秘薬の恋を月に誓う 誘惑の謀略者 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041009444

作品紹介・あらすじ

国王暗殺未遂事件が勃発。王位継承争いが激化する王宮内にて、陰謀に巻き込まれたシェリルは容疑者として捕えられてしまう。彼女を想うアレクシオンは、ついにある決断に踏み切るが――!?

感想・レビュー・書評

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  • 跡継ぎ陰謀に巻き込まれいくので目が離せない展開で一気読み。もちろん胸キュンもあって満足。シェリルの親と王妃との関係も気になるなー

  • 第3巻を読破。

    最初の巻でなんとか一命を取り留めた王様。

    だけれど再び病に倒れてしまって。

    せっかく助けた命なのだから、今回も助けられるといいな、と思っていたのに……。

    結局王様は亡くなられてしまって。

    しかも次の王様を選ばないまま逝ってしまって。

    そうなると王宮内は悲しむよりも、次の王様は誰だという話題で持ちきりになるよなあ。

    王子様は3人いて。

    どちらも魅力的な人物で。

    まあ、アレクは目立たず過ごしてきていたから、実質第一王子と第二王子の争いになるわけだけど。

    本人も王位とか全然興味ないしな、アレク。

    でも本人はそうでも、周りの人間はそういうわけにもいかなくて。

    ヴァルトなんか、すっごい意気込んでいるもんなあ。

    彼は最初からだったけど。

    すごいアレク推しだったね。

    そしてその理由もこの巻ではっきりしました。

    っていうか、うっかりくんにそんな重大なことを言っちゃうかwww

    となったのは内緒です。

    いや、それだけ胸の内に秘めておくのがつらかったんだろうな。

    王様の耳はロバの耳だな。

    私だったら――

    ごろごろ転がりまくって、どこかで爆発させてると思う。

    今までよく内緒に出来ていたよ、ヴァルト。

    あと相変わらずサリオとルーカスの秘密が……。

    命惜しさにってヴァルトは言っていたけれど、うーん。

    なんていうか、そんなことで「四誓」にはならなさそうな気もするけどなー。

    じゃないとアレクの「四誓」にはならないと思う。

    だって、命をかけて彼を守るわけでしょ?

    「命惜しさ」に「四誓」になったなら、命をかけて彼を守るという行動に矛盾が出てくる。

    そう、それはまさに――

    異議あり!! の世界。



    そんなわけで、ヴァルトくんの好き嫌いって分かれそうな気がします。

    単純だけどねwww

    ほんと小型犬って感じです、ヴァルトくんwww

    そりゃ大型犬っていうか、狼とかそっち系のサリオやルーカスにかまいたがられるはずだよwww

    そういうところもあって、私はヴァルトくんをなかなか嫌いにはなれなかったなあ。

    一生懸命キャンキャン吠えててかわいいなあ(にやにや)って感じ。



    さて、王様の死去で浮き彫りになる王位継承者争い。

    それに巻き込まれてしまったシェリル。

    前回ではっきりとした彼の本性。

    第二王子さんが一時の清涼剤ですなー。

    あん人はほんとに……かわええなあ(顔文字)となるwww

    ツンデレ王子ですん。

    それにしても――

    王位とか関係なく王様の他界を悲しんでくれる人がいてよかったな、と。

    アレクやクラウたち、そしてシェリル。

    病で苦しむ人を助けたいって願う彼女にとって、一度助けた人の命を失うことはつらいことなんじゃないかな……。

    そんなことを思いました。

  • 次兄推しだよ!次兄がいいよかわいいよ(笑)出番は三王子の中で一番少ないかもしれんが読者の人気No.1は次兄クラウでしょ! さて、内容は静の中で小さな闇が徐々に侵略始めた、ってとこでしょうか。ミスカ先生の性別や素性、アレクの出生の秘密も出てきたし。あとはシェリルの両親とアレクとの関わりかなぁ。まぁ、アレクは幼すぎて覚えてなさげだけど。で、王の証はあれですかな。シェリルじいちゃんがアレクに渡した剣でしょ!?

