キリン (角川文庫)

著者 : 山田悠介
  • 角川書店 (2013年6月21日発売)
3.35
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  • 本棚登録 :1104
  • レビュー :98
  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041008768

作品紹介

天才精子バンクで生まれた兄弟――兄は天才数学者の道を歩むが、弟の麒麟は「失敗作」として母と兄から見捨てられてしまう。孤島に幽閉されても家族の絆を信じる麒麟の前に、運命が残酷に立ちはだかる!

キリン (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 帯に、「絶対泣ける」って書いてあったんだけれど
    私は泣けなかったなあ。

    なんかどよーんと考えさせられちゃって
    逆に泣けなかった。

    こういう厚子みたいなお母さんは極端に描かれているのかもしれないけれど、
    現実にいっぱいいると思う。

    子供にだけ夢をたくして
    自分は全然学力もなくて、勉強に励まなかったのを棚に上げ、
    子供に押し付けるような…
    お受験ママがそうだよなあ、たぶん。

    学歴があるお母さんって
    モンスターペアレントみたいなお受験ママにはなりづらいと思う。

    自分に自信と余裕がないお母さんたちが
    躍起になる様子が
    よく描かれている作品でした。

  • どんどん読み進められて
    最後の最後まで楽しませてくれる。
    ドラマ化されてもおもしろいんじゃないかなと思う。

    優秀な人材を後世に残したいという願いから誕生した「ジーンバンク」。
    天才の精子を受け継ぎたいと願う女性たちがそこに殺到するが、生まれてくる子どもたちは、「成功例」ばかりとは限らない。

    「失敗作」となった子どもたちの運命は。そもそも「成功」とは何なのか。

    ラストにどんでん返しが用意されているので、楽しみにして欲しい。

  • 子供を産みたいという理由はなんなのか。
    子育てに大事なのは何なのか、学歴?愛情?子供達は全てを知っている。本当にそうだなと思う。
    子供達の純粋な気持ちと、大人よりもアンテナの数は多く敏感に感じてる感じが伝わってくる。

  • 2013/12/10
    表紙で選びました。久しぶりの山田悠介作品。というか2作目?初めてはリアル鬼ごっこです。

    発想は悪くないけど、文章表現が今ひとつ物足りない感じ。蛇足が多いというか、表現が直接的すぎるというか、たんたんとした感じというか……、これの前に伊坂さんの「オーデュボンの祈り」を読んでいたのも影響していると思うけど。
    果たして悠輔は警官になれたのだろうか、というかこの設定はいるのだろうか。というか麒麟の恋心っぽいものは?

    追記:というか背中のシミは?

  • 設定は面白いが、何も残らない。
    心に響いた一行も特に無く、感情移入
    できる人物もいなかった(u_u)

  • 人工授精で作られた子どもたちの話し。兄・秀才と弟・麒麟の天才児たちが色んな人の視点から語られていくけど〜( 'ω'o[]oネタバレになるからストップ。

    麒麟目線の描写が中心かな。

    山田悠介の作品は怖かったり残酷だったりするけれど、キリンはその中でも割と読みやすい部類だと思う。心臓に優しいというか、麒麟の優しさがなんとも泣ける。まぁ、酷いシーンはあるにはあるけれども。
    「お受験」に代表されるような、母親の子どもへの過剰な期待という問題の縮図を見せられた気がする。パーソナリティの問題とか。

    一度読み始めると止まらなくなる。
    酷なんだけど優しい、というなんとも矛盾した感じの作品が書けてスゴイと思う。
    頂点まで行ったら一気にドカンと落とされる感じ。まるでジェットコースターに乗ってる気分が味わえる。

  • 天才で優秀な子供を生むために、精子のオークションを行う天才精子バンク。そこで生まれた秀才と麒麟。成功例の秀才と失敗作の麒麟は、母親の厚子から差別的扱いをされ、麒麟は天才養成学校での生活が始まる。

    そもそもタネである厚子が天才ではないのだから、天才の精子で天才が生まれるというのは最初から違和感があった。でも優性学みたいな妄想は結構好き。最後はちょっと無理矢理感があった。

  • 天才精子バンクで生まれた兄弟.兄”秀才”は父のDNAに導かれるように,天才数学者の道を歩み.一方,弟”麒麟”はノーベル受賞の父に似ず,学力が伸び悩んでしまう.母,兄から「不良品」のレッテルを貼られ,虐待を受ける”麒麟”.それでも彼は家族の愛情を取り戻すため,苦難に立ち向かうのだが・・・.
    淡々とした物語.結末はやや強引に感じました.
    ライトノベルだからかな,冷酷さが際立たないように苦慮しているような気がした.個人的には,もう少し,登場人物の心理的描写が多い方が好き.

  • *図書館の所蔵状況はこちらから確認できます。
    http://opac2017.lib.kitami-it.ac.jp/webopac/BB50110892

  • 一気読みしました。読みやすかった。
    キリンが虐待されるシーンは辛かった(だれも通報しなのか?)最後の以外な展開にビックリしたけど、本当の天才?の遺伝子でもないのに2人の兄弟がここまで頭いいのは鳥居も天才のハズだと思うのに違うのかな??
    鳥居の経歴をもっと知りたかった。
    厚子は嫌い。ただの自分さえ良ければいいオンナじゃん。生きていた事にムカつくわ。全然同情出来ない。麒麟が優しすぎる。

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