霧越邸殺人事件<完全改訂版>(下) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2014年3月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784041008485

作品紹介・あらすじ

外界から孤立した「霧越邸」で続発する第二、第三の殺人…。執拗な“見立て”の意味は? 真犯人は? 動機は? すべてを包み込む“館の意志”とは? 緻密な推理と思索の果てに、驚愕の真相が待ち受ける!

みんなの感想まとめ

緻密な推理と独特の世界観が織りなすミステリーが展開され、読者を引き込む作品です。外界から孤立した霧越邸で続発する殺人事件は、緊迫感と謎を提供し、読者の興味をそそります。特に後半では連続殺人が次々と起こ...

感想・レビュー・書評

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  • 自身にもっと文学・日本文化の教養があればより楽しめたのか?
    北原白秋 誰?
    箪笥、如雨露?等々漢字が読めず ググる

    個人的に綾辻行人はミステリー要素強めが好き
    館シリーズ外伝と言われてるけど読了して納得

  • 上巻の話がなかなか進まなかったので、下巻に入ったら一気に面白くなるだろうと楽しみにしていたけど、その期待値を越えることは最後までなかった。

    ミステリーが好きなので、怪奇幻想のような非現実的なものが入ってくると冷めてしまう。
    大好きな館シリーズに比べてこの本は説明が全体的に長めだったので、登場人物の性格などがわかりにくくて、ほとんど感情移入できずに、没入感が感じられなかった。

    館シリーズに戻ります。

  • 後半は次々に殺人が…連続殺人になりました。ただ、読んでいても決定的な理由がわからず、どうしてどうしてで進んでいき、最後はこういうことなの~って感じで終わりました。綾辻先生らしい世界観で、楽しめました。

  • のめり込んで読んでしまった。。。
    ページを捲る手が止まらないと良く言うが、そんな感じの一冊。

    自分なりに推理をしながら読み進めていくわけだが、
    最初の殺人についてはある程度の予想はついたものの、
    その後はダメダメでした(^-^;

    カナリアにも全く気付けなかった私。

    上巻の巻頭に図面が添付されていた為
    いつもの館シリーズの気分で読んでしまったが、
    今回は隠し扉とかがあるわけでもなく(笑)
    それでもしっかり心掴まれてしまった。

    綾辻先生のは、何を読んでも本当に面白いなぁ~。

    でも館の偶然は、ちょっと偶然すぎるかなぁ?
    ってな気もした(^-^;

  • 幻想的な舞台で繰り広げられた連続殺人事件。
    語弊があるかもしれないけれど、美しい光景が展開される物語でした。
    読者に「解けた!」と思わせてからの意表を突いた犯人。
    特に下巻はページを繰る手がとまらない。

  • 上下巻通じての感想です。
    綾辻行人さんの作品で今まで読んだことがあるのは、Anotherシリーズと十角館のみです。

    ところで、作家の辻村深月さんのペンネームは、綾辻行人さんの辻を頂いて、深月というのは、この霧越邸殺人事件の登場人物から頂いたそうです。
    なので、辻村深月ファンの私としては、本作を読んでみたいと思ってました。

    本作はもともと1990年に発行された作品で、今となっては古典的な作品です。
    雪で閉ざされた山荘というミステリ小説ならではのクローズドサークルものです。
    なかなか事件が起こらず、序盤は少し退屈さがありましたが、事件が起こってからは一気に惹き込まれました。

    北原白秋の童謡やアングラ演劇、哲学的な話など、知的な興味をもたらす話題が散りばめられていて、やや小難しいのですが、1990年当時のインテリ層の人たちの雰囲気を感じられます。

