魔女の宅急便 3キキともうひとりの魔女 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
3.80
  • (45)
  • (78)
  • (81)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 931
感想 : 67
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041009499

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • なに、この芽生える感。
    このシリーズずっと読んでる女の子とかは、きっと多感な時期だもんな。
    絶対ときめいちゃうよなあ。

    そしてここにも、こっそりときめいている男がひとり。
    こりゃ引き続き読むな。

  • キキが悩んだりいじけている巻でした。
    誰にでもコンプレックスや人に対する競争心や
    ひがむ心はあると思う。
    心の揺れをうまく表現しているからつい応援したくなります。
    ジジにやつあたりをしてジジが傷つくところでは
    切なくなりました。
    最後はおだやかに終わりましたが、色々考えさせられる
    巻でした。

  • キキが十代の悩みや嫉妬を持ちながら成長していく様子がとってもステキだった。
    こうして大人の魔女にそして大人の女性になるんですねぇ。

  • 私にとってのトラウマ巻。
    これをはじめて読んだ時、とにかく嫌な気分でいっぱいになったのをまだ覚えています。

    キキが少しずつ少しずつ、成長しながら作り上げていった自分の居場所。それを、突然割り込んできた小生意気なクソジャリに奪われてしまう…
    と、いう風に、はじめて読んだ頃は感じていたのです。
    大人になってから読むと、回りは別にそこまで深刻じゃないし、ケケのこまっしゃくれっぷりもある意味カワイイと思える気がして少し驚きました。

    でも、やっぱり、自分の居場所と思っていた所にするりと入り込んできた別の存在がすんなり受け止められているのを見るのって辛い年代はあると思うのです。それころ10代の頃。その不安的な気持ちって、誰だって多かれ少なかれ感じているんじゃないかな。単純にいえば、弟や妹ができた幼児の気持ち?何故か自分の友人と意気投合した彼氏を見る気持ち?嫉妬というよりは、もやもやした不安。自分が大事にしていたあの場所って実は誰でも立つことが許されるのかもと考えてしまう不安。

    まー、そんな深刻な話でもなく、いつも通りに紆余曲折をへてキキは少し成長してハッピーエンド、なんですけど。
    どうしてもこの巻が苦手なのは、たぶんキキの不安に寄り添ってしまったからだろうなと思います。
    さすがにだいぶ年を取ってしまったので、今更あんまりそういうもやもやした感じはしなかったですが(笑)。

  • 今回のキキはキャラが迷走してハラハラしたけど、最後はいつものキキで安心。

    キキは俺の嫁

  • 2013.7.30読了。

    嫉妬心も芽生えながら、ちょっとずつ大人になっていってるんだね。見守りたい親戚のおばちゃんの気分。

  • ケケという新しい魔女が街にやってきた!
    16歳になったキキの心が揺れる。

    ケケのズバズバ感に最初は嫌だなーって思ってたけど
    最後は良かったなー

  • なつかしー!!!

  • 角野栄子『魔女の宅急便』|web KADOKAWA
    http://www.kadokawa.co.jp/sp/majotaku/

    角川書店のPR
    「16歳のキキのもとへケケという少女が転がりこんできて宅急便の仕事を横取りしたり、とんぼさんとのデートに居合わせたりと振り回され放題。反発しあいながらキキも少しずつ変わっていき…シリーズ第三弾!」

全67件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

1935(昭和10)年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、出版社に勤務する。25歳の時からブラジルに2年間滞在し、その体験をもとにしたノンフィクション『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で作家デビュー。著書に『ズボン船長さんの話』『小さなおばけ』シリーズ、『魔女の宅急便』『ぼくびょうきじゃないよ』『おだんごスープ』『ラストラン』など数多くの絵本・児童文学作品がある。産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文学賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など受賞作品多数。

「2017年 『いろはにほほほ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

角野栄子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×