魔女の宅急便 3キキともうひとりの魔女 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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レビュー : 61
  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041009499

感想・レビュー・書評

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  • 突然現れたもう一人の魔女にイライラしたり翻弄されたりにすごく共感してしまった。
    杖のおじいさんの話や靴をなくしたお話など、自分がこれから迎えるかもしれない人生の局面をどのように捉えたら良いのだろうと思うような物語がありました。
    人生を飾ったり、変に避けたりすることなく、まっすぐ描く著者がすごいと思います。
    少しずつ大人になっていくキキがすごく楽しみです。

  • 13歳でコリコの街に降り立ってから4回目の春。キキは16歳となりました。突如現れるケケという不思議な少女に振り回される姿はまだまだ子ども、という感じは否めませんが、でも13歳の頃のように、ただ目の前のことだけで精いっぱいという雰囲気でもありません。迷ったり悩んだりする思考に、一人の少女の成長がきちんと描かれているように思いました。

    故郷を離れ、見知らぬ街で自分の居場所を見つけようと奮闘する姿は、今の私にとってはとても共感できるものです。20代の私が16歳のキキに自分を重ね合わせるなんておかしなことかもしれませんが、でもキキの迷い悩む気持ちはすごくよく分かる。知らず知らずのうちに、キキを通して自分を見つめているようにも思えるから不思議です。

    “自分が 自分に 出会うとき あなたにも いつかある”

    “自分が 自分に 出会うとき あなたにも きっとある”

    キキを勇気づけた歌の一節は、私の心にも光を射してくれたように思います。この物語が、いつまでも色褪せず女の子のそばにあるのは、キキの姿に自分を照らしながら、共に成長していけるからかもしれませんね。

  • ケケに生活や感情を掻き乱されて、自分を見失うキキ。
    その心情が痛い程わかる。
    一番信頼して親しい、一番近くにいるジジに当たってしまうのもよく分かる。

    p.252 こんなさびしい自分に出会うなんて、思ってもみませんでした。
    p.266 「魔法って、見つけるってことなんだね」

  • どうもケケちゃんがしっくりこなくて、違和感抱えて最後まで。
    もう少し、二人の年齢設定が近ければ、恋のライバル感がもっと出てたのかな。

  • キキがコリコの町に住み始めて4年目のお話。
    キキ、不思議な女の子に振り回されて、大いに悩む。

    ここまでは読んだ覚えがあるような、ないような…
    ま、次の巻は我が家にないので、未読確実!

  • 2013-76
    キキが思春期らしい悩みとケケに振り回されつつ、成長していくストーリー。
    のんびりとした世界観がいい。

  • キキのライバル登場で、キキが思春期の女の子らしい悩みでぐるぐるしていて、女の子だなぁと強く思いました。

  • 2013年春から隔月で刊行されることとなった文庫版『魔女の宅急便』の3作目。
    表紙のイラストが秀逸で、続けて読んでいる。(ちなみに、実写もされるようだけど、そちらはイマイチの雰囲気かな・・・)

    今回は16歳になった魔女キキの物語。
    1冊を通して、ケケという謎の少女がからんだ奇妙な物語になっている。

    エンディングに、ひたすら感動!

    毎度、大きな成長をして大人になっていく魔女キキの素敵な物語で、早速4巻が楽しみ。
    鈴木久美さんのカバーデザインも楽しみだ。

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    【内容(amazonより)】
    16歳のキキのもとへケケという少女が転がりこんできて宅急便の仕事を横取りしたり、とんぼさんとのデートに居合わせたりと振り回され放題。反発しあいながらキキも少しずつ変わっていき…シリーズ第三弾!

    【内容(「BOOK」データベースより)】
    キキがコリコの町に住むようになって4回目の春。ケケという風変わりな女の子が転がりこんできたことで、キキの暮らしは一変します。不思議な力と自由奔放な発想を持つケケは、キキの行く先々に現れては、何かと怪しい様子を見せます。キキの心は次第に不安や疑いでいっぱいになっていきました。ふたりは互いに反発しあいますが、やがて自分の本当の気持ちに気づいたキキは、また一歩、大人の階段をのぼるのでした。
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    【目次】
    1 また春がきて
    2 光る赤い玉二つ
    3 タカミ カラさん
    4 魔女のしるし
    5 しみだらけの木
    6 ジジの家出
    7 ネネとヤン
    8 ぞうさんからうさぎさんへ
    9 大漁事件
    10 川辺の散歩ホール
    11 プウプカおじさん
    12 おわりのとびら
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  • なに、この芽生える感。
    このシリーズずっと読んでる女の子とかは、きっと多感な時期だもんな。
    絶対ときめいちゃうよなあ。

    そしてここにも、こっそりときめいている男がひとり。
    こりゃ引き続き読むな。

  • キキが悩んだりいじけている巻でした。
    誰にでもコンプレックスや人に対する競争心や
    ひがむ心はあると思う。
    心の揺れをうまく表現しているからつい応援したくなります。
    ジジにやつあたりをしてジジが傷つくところでは
    切なくなりました。
    最後はおだやかに終わりましたが、色々考えさせられる
    巻でした。

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著者プロフィール

角野 栄子(かどの えいこ、本名 渡辺栄子)
1935年生まれ。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業後、紀伊國屋書店出版部に勤務し、結婚して退職。1960年、25歳の時に自費移民としてブラジルに2年間滞在。早大時代の恩師、アメリカ文学研究者龍口直太郎の勧めによって、ブラジル体験をもとに描いたノンフィクション『ルイジンニョ少年、ブラジルをたずねて』で作家デビュー。それから7年かけて、絵本・童話の創作も始めた。
産経児童出版文化賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞、巌谷小波文芸賞、東燃ゼネラル児童文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など多数の受賞歴がある。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。
2018年、「児童文学のノーベル賞」「小さなノーベル賞」と評される国際アンデルセン賞作家賞を受賞。代表作の『魔女の宅急便』シリーズ、『トンネルの森1945』が受賞声明で言及されていた。

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