寺山修司とポスター貼りと。 僕のありえない人生 (角川文庫)

著者 : 笹目浩之

• KADOKAWA (2013年4月25日発売)

作品紹介・あらすじ

寺山修司追悼公演のポスター貼りを機に、その「ポスター貼り」を生業にすると決意。そこから人生が激変する――。演劇そして寺山修司を愛する人々の姿とともに自らのありえない人生を綴る波瀾万丈エッセイ。

感想・レビュー・書評

[文月さんの感想 · 2013年5月17日]

演劇のポスターに魅せられて、ポスターを貼ることを仕事にした著者。ポスター通して見えてくるのは演劇だけではなく、街の移り変わり。著者はポスターを後世に残すために収集を始めるのだが、「ポスターとしての仕事をしていないのはポスターではない」という理由で、貼ったポスターだけを収集する事に深い愛を感じた。何事も深い愛があれば道は拓けるんだよなあ。

著者プロフィール

ささめひろゆき●1963年茨城県生まれ。83年、急逝した寺山修司の追悼公演のポスター貼りを頼まれたことをきっかけに「ポスター・ハリス・カンパニー」設立。2000年九條今日子と「テラヤマワールド」設立。現在、二社の代表と三沢氏寺山修司記念館館長を兼任。

「2013年 『寺山修司とポスター貼りと。 僕のありえない人生』 で使われていた紹介文から引用しています。」