臨床犯罪学者・火村英生の推理 III ダリの繭(下) (角川ビーンズ文庫)

  • 角川書店 (2013年6月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784041008997

作品紹介・あらすじ

殺された社長・堂条をめぐって複雑にもつれあう人間関係。アリスの友人で、堂条の義弟である吉住への疑惑が深まる中、火村は明晰な頭脳を働かせ、真相へと近づいていた! 名探偵の推理が冴える鮮やかな解決編!

みんなの感想まとめ

緻密な人間関係が絡み合う中で、明晰な頭脳を持つ名探偵が真相に迫る様子が描かれています。ストレートな犯人探しに焦点を当てたこの作品は、トリックの巧妙さよりも、キャラクターの心情や背景に重きを置いています...

感想・レビュー・書評

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  • 下巻の方がスラスラ読めました!

    今回はストレートに犯人探しと作者が言っていた通り、トリックとかはそんなに‥。という感じでした!

    アリスの高校の時の小説を書くきっかけになった『みじめな想い出』の話しが、なぜだかすごく心に残った。
    その彼女と今後、再開しないかなぁ。とのぞき趣味で悪趣味なことを思った。

    今回はKindle Unlimitedで読みましたが、次回は図書館で借りるか、買うか、とにかく火村英生シリーズは冊数が多いので考え中です!

  • 結果分かっていても有栖川先生の腕で何度も楽しめました。新鮮に謎解きを読んだ。人それぞれにある「繭」、私のはなんだろうかとふと考えた。

  • 相変わらず挿絵が素敵(笑)しかしあとがきにはびっくりさせられたなぁ。そうか、有栖川先生にとってあれは普通なのか(笑)

  • 連行された友人が、警察で語った内容とは?

    何がどうそうなるのか、さっぱり分からない状態。
    解答を読めば、すべてがぴったり当てはまります。
    が、これを分かれと言うのは…。
    いやでも現実的に、両者の立場が入れ替わる、のは
    ある事ではあります。

    何だかこう…救いがあるのような、ないような。
    ここに到達するまでに、色々な人の秘密が
    一緒に解き明かされてしまっています。

  • 下巻読了。このシリーズ、たくさんあるのを知りませんでした。

  • 上巻の時点で一癖二癖ある登場人物が実はさらに癖のある人物だった。
    「トリック抜きのストレートな犯人探し」の通り、トリックを解くというよりは人間関係を読み解くというところに重点を置かれていた印象。
    火村とアリスも、探偵役というよりは人間関係を読み解く案内役のように感じた。

  • 面白かった!!上下巻に渡る久しぶりの長編ミステリ、読み応えありました〜。個人的にはあとがきもとても良かった。有栖川有栖さんの人柄がとても良さそうで、もっと彼の作品を読んでみようと思いました。

  • 『ダリの繭』下巻。
    複雑に絡み合った謎の糸が、火村の推理によってじょじょに解けていく。果たして、堂条社長を殺したのは誰なのか?

    ******

    事件に関わる人物達が、それぞれの事情で嘘をついていたり黙っていたりするために、「誰が犯人なのか?」が非常に分かりづらくなっているところが面白いです。
    この人が怪しいけれど、この人も怪しいような……という繰り返しですね。

    それから、謎解きとは別の部分で、アリスと火村の『繭』についても触れているのが、この作品の特徴でしょうか。
    誕生日に食事をして祝うほどの仲なのに、お互いに相手を気遣って一歩踏み込まない部分があったり、言わないことがあったり、そういうところもシリーズが進むごとに、少しずつ変化が現れていくのでしょうか。
    作家アリスシリーズは長いシリーズなので、気長に読み進めていきたいと思います。

  • 面白かったです。

  • ダリの繭解決編。
    被害者の自殺説を考えたけど違った…。

    偶然が重なって攪乱される警察、探偵役。
    二転三転…。
    面白かったー。
    変な趣味持った人多すぎ。

    ダリについての引用部分はいまいちよく分らなかった…。
    難しい。
    ダリについて繭について謎解き意外にも考えさせられる作品だった。

  • 【再読】読みかけて放置されていたダリ繭下巻。ようやく読了。上巻読んだ後ハードで読んだのが敗因だろうw いやでも、ヒムアリスキーとしては二人のかけあいが楽しい。上巻の新婚ごっこ程ではないけどw (あれに勝るイチャつきは他作品でもないと思う) 幻視力発電。歯を食いしばらないと我慢できないって、会心の出来だと思う。好きだwww

  • 第3巻(下)を読破。

    上巻を読み終えて、すぐさま下巻に取りかかりました。

    何者かに殺害されたダリ髭の堂条社長。

    いったい誰が彼を殺害したのか、なぜ社長の遺体をわざわざカプセルの中に入れたのか。

    私もツイッターで予想やにわか推理をしつつ読んでいたのですが、ひとつもかすりもしなかったなあ。

    苦笑

    前回のラストでアリスの元同僚さんが刑事さんに連行されてしまいまして。

    今回の始まりは彼の供述シーンからで。

    社長が愛用していたカプセルって本当に心地いいのかなあ?

