西の善き魔女2 秘密の花園 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2013年7月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784041009185

作品紹介・あらすじ

フィリエルは、幼なじみのルーンを守るため、女王候補の伯爵令嬢アデイルへの協力を約束する。
貴族の娘にふさわしい教養を身につけるべく入学した全寮制の女学校は、男子禁制の清らかさとは逆に、陰謀が渦巻いていた。
さらに、命を狙われているルーンが身をかくすため、女装して女学校に編入することになり……。
フィリエルは麦穂の乙女祭で命をかけた真剣の試合に挑む。
波瀾万丈のファンタジー、第2巻!

感想・レビュー・書評

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  • こんなに波瀾万丈な展開になるとは!
    あまりにもいろいろな要素がてんこ盛りで驚いた笑

  • ロールプレイングゲームのようなファンタジー小説の第2弾。王妃の血を引く少女の冒険小説です。3弾目は果たしてどう展開していくんでしょうか⁈

  • 今度は女学校へ入学!
    フィリエルはどこに行ってもフェリエルのままだなぁと思う。
    もちろんいい意味で。
    そしてルーンとの関係が進展…したのかな?
    フィリエルの方が無自覚だから恐ろしい。

  • シリーズ2作目。
    フィリエルがトーラス女子修道院付属学校へ編入し過ごす日々。そこへまさかのマリエとルーンも送り込まれてきて…
    女の子たちの腹の探り合いと表には出さない思惑とが渦巻くトーラスで、フィリエルが色々なことに巻き込まれ命さえも狙われるが、最後にはアデイルとユーシスに救われる。
    アデイルの姉レアンドラも仮の姿で登場。レアンドラがなぜルーンの秘密を知っているのか気になる。

  • 最高でした。
    アタシャ聞いてないよ…?!?!一冊で薔薇も百合もサスペンスもロマンスも手に汗握る剣技も楽しめるなんて??!?!しかも学園もの??、?!!?、?!!狂う。あの。最高すぎませんか…?夢…???

    陰謀渦巻くなんでもござれな全寮制女子校…!こりゃすげーわと始まった第二巻、早速フィリエルに忍び寄る黒い影!危ないっ!ムキっ(柵にしがみつく)(つよい)そしてまさかのお馴染み3人がここでも大暴れ!家族にストーリー説明しててなにそれなろう系?と言われる始末。全乗っけすぎるけど、多分児童文学だよ、と返しました。多分…。

    あのわたくしにも言わせてください、ルーン、本当ずるい…大好き…。
    もうあの、押し倒シーンでフゥーーー…(大歓喜)っていっかい深呼吸しましたよね。もうね、ありがとうございます(大歓喜)1巻の感想で、これからどんな関係性を紡いで…な~んてカワイイこと言っちゃって!笑、あの。最高すぎるんですが?感謝。多謝。
    天体観測キッスのシーンは文学史に残ります。テストにも出ます。
    それであの〜…?ラストも全部持ってっちゃうのズルすぎません?!?!!、(憤怒)(にっこり)(お兄ちゃんありがとう)

    今回初登場の悪名高き(?)レアンドラが中村明日美子先生作画すぎて発狂しそうです。あかん。
    そしてデウスエクスアデイルに全部持ってかれるところも女王候補〜!!クイーンレースとっくに始まっとる〜!!!(気分はシュガルン)

    そしてイグレインの感情を描き切る繊細な筆致…もう感激しまくりで、おまじない…祝福のシーンの美しさ、尊さたるや…「ええ、そういうことも、あったかもしれません」イグレインは低く答え、息を吸ったが、それはそのまま静かに吐き出された。
    グァァァィアオオオ〜!!!!♨︎狂う。
    打倒女王!の陰謀も垣間見得て,さらにさらに続きが楽しみです〜!!

  • 主人公のフィリエルが貴族が通う全寮制の女学校に入学したよ!閉ざされた女学校で起こる派閥争いに事件に……。凛として立ち向かうフィリエルがカッコいい。そしてルーンとの関係が進展しててそちらも気になるところ。

  • 合本で続けて読んでしまった2巻目。
    十代にかなり読んだのでよく覚えているけど、やっぱり面白くて凄い。
    2巻はギャグぽいけど、伏線いっぱいの重要なストーリー。そして突然の恋愛?の描写。
    この二人に恋愛感情はいるのかなあとなんとなく今も不思議。
    兄妹、姉弟のように育った二人に恋愛感情がめばえることはこの作者にはよくあるけど、そこのところは今も違和感がある。 
    まあお話だからね。

    昔、作者が、2巻を指して、○○の登場のために用意した舞台だったけど☓☓の女装インパクトで全部消し飛びました、と書いてた(笑)。ほんとにね。

  • 次は陰謀渦巻く女学校編。トーラス修道院に送り込まれたフィリエルは陰湿な事件に巻き込まれて行きます。女だけの閉鎖空間は独特の気風を生み、イジメの温床だったりするのです。全体的に百合百合しい話。そんな中でのルーネットちゃんの存在がフィリエルの頭痛の種でして。「今でもぼくを弟だと思っている?」の後に続くシーンで変な声でました。出番少ないのにアデイルの腐女子っぷりが爆発する話でもあります。やっぱり、これは女の子の、女の子による、女の子のための物語だなと。女子の頭の中は割とこんな感じでは(腐女子ってとこじゃないよ)

  • ルーンおまえってやつはーーー!!!!!

