- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041009499
感想・レビュー・書評
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1.また春がきて
2.光る赤い玉二つ
3.タカミ カラさん
4.魔女のしるし
5.しみだらけの本
6.ジジの家出
7.ネネとヤン
8.ぞうさんからうさぎさんへ
9.大漁事件
10.川辺の散歩ホール
11.プウプカおじさん
12.おわりのとびら詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
キキの心の動き(迷い、乱れ)は、青春の苦い部分で、みんなが通ってくるところだと思うが、おじさんになって読むのは、気恥ずかしく苦しく、読み切るのが大変だった。年を重ねてきたからわかるのですが、教訓にするけど繰り返したくはないものだと思うから。
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ケケひとりの存在にキキは振り回されっぱなし。
嫉妬や反抗、素直になれない自分への苛立ち。
中学生の女の子が悩む特有のあの感じがとてもリアルに描写されていました。
またひとつ大人になったかな。 -
魔女らしき少女が現れる話。
自分の居場所が乱されたり
無くなってしまいそうで苦しんだり
大人になりつつあるだけにつらい時期なんだろな。
大人になっても自分の居場所を考えることは変わらなかったりするけれども。 -
コリコの街に慣れてきたキキの前に謎の女の子、ケケが現れる。ケケの存在自体に、キキは自分自身が戸惑い悩み始める。
すべてがとられてしまうのではないかと人と比較して、自分のダメさ加減を考え鬱々としてしまう姿は、他人事ではないように思えました。結局ケケは魔女だったのかなぁ。謎は残るけれど、また一回り、キキが大きくなったような気がしました。自分のペース・マイペースで暮らしていくこと、本当に難しいなと思いました。見習いたいです。 -
魔女のキキと黒猫のジジの心温まるお話。
小さな少女ケケに翻弄されながらも成長していく姿が微笑ましいです。