怖い絵 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041009123

感想・レビュー・書評

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  • 以前に怖い絵展に行ったので興味があって読んだ。

    これまで特に何も思わず普通に観ていた絵が、
    見え方が変わるかもしれない。

    いつかここに紹介された絵を見に行きたくなった。

  • 美術の授業のために久しぶりに購入した怖い絵シリーズ。以前読んだ新書に含まれていた絵も何枚かあったが、相変わらず面白い。絵は絵それ自体でも感動できるものもあるが、その裏に潜んでいる意味や背景を知るとその絵画に一歩近づいたような、親しくなったようなワクワク感がある。

  • 再読。何度読んでも、また新しい驚きがある。その絵が描かれた時代のことや社会のこと、その画家のこと、知れば知るほど絵が面白くなる。

  • 文庫だから絵が小さくてよくわからない…
    何が怖いのか、絵のその背景が怖いのだった。

  • 取り上げている絵の数は多くないが、個々の絵が描かれた時代背景、使われている技法、作家の生涯を丁寧に説明している。
    含まれている情報量が多いので下手をすれば簡素な説明本になりそうなところを、著者の巧みな筆力によってミステリー小説のような臨場感ある一冊に仕上げている。

  • 単行本の刊行直後に手に取り、美術の世界に引きずり込まれました。以来、静かに広く深く語られる名画の中の物語に魅了され続けています。中野先生のご専門はドイツ文学。絵画と文学の融合を感じさせるシリーズです。
    コツコツと展覧会巡りを続け、紹介されている作品にも、だいぶ出逢うことができました V
    (記念講演会にも行ったので、中野先生にも逢えた V)

  • おもしろいものもありながら、こじつけのように感じてしまった説明もあった印象…

  • 一番衝撃を受けた絵は、ダヴィッド『マリー・アントワネット最後の肖像』

  • 1枚の絵にこんなにいろいろな情報が詰まっているとは、それまで考えもしていなかった。中野さんの端正な文章にも引き込まれる。すごい情報量なのに、ドラマチックでわかりやすく、気がついたら読み終わってる。電子で読むと絵を拡大することができてよかった。できるだけ大きな画面で読んだほうがいいと思う。ただし、電子書籍は単行本に収録されている絵がなぜか2枚だけ掲載されていないらしい。そこだけマイナスです。

  • 色々な視点から「怖い」絵たちを集めて解説する一冊。
    怖いかどうかは絵によるけれど、単純に知的好奇心をバシバシ刺激されてとても面白い。

    その時代の背景が分かって初めて怖く感じるものもあり、
    絵画に対する見方が新しく加わりそう。

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著者プロフィール

早稲田大学、明治大学、洗足学園大学で非常勤講師。専攻は19世紀ドイツ文学、オペラ、バロック美術。日本ペンクラブ会員。著書に『情熱の女流「昆虫画家」——メーリアン』(講談社)、『恋に死す』(清流出版社)、『かくも罪深きオペラ』『紙幣は語る』(洋泉社)、『オペラで楽しむ名作文学』(さえら書房)など。訳書に『巨匠のデッサンシリーズ——ゴヤ』(岩崎美術社)、『訴えてやる!——ドイツ隣人間訴訟戦争』(未来社)など。

「2003年 『オペラの18世紀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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