魔女の宅急便 3キキともうひとりの魔女 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
3.80
  • (45)
  • (78)
  • (81)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 923
感想 : 67
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041009499

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • キキの悩み分かるわ〜

  • キキ16歳。
    もう1人の魔女の登場で、自分の場所を取られそうで焦るキキの不安とか嫉妬とかいろんな感情がいっぱいで、胸が痛かった。
    10代の時に読んでいたら、もっとグッときたかも。。

  • 急に大人びた。

    なにが大人びたって、物語が大人びた。

    一気に、大人向けに。

  • 突然現れたもう一人の魔女にイライラしたり翻弄されたりにすごく共感してしまった。
    杖のおじいさんの話や靴をなくしたお話など、自分がこれから迎えるかもしれない人生の局面をどのように捉えたら良いのだろうと思うような物語がありました。
    人生を飾ったり、変に避けたりすることなく、まっすぐ描く著者がすごいと思います。
    少しずつ大人になっていくキキがすごく楽しみです。

  • 13歳でコリコの街に降り立ってから4回目の春。キキは16歳となりました。突如現れるケケという不思議な少女に振り回される姿はまだまだ子ども、という感じは否めませんが、でも13歳の頃のように、ただ目の前のことだけで精いっぱいという雰囲気でもありません。迷ったり悩んだりする思考に、一人の少女の成長がきちんと描かれているように思いました。

    故郷を離れ、見知らぬ街で自分の居場所を見つけようと奮闘する姿は、今の私にとってはとても共感できるものです。20代の私が16歳のキキに自分を重ね合わせるなんておかしなことかもしれませんが、でもキキの迷い悩む気持ちはすごくよく分かる。知らず知らずのうちに、キキを通して自分を見つめているようにも思えるから不思議です。

    “自分が 自分に 出会うとき あなたにも いつかある”

    “自分が 自分に 出会うとき あなたにも きっとある”

    キキを勇気づけた歌の一節は、私の心にも光を射してくれたように思います。この物語が、いつまでも色褪せず女の子のそばにあるのは、キキの姿に自分を照らしながら、共に成長していけるからかもしれませんね。

  • どうもケケちゃんがしっくりこなくて、違和感抱えて最後まで。
    もう少し、二人の年齢設定が近ければ、恋のライバル感がもっと出てたのかな。

  • キキがコリコの町に住み始めて4年目のお話。
    キキ、不思議な女の子に振り回されて、大いに悩む。

    ここまでは読んだ覚えがあるような、ないような…
    ま、次の巻は我が家にないので、未読確実!

  • 2013-76
    キキが思春期らしい悩みとケケに振り回されつつ、成長していくストーリー。
    のんびりとした世界観がいい。

  • キキのライバル登場で、キキが思春期の女の子らしい悩みでぐるぐるしていて、女の子だなぁと強く思いました。

  • 2013年春から隔月で刊行されることとなった文庫版『魔女の宅急便』の3作目。
    表紙のイラストが秀逸で、続けて読んでいる。(ちなみに、実写もされるようだけど、そちらはイマイチの雰囲気かな・・・)

    今回は16歳になった魔女キキの物語。
    1冊を通して、ケケという謎の少女がからんだ奇妙な物語になっている。

    エンディングに、ひたすら感動!

    毎度、大きな成長をして大人になっていく魔女キキの素敵な物語で、早速4巻が楽しみ。
    鈴木久美さんのカバーデザインも楽しみだ。

    ----------------
    【内容(amazonより)】
    16歳のキキのもとへケケという少女が転がりこんできて宅急便の仕事を横取りしたり、とんぼさんとのデートに居合わせたりと振り回され放題。反発しあいながらキキも少しずつ変わっていき…シリーズ第三弾!

    【内容(「BOOK」データベースより)】
    キキがコリコの町に住むようになって4回目の春。ケケという風変わりな女の子が転がりこんできたことで、キキの暮らしは一変します。不思議な力と自由奔放な発想を持つケケは、キキの行く先々に現れては、何かと怪しい様子を見せます。キキの心は次第に不安や疑いでいっぱいになっていきました。ふたりは互いに反発しあいますが、やがて自分の本当の気持ちに気づいたキキは、また一歩、大人の階段をのぼるのでした。
    ----------------
    【目次】
    1 また春がきて
    2 光る赤い玉二つ
    3 タカミ カラさん
    4 魔女のしるし
    5 しみだらけの木
    6 ジジの家出
    7 ネネとヤン
    8 ぞうさんからうさぎさんへ
    9 大漁事件
    10 川辺の散歩ホール
    11 プウプカおじさん
    12 おわりのとびら
    ----------------

全67件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

1935(昭和10)年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、出版社に勤務する。25歳の時からブラジルに2年間滞在し、その体験をもとにしたノンフィクション『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で作家デビュー。著書に『ズボン船長さんの話』『小さなおばけ』シリーズ、『魔女の宅急便』『ぼくびょうきじゃないよ』『おだんごスープ』『ラストラン』など数多くの絵本・児童文学作品がある。産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文学賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など受賞作品多数。

「2017年 『いろはにほほほ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

角野栄子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×