  • 師匠ミスカの驚きの正体も明らかに
    周囲には気持ちがバレバレの二人だが、必至になって気持ちを隠そうとするシェリルも、彼女を守りたいとささやかな幸せを願うアレクの行動も、キュン痒くて転がる。

    ディアナにはもう少し頑張ってほしかった
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3298.html

  • シリーズ3巻目。

    アレクシオンへの恋心を胸に秘めつつ、それでも彼の側で「四誓」として共にあることを選んだシェリル。アレクシオンのために自分ができることをしたい、と心に誓い、彼のために調薬師として日々奮闘していた。そんな中、落ち着いていた国王の病状が急激に悪化。その症状から効用があるだろう薬を思いついたシェリルはメリナ村へ向かう。シェリルたちの持ち帰った薬のおかげで一命を取り留めた国王。けれど、その事実はシェリルたちに恐ろしい現実を突きつける。シェリルが持ち帰ったのは「毒消し」の薬。すなわち、それは王を暗殺しようとする何者かがいるということに他ならなかった。

    3巻も面白くて一気に読んでしまいました。ふとした時に感じる胸のときめき。けれど、その気持ちは表には出せない。出せば相手を苦しめてしまうから。だけど、その想いは胸から溢れ出てきて・・・。切ない想いにキュンキュンさせられます。シェリルは相変わらず可愛いし、健気だし、頑張り屋だし、アレクシオンもクールで優しくて、でも決める時には決める!みたいな。3巻は特に格好良かった。兄王子たちにビシっと言うとことか。知らないうちにサラッと民のために私財を奮っているあたりとか。それから父王が亡くなった時に悲しいはずなのにそれを必死に耐えて強くあろうとするあたりとか。シェリルの前で悲しみに暮れる姿は切なくて胸を打ちました。

    でもアレクシオンも良いですが、クラウシオンも好きなんですよね。何だかんだいって素直だったり、可愛かったりする所とか。ラルフシオンは3巻ではガッツリ本性を出してきているので怖いです。彼の部下や影も怖いです。4巻でも悪いこといっぱいやるんだろうなぁ。

    ラストではラルフシオンが国の乗っ取り計画を本格的に実行し始めたみたいなので、次巻ではどんな展開になるのか気になります。国外へ行こうとしているシェリルたちはどうなるんだろう。いずれは国に帰ってきてラルフシオンと対決!みたいな展開になりそうですけれど、他国での話も読んでみたい。サリオやルーカスが「四誓」になった経緯みたいな話と絡めて他国でのシェリルたちの活躍する話も読んでみたいです。なんにせよ続きが楽しみです。

  • まず、帯のアレクシオンの台詞が「かっこいい」し、「四聖」の縛りでお互いに思いながらも恋心を伝えることができないアレクシオンとシェリルのもどかしさがなんともいえません。周りにはダダ漏れだけど、本人たちだけがそれに気付いていないってところとかもよいです。

    無意識にシェリルがかまうせいで、クラウシオンがシェリルに寄せる気持ちも強くなってるみたいだけど、彼はきっとシェリルがアレクシオンを好きだって言うのに気付いているんでしょうね。私的にはクラウシオンの性格も嫌いじゃないんで、ちょっと彼が不憫です。

    アレクシオンを追いかけてきたお姫様は、イラストを見ても確かに蜜がしたたりそうな女性でしたけど、自分が好きな子以外にはかなり冷たいアレクシオンで、彼女がもっと何かするんじゃないかなって思ったのに、あっさり帰国しちゃって、肩すかしです。もうちょっとシェリルを煽って欲しかったのに。。。

    あと、今回シェリルが陰謀に巻き込まれてしまいますが、すべての黒幕はやっぱりラルフシオン。アレクシオンが本来であれば次期王だったのに、それを皇帝が言うつもりがないと分かった途端に王を殺すって、ちょっと精神的にやばい感じがします。

    アレクシオンが権力を捨ててしまいましたが、真相を知る王妃に牙をむいたラルフシオン。さて、アレクシオンたちはこのあとどうするのかなぁ。

    次巻も楽しみです。

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