    なんだかちょっと気になりますね。

    今も運用されているのかしらん?

    さて、連行された元同僚さんですが、彼は殺害は否定していて。

    それ以外の工作(一部除く)は全部彼が行ったことでした。

    うーむ、やっと謎が解けると思っていたのに、肝心なところは結局わからずじまい。

    さらにはどんどん容疑者が増えていく始末。

    凶器が発見され、アリバイがある人に実は偽証の容疑がかかったり、意外な正体とかいろいろ。

    本当に読み応えありましたー。

    クライマックスらへんではもう予測も推理もせずに夢中で読んでいました。

    ああ、そういう発想か、全然思いつかなかった……と思いました。

    やっぱり推理小説の感想は書きづらいなあ(;^-^)

    ネタバレしちゃうとあれだし、いや、元々ノベルス版で出ているわけだけれど、ビーンズ文庫が初って人もいるだろうし。

    あ、そうそう。

    飛行場の近くでデートするのが夢だったっていう人がいるんですが、私はノーセンキューです。

    ジェット音怖いでしょう((゚Д゚ll))

    まあ縁遠い事柄ですけどね!

    爆笑

    次も楽しみです!

  • 推理小説の基本セオリーどおり消去法で考えていくと、やっぱりあの人だったか!と、種明かしされると元々分かっていたような錯覚になるんだけどね^^;秀一さんが秘書さんに惹かれた理由も、引き起こされた犯罪の結末も遣る瀬無いです。筋に全く関係ない所で垣間見られた、火村センセの犯罪に対する意味深なこだわりって一体過去に何があったの?読み進むと明らかになるのでしょうか。ところで「シュルレアリスムの午後」って短編は角川文庫版にはないのね。ビ-ンズ買って良かったw

  • 再読。面白かった。ヒムアリ好き。

  • 今回は結構、主に火村に、斬り込んだ会話をしてて面白かったです。まだまだ表面的ですが。長年の付き合いの有栖川でも火村の動機がまだ理解出来ないのですね。理解出来ないというよりまだ知り得ないのかな、どっちなんだろ。
    有栖川が小説を書き始めたきっかけが明かされましたが、結構ヘビーだなぁ。びっくりしました。
    事件に関しては、秘書はある意味可哀想かもですね。惚れられただけでこんな事件になってしまって。相馬の事知ったら更にショックだろうなぁとか関係ない事を考えてました。まぁ長嶺が好きだから他はどうでもいいかもですが。
    あとがきで男2人でフランス料理に言及してて吹きました。やっぱり読者に突っ込まれたのかしら(笑)

  • 今回も面白かった。
    色んな出来事が重なって事件が複雑化してしまったんですねー。
    「ダリの繭」、いいタイトルだと思います。

    同じ作品でもビーンズ文庫ならではの挿画が気に入ってます。

  • 途中でなんとなく犯人がだれなのかひらめきました。たまたまですが…


    エピローグは文庫初収録だそうです。
    買って得した!

  • ダリ繭の愛憎版?新装版?を読んでない人にとっては「書き下ろし」の短編が付いている。わざわざダリ繭の分量を上下に分けたのもこの「書き下ろし」短編を入れるため…だと考えるとあまり怒りは沸きませんよね(言い聞かせ)

  • ショップ特典のイラストカードを揃えたくて、上巻と同じショップで購入。出版社のペーパーも付いていて満足である。以前に読んでからこのビーンズ版で読み返すまでに2年ほどの間が空いていたのだが、表紙も変わり挿絵も収録となると違う作品のようにも感じられた。ただ、息苦しくなるような悩ましい読後感は強まるばかりだし、アリスと火村先生の何気ない会話にもやはり胸をつかれる。しっかり目を開いていないといつ転んでもおかしくないような危うさも変わらず、そしてそれがシリーズの魅力のひとつなのだよなあと、途方に暮れた気持ちになった。

  • 〔吉住〕吉住は悪手を打つ。打ち続ける。ミステリではこういう登場人物が多いが実際は警察に連絡するだけですませそう。
    〔堂島秀一〕ダリの真似をしてるのだからエキセントリックな人物かと思っていたら意外に普通な人物。
    〔混迷〕「これじゃ火村先生はつらいよ。なかなか真価が発揮できなくて」(p.79)
    〔罪と罰問題〕火村が語る。
    〔女神像〕伊勢志摩土産にして凶器。販売開始依頼二つ売れた。
    〔推理小説〕有栖が小説を書き始めた理由。
    〔カナリア〕早くカナリアにエサをやってくれ、とずっと思っていた。
    〔靱公園〕鷺尾が火村たちと話した公園。ぼくにとってはちょいちょい行く馴染みの場所です。
    〔おまけ〕ビーンズ文庫版下巻には掌編「シュルレアリスムの午後」が収録されている。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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