夏しぐれ 時代小説アンソロジー (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041009246

作品紹介・あらすじ

夏の神事、二十六夜待で目白不動に籠もった俳諧師が死んだ。不審を覚えた東吾が探ると・・・・・・。「御宿かわせみ」から平岩弓枝作品や、諸田玲子、藤原緋沙子など、江戸の夏を彩る時代小説アンソロジー!

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  • 武士、庶民の区別なく、季節はめぐり、夏の陽光が江戸にふりそそぐ。『御宿かわせみ』より、俳諧師の死の謎を追う「二十六夜待の殺人」(平岩弓枝)。『隅田川御用帳』より、因業な質屋の隠居を改心させた真相に迫る「ひぐらし」(藤原緋沙子)。夏の記憶と武士の生き様を描く「似非侍」(諸田玲子)。『人形佐七捕物帳』より、永代橋崩落に端を発した転落の物語「夢の浮橋」(横溝正史)。因果はめぐる「怪談累ケ淵」(柴田錬三郎)。江戸の夏、5編を厳選。
    (2013年)
    — 目次 —
    平岩弓枝『二十六夜待の殺人』 ★★★☆☆
    藤原緋沙子『ひぐらし』 ★★☆☆☆
    諸田礼子『似非侍』 ★★★☆☆
    横溝正史『夢の浮橋』 ★★★☆☆
    柴田錬三郎『怪談累ヶ淵』 ★★★☆☆

  • 時代ものならではの人情物語で機微に触れることができた。

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著者プロフィール

1917年-1978年.岡山県生れ。慶應義塾大学支那文学科卒業。在学中より「三田文学」に現代ものの短編を発表。戦後、「書評」の編集長を経て、創作に専念。1951年、『イエスの裔』で第26回直木賞を受賞。以後、時代小説を中心に創作し1956年より「週刊新潮」連載開始の『眠狂四郎無頼控』は、剣豪小説の一大ブームを起こす。1969年に『三国志英雄ここにあり』で第4回吉川英治文学賞を受賞主な作品に『赤い影法師』『御家人斬九郎』『剣は知っていた』『決闘者 宮本武蔵』『チャンスは三度ある』など多数。

「2022年 『第8監房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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