栞子さんの本棚 ビブリア古書堂セレクトブック (角川文庫)

  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041008270

感想・レビュー・書評

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  • 2013/08/14 紹介された本

  • ビブリア古書堂の作中に登場した作品の紹介本。
    収録されているほとんどの作品が一部抜粋なので、不完全燃焼な感じがしますが、いろんな作家の本を読んでみたいとういう方にはおススメ。

    個人的には『たんぽぽ娘』と『ジュリアとバズーカ』がお気に入り。
    この2作を読むことができただけでも読む価値があると思いました。

  • 2013-67
    今までのシリーズに出ていた本の抜粋。
    たんぽぽ娘は良かった。

  •  登場人物の名前とも関連のある漱石の「それから」、物語の大事なモチーフの「落穂拾い」や「晩年」など、あの「ビブリア古書堂の事件手帖」に出てきた名作を集めたアンソロジー。

     殆どが抜粋なので、満足!とまではいかないけど、雰囲気がわかっただけでもいい作品もあり、なんだかうれしくなりました。
     なかでも「たんぽぽ娘」は秀逸。あらすじはTVで紹介済みだけど、これが読めたことが一番でした。

  • タイトルだけ見て図書館で借り。「あ、そういう趣向の本でしたか」

    「ビブリア~」に登場した文学作品の抜粋集なのですが、そのファンには
    気になるところでしょう。「待ってました」感がありました。

    …が、読んでみたら「続きが読みたい」と思う作品はあまりなく。
    再読したものもあり「懐かしいなぁ」とか「こんな話だったかな」
    と再会を喜んだ作品もありましたが、「何かよくわからんかった」と
    思うものも中には…

    既に現代のエンタメ系文学に染まりきって古き佳きものが
    読めないカラダになってしまったのだろうかワタシ…とちょっと
    自らを振り返りました。

    「クラクラ日記」は全部読んでみたいなと思いましたね。
    手に取る機会なさそうですが。

  • 908.3 ナ 登録番号10305

  • たんぽぽ娘とクラクラ日記が読みたかった。
    他のも短編はいいが、
    長編のは途中抜粋なので不完全って感じで。
    まっ、全て読めないと思ったし、少しでもかじれて良かったかな。

  • 「ビブリア」シリーズの作中に登場した作品が集められた1冊。

    抜粋などもあるので、気になったのは原典にあたるのもいいかも。

  • 梶山季之に関する解説に『1962年「黒の試走車」を上梓し、その後ベストセラーを続々刊行』とありました。
    続々刊行したものが続々ベストセラーになることはあるでしょうが、ベストセラーを続々刊行するのは不可能でしょう。

    太宰治に関する解説に『1948年に山崎富栄と共に玉川上水で入水自殺を完遂させた』とありました。
    男と女が一緒に死ぬのは自殺じゃなくて心中。自殺も心中も、完遂させるような営為でないのは明らかです。

    個々の作者に対する解説を書いているのは、角川書店編集部員なのかな。著者解説で悲しくなるアンソロジーです。

  • 「ビブリア古書堂…」シリーズに作中で登場した作品を集めたもので
    巻末に三上さんの解説があります。

    読みづらくて、全部は読めなかったのですが(太宰治さんのとか)
    短編の「たんぽぽ娘」は丸々載っているのだと思います。
    夢のような不思議なお話ですね。

    長編の場合は一部が載っています。
    自分に合っていて、続きを読みたければ、それを手に入れて読むきっかけにもなる本だと思います。
    が、
    私としては「フローテ公園の殺人」の続きが、とても気になります。
    しかし地域の図書館にはないし、アマゾンでみるとマーケットプレイスの高額のしかないし。

    「ビブリア古書堂…」の母の残していった「クラクラ日記」
    これは今でもアマゾンで買えるのですが
    坂口安吾さんの著書自体読んだことがないのでそそられないのです。
    これを読んだら、母がなぜこの本にメモ書きしたか分かるのでしょうかね?

    あと、ブクログに本を登録したときに気づいたのですが
    「ビブリア古書堂…」はメディアワークス文庫から出ていますが
    これは角川文庫から出てるのですね。
    メディアワークスは角川系だと思うのですが…??
    版権とか、色々な事情があるのでしょうか。
    表紙も「ビブリア古書堂…」と同じ雰囲気なので気づきませんでした。

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著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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