少年陰陽師 慄く瞳にくちずさめ (角川ビーンズ文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041008690

感想・レビュー・書評

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  • 切迫流産のため絶対安静をくらい、久しぶりに積んでいた本を読んでいます。
    尸櫻編4巻。晴明の付箋が全く回収されない。晴明なの?声明じゃないの?みたいな気持ちで結局「わからんのかー!!」です。昌浩の藤花とのあれこれを懐かしむ描写は、久しぶりに読んだ自分も「あったあった」って気持ちになりました。天乙貴人が二代目からっていう設定がここでも付箋だったのでは?と思ってしまう。どうなの?どうなのー?

  • 昌浩たちが逃げ回っているこの世界はいったいなんなのだろうか。
    尸櫻はなぜ咲光映を贄として求めるのか、尸櫻はやはり悪なのか。
    考え出すとわからないことが多くて混乱するばかり。

    昌浩は屍と咲光映に自分が選べなかった未来を見ているが果たしてそうなのだろうか。
    屍の言動がだんだん不気味さを増していくのが怖い。

  • 屍がだんだんと本性?を表し始めて、ある意味純粋すぎる思いが狂気を孕んでしまったように思える。
    この流れで行くと貴人は...と考え始めたらつらい。

    人間も神将も雑鬼たちもみんなつらい状況だけどとりわけ太陰を見ているのが私にはつらい...
    ことが終わっても全てが元通りというわけにはいかないんだろうけどみんなが以前のようにとまではいかなくても笑い合えるようになったらいい。

  • 相手を一番に思い自分を犠牲にまでするその気持は尊いけれど
    その思いが強すぎて、怖さのほうが
    勝ってしまうなあと朱雀と屍を見て。
    昌浩は、屍達を見て彰子のことを思い出しているけれど
    もし昌浩たちがこうなっていたかと思うと少し不気味だし怖い。

    件があちらこちらに出没したり、屍の不穏な発言が
    気になります。
    一方で、敏次殿の成長や、
    前編までの比古や齋の名前がちらほら上がったのは
    テンション上がりました。

    しかし話がなかなか進まない。
    晴明の状態をどう理由付けるのか、
    屍と咲光映は救われていいのか、
    彰子と命婦はどうなるのか。
    不穏なラストは次にどう繋がるのか。

    早く続きが読みたい一冊でした。

著者プロフィール

東京都在住。2000年9月『篁破幻草子 あだし野に眠るもの』で作家デビュー。02年1月に発売された『少年陰陽師 異邦の影を探しだせ』より「少年陰陽師」シリーズがスタート。累計550万部を超える大ヒット作となる。その他に『陰陽師・安倍晴明』シリーズ、『吉祥寺よろず怪事請負処』シリーズ(いずれもKADOKAWAより刊行)など。

「2022年 『シャーロック・ホームズを読んだことのない俺、目が覚めたらコナン・ドイルでした』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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