    前読んだときも女装潜入からのキスシーンで転げた覚えがありますほんとここ好き…しかしファーストキスで舌までいれるな待て
    はーもーやだー両思いになりきってないようななってるような微妙な感じじゃないですかーやだーらぶらぶじゃないですかー一生やってろよ〜

    レアンドラこわいよーレアンドラーこわいー生徒会こわいよー

    あー萌えた…すごくもえた…ふふ…やっぱり好きだなあふふ…

  • 話が動きだして、1巻より断然面白くなった。フィリエルは色んな人とふれあってこそ輝くタイプのヒロインだなと思う。
    ルーンとのキスシーンはいきなりの展開でちょっとびっくりした。

    最初アデイルの腐女子設定はいらないんじゃないかと思っていたのだけど、最後の見事なまとまりに、すごい!と感嘆した。
    アデイルの小説があったから、事件後修道院でも割とポジティブに話題になったんだろうな。侮れない。

  • 面白すぎて、深夜です。

    ……一気に読んでしまった。
    読んでしましましたよ。
    なんぞこれ。

    そこはかとない陰謀とか、フェリエルの豪胆さとか、ルーンのモヤモヤとか、アデイル嬢の茶目っ気とか、全部含めて面白かった!
    ルーン、1巻の時から思っていたよ、君がヒロインかもって思っていたよ!!(笑)
    そして気づかないユーシス(笑)
    その後のトータスでどんな噂が流れるのやら。

    シザリアが出てきたときはホントにびっくりしましたが。
    ルーンとフェリエルのじれじれ感にもニヤニヤしますが!
    ルーン、がんばれ!

    次は王宮編なんですね!
    角川さんでの続きが出てないので、やはり図書館のお世話になるしかないでしょうね。文庫の種類は揃えたいですし。

  • 最高。何度でも読みたいキスシーン。それはそれとしてミステリっぽい展開に胸躍った。
    しかしまあ、どこもかしこも百合。山奥に隔絶された女学校ともなるとそうなるのか……。

  • 「花園へのいざない」
    学校に編入させられた。
    通っていた頃とは変わってしまっていたとしても、せめて少しでも事前情報を与えてからいくべきだったな。

    「暗躍する花々」
    二人もやってきたけど。
    考えがあってのことだったとしても、それを知らされていない身としては気苦労が耐えず大変なだけだろう。

    「花飾りの舞台」
    脅迫に応じることなく。
    素直に従っていたとしても、水面下での争いは終わることなく誰かが手を下しての繰り返しだっただろうな。

  • 女学校編。

    ルーンとフィリエル、
    ルーンとユーシス、
    アデイルとレアンドラ。
    そしてマリエ。
    いろんな人間関係がちょっとずつ進展する2巻。
    フィリエルの底力がみえてよかった。

    兄妹のように育った2人の関係が、いつのまにか恋愛感情になっているパターンは荻原規子さんあるある(?)だけど、今回は割とはやめに核心をついてくれて、めちゃ嬉しい。そういや、自分の魅力に無頓着な主人公も、荻原規子さんあるあるだわ。笑

    ユーシスが白馬で連れ去るあのシーン、ニヤニヤが止まらなかった。BLブーム時代のラノベなのかな。久々のこのノリ、たまりませんね…

  • 女学校での生活がドロドロしていて息苦しい。第一章のラストがショッキング。女装したルーン(!)とマリエが女学校に乗り込んでくる展開が予想外で楽しい。レアンドラが見るからに手強そう。真の黒幕が誰か読めなくて手に汗握る。

  • ウテナかな

  • 良家の教養を身につけるべく、トーラス女学校へ入学することとなったフィリエル。表向きは平等で清らかな学園だが、裏では貴族の娘たちの陰謀が渦巻いていた。
    更に、命を狙われたルーンもフィリエルの後を追って女学校へ入学することになる。

    真夜中に部屋に入ってきたフィリエルに、深く口付けるルーン。あんなに積極的に愛情表現するとは思わなかったので驚いたけど、悪夢にうなされたあのタイミングだったからこそなのかもしれない。ルーンが大人のキスを知っているのは、天文台にくるより前の知識だったりするんだろうか。あまり健全な環境で育っていなそうだし……。体の傷や自分の生い立ちを「フィリエルには関係ないこと」と言いつつも、弱った時に彼女に手を伸ばしてしまうのがいじらしい。

    一巻で丁寧に敷かれた世界観やキャラクターの魅力が一気に花開いた二巻。少女漫画みたいになってきたな。ユーシスとルーンの禁断の恋で妄想を爆発させるアデイルお嬢様が、最後は学校からの逃走劇を彼女らしく可憐に大胆に決めていくのが特に好きだった。

  • ☆5。

  • 閉じた世界の女学校に編入だなんて面白すぎる!
    しかもルーンとマリエまでなんて、なんて贅沢な!
    色々と要素がつまっていて飽きさせない。
    当面、学園生活が続くのかと思っていたらラストはそーなるのね。納得!
    ルーンとフィリエルの関係もいい感じで次も楽しみ。

  • 2017.08.23

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著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

荻原規子の作品

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