    文庫本で上下巻通じて720ページくらいなので、そこそこ長いのですが、事件発生後は退屈することはありませんでした。

    解決編では、探偵役が館にいる人たち全員を集めて、「さて」と言って話し始めるなど、ミステリあるある的なところがあるのも面白かったです。

    十角館とは、一味違った面白さがありました。

  • 久々に館シリーズを読んだ気分。

    ミステリーの王道?!のクローズドサークル、吹雪で山荘に閉じ込められ連続殺人が発生。論理的に、探偵役の槍中や鈴藤が犯人を捜していくのをなるほどねと読み進めた。
    人数が限られてるから、犯人はなんとなく予想ついてたつもりだったのに、違ったなぁ。誘導にまんまと騙された。

    上巻から引き続き、本編と一見関係のないアンティーク雑貨というのか器や人形、文様やら昔の有名作家さんの雑学がわんさか出てくる。それに加えて、理屈っぽい思想の話とか出てくるから、途中飽きかけたけど、謎解きが始まりだすとやっぱり面白い。
    ただ、自分なりに解釈してというか、そのまんま読んで面白かったけど、巻末の特別インタビューで深く理解は出来てない気もした。マニアックに細部まで読み込むともっとすごいのかも。でもでも、深読みできなくても面白かった。

    理屈っぽい話も、完全に理解できたか分からないし共感はしないけど、妙に引っかかるものもあった。
    『ある行為はそれが犯罪であるから非難されるのではない。我々がそれを非難するから犯罪になるのだ』殺人は、単なる行為で、善くも悪くもないニュートラル。この世から犯罪というものを完全になくすためには世の中から法律をなくせばいい。そっか、そういう考え方もあるっちゃあるなぁ。

  • 休日を利用して上巻からの一気読みでした。

    久々の綾辻作品、やっぱり凄いなぁ。

    「吹雪の山荘」と「連続見立て殺人」、いやいやこれでもかぁ〜って感じの本格なんですが、舞台となる「霧越邸」の不思議な世界観との融合もあいまってお腹いっぱいです。

    しかも、連続して起こる見立て殺人にもしっかりと謎が仕込まれていましたね。

    連続殺人、しかも北原白秋の「雨」を再現した現場だと、当然同一犯って思うじゃないですか。

    なんとビックリ、霧越邸での殺人犯は二人いた。

    しかも、上巻で見抜けなかった「アリバイ・動機一覧表」に隠されていた謎が解明された時の「!!(゜ロ゜ノ)ノ 」って感じも最高に楽しめました。
    (幕間の感じで槍中が...とは感じるものがあったのに、全く論理的に導き出せませんでした)

    綾辻作品、読みたいものが多すぎるのが悩みの種ですが、他の作品も焦らず楽しんでいきたいと思います。


    説明
    内容紹介
    本格ミステリの様式美を究め、突き抜ける――綾辻行人の記念碑的名作!

    外界から孤立した「霧越邸」で続発する第二、第三の殺人…。執拗な“見立て”の意味は? 真犯人は? 動機は? すべてを包み込む“館の意志”とは? 緻密な推理と思索の果てに、驚愕の真相が待ち受ける!
    内容(「BOOK」データベースより)
    美の女神が司る“死の館”から、貴方はもう、出られない―。続発する第二、第三の殺人。執拗な“見立て工作”の意味は?真犯人は?動機は?邸内に潜む“何か”の正体とは…?『Another』の綾辻行人が智力の限りを尽くして構築した、もうひとつの代表作―『霧越邸』は本格ミステリの様式美を究め、突き抜け、そして永遠の伝説となる!!語り下ろしインタヴュー「霧越邸秘話」収録の“完全改訂版”。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    綾辻/行人
    1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年に『十角館の殺人』で作家デビュー。これを引き金に巻き起こった「新本格ムーブメント」は、推理小説界の一大潮流となった。92年には『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 吹雪+館という王道のクローズドサークルもの。
    綾辻さんの作品は、いつもすっと入ってきて、読みやすくて好きです。
    ○登場人物の心理描写や背景が丁寧で混同しない
    ○展開が早すぎず遅すぎず丁度よい
    ○推理のトライ&エラーが分かりやすい
    ○やはり、最後の解決編にいつも騙される
    館シリーズが好きですが、本作も楽しめました。

