作品だが、国枝史郎なんて妙録なんで桃源社本を神保町まで仕入れに行く始末だ。そういえば世界幻想文学体系なんてまだ残ってるんだろうか?

  • ビブリア古書堂で挙げられた作品から選ばれた12作がここに。
    あのクラクラ日記に触れることが出来て嬉しかったです。大半が抜粋なので、肌の合う本を改めて読む感じですね。

  • ビブリアを読むと出てくる本が気になって読みたくなってしまう。これのおかげでレポートの題材が見つかりました笑 「落穂拾い」と「たんぽぽ娘」は結構好きだった。この2つは短くても心に残る作品。賢治は、教科書によく載ってるんだけどすごく言葉が好き

  • やっぱり昔の文体だからかなかなか入れなかったなー。とはいえ栞子さん、本の紹介がうまいなー、すっごくすっごく気になってて読みたかった「たんぽぽ娘」なんか衝撃のラスト以外は全部ネタバレしてたんじゃないの!あとはお母さんが遺してたクラクラ日記がすごい読みたかったから満足。

  • こちらの本の前に読んだ、齋藤孝さんの『読書のチカラ』に刺激を受けて読み始めました。

    実は、こちらの本、随分前に購入してあったのですが、読むに至らず、本棚に収まったままでした。『ビブリア古書堂の事件手帖』は大変面白く読んでいるのですが、その中に出てくる不朽の名作には今一つ興味を持てずにいました。

    時代を経た物語は、名作と言えど、古さを感じて読みにくいのではないかと敬遠していましたが、読んでみると意外と抵抗なくすんなりと読むことができました。

    読むという行為をすることで、時間的に隔たりのある作品が、目前に生き生きと蘇える。このような読書の楽しみ方もあるのだと痛感しました。

  • 「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズで登場した本の一部をまとめた一冊。一部抜粋が多く、ええ?ここで終了?と投げられっぱなし感のあるものの、「ジュリアとバズーカ」「たんぽぽ娘」は丸々読めて、それだけで購入して正解な一冊でした。何やら気になる作品あり、苦手と思う作品もあり。良い感じかな。

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著者プロフィール

夏目漱石(なつめ そうせき)
1867年2月9日 - 1916年12月9日
江戸・牛込馬場下(新宿区)生まれの小説家、評論家。本名は「夏目金之助」(なつめ きんのすけ)。1890年、帝国大学文科大学英文科に入学。1895~96年には『坊っちゃん』の舞台となった松山中学校で教鞭を執る。1900年、イギリスに留学。1905年、『吾輩は猫である』を俳句雑誌「ホトトギス」に連載し始め、作家活動を本格的に開始。1907年、朝日新聞社に入社。以降、朝日新聞紙上に『三四郎』『それから』『こころ』などの代表作を連載。日本の文学史に多大な影響を与えており、作品は多くの人に親しまれている。学校教科書でも多数作品が採用されている。

夏目漱石の作品

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