  • 面白かったは面白かったけど、これから死ぬ人が館によって予言されていたのがマジで何一つ関係なく、ただの偶然(もしくは不思議な力による予言)だったことは結構驚きだった。何か理由あるのかとか思ってた。
    見立てをした理由やアリバイ工作、そして二重殺人、探偵役が犯人、というそれぞれのトリックは驚きこそしたが、甲斐を自殺で片づけようとしたあたりで「え?」と思ってたので、トリックの破壊力はそこまでだった、個人的には。
    やっぱ名探偵がいないミステリは探偵役も疑わないとなと思った。深月を殺した理由が中々人外じみた理由だったな~。あとメンバーの名前の頭文字アナグラムはそこまでやるか?と思ったが面白くもあった。

  • 初期の作品ということもあり、館シリーズや囁きシリーズと比べると個人的にはいまいちだった。
    驚きのトリックという訳でもないし動機も結末もミステリにはよくある流れかなと…
    数々の不可思議な現象も説明あるかと思ってたら「偶然」とか「この家の不思議な力」で片付けられてちょっと拍子抜け…^^;
    霧越邸の方々がとんでもない迷惑被ってて気の毒。

  • 館がもつ幻想的な雰囲気、素敵だなぁ。様々な符号が偶然なのか予言なのか、、はっきりしないところもいいな。

  • ある劇団が吹雪で遭難し、たどり着いた霧越邸。
    当然のごとくクローズドサークルという状況になり連続殺人の幕が上がる。

    最終章で劇団主催の槍中が、広間に人を集め長口上で理論的な名推理を披露する。それですべて解決かと思われたとき、
    隣の部屋からピアノが鳴り第6の人物が現れ、探偵役を交代する。その推理とは?という二段落ち。

    巻末解説のあとの、作者インタビューが貴重。創作秘話を赤裸々に暴露してくれているのがうれしい。

  • え、これで終わりみたいな。
    きちんと落ちてるけど、うーん、新本格?でも有栖川さんのが好きだな。
    話としてはよくできてるから、自分に合わないだけだな。

  • 最後まで不思議な感覚が拭えないままのお話でした。

    何に突き動かされていたのでしょう?

    霧越邸は皆んなを何の為に迷い込ませたのでしょう?

    不思議なお話でした。

  • 面白かったけど欲をいえば、動機にもっと狂気的なのを期待したかも(第一第二)
    霧越邸の息子で一本書けそう、書いて欲しい

  • 幻想的でミステリアスで綺麗な雰囲気の小説。
    吹雪の山荘も、霧越邸という名称もよく似合う。
    館の中で起こる超常現象も嫌な感じではなく、これが何か意味をなしているのかそうでないのかは、受け取り手の解釈に委ねている、というところもいい。
    SFすぎるミステリーはあまり得意ではないので。

    槍中さん、"綺麗なもの"への執着や情熱が凄すぎてイカれ男になってしまっている…笑
    槍中さんが骨董品や文学とかについて長々と語っているところはやや退屈になってしまった。現実にこういう男がいたらモテないだろう。笑
    超常現象の影響も信じすぎだし。かなりや置いてあるからってそんな気にせんでいいでしょ。笑
    槍中さんが犯人じゃないかな〜〜とうっすら思ってたけど、まさか犯人が複数いるとは思ってなかった。
    でも西條八十の本の名前言ってて、なんで名前知ってるんだ!?っていうのは気付けた!

    幻想的でミステリアスなミステリー小説という感じで、面白く読めた。

  • 1990年の作品の改訂版です。
    上下巻のため、700ページ超えの大作です。
    ダラダラと長い印象は全くなく、テンポよく読み進められました。
    本格ミステリではありますが、どこかホラーの感じもあって、物語に引き込まれました。

  • 犯人この人じゃん?て思いながら読んでた。第二の、まではさすがに気づかなかったけど。

  • 幻想と本格ミステリの見事な融合!

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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