魔女の宅急便 3キキともうひとりの魔女 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 721
レビュー : 61
  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041009499

作品紹介・あらすじ

16歳のキキのもとへケケという少女が転がりこんできて宅急便の仕事を横取りしたり、とんぼさんとのデートに居合わせたりと振り回され放題。反発しあいながらキキも少しずつ変わっていき…シリーズ第三弾!

感想・レビュー・書評

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  • 魔女のケケという少女が同居し始めてから、
    キキは情緒不安定。
    今まで街の人たちと築いてきた関係をケケに取られてしまったと感じ、イライラしてしまう点に共感し辛かった。

    結局はないものねだりをお互いにしていただけ。

    とんぼさんとの遠距離恋愛の行方に期待

  • 魔女の宅急便シリーズの中でもいちばん心が揺さぶられた巻かもしれない。

    空飛ぶ魔法、くすりぐさの魔法を通して、少しずつ少しずつコリコの街の人たちとの結びつきを重ねてきたキキ。いつの間にか故郷の街ではなく、この街こそが自分の居場所だと思えるようになっていた

    そこに現れたケケという年下の女の子。自分も魔女だと言い張り、それなのに魔女の伝統なんて知らんぷり。好きにおしゃれをして好きなように生きるケケは、魔女としてコリコの街に根ざし始めていたキキの存在を揺るがしてゆく。

    気が付けば、みんながケケの噂をしてる。ケケがこの街に来てくれて良かったと。気付けばキキのともだち、とんぼさんがいる飛行クラブにも出入りして、すっかりその一員になっていた。相棒猫のジジも、気付けばケケと一緒にいることが増えてきた。

    そしてついに、キキが上手く解決できずにいた仕事を、ケケが見事にやり遂げてしまう場面が。街の人はみんなケケに感謝して、ケケはみんなの人気者。

    仕事も、コリコの街のみんなも、とんぼさんも、ジジも。キキの居場所だったところには、もうキキはいらないじゃないか。みんなケケがいればいいんだ。消えたくて消えたくて逃げたくなったキキは、夜中にほうきに乗って空に飛び立つ。真っ暗な空の中、冷たい風に打たれながら、キキは自分の心と見つめ合う。

    自分は何かと「あれ、これってわたしいらないじゃん」って考えることが多い人なので、心が痛かった…。ケケみたいにはなれないんだよね、自分は自分なのだから。同時にキキが羨ましくもあるなあと。色々あってもやっぱりここが自分の居場所なんだと思える、暖かい第二の故郷を育めたのだから。

  • やさしい

  • 切ないお話でした。キキが青春真っ只中!って感じで、悩んだり、笑ったり、怒ったり。 ケケなんて、わけわかんない生意気な子も出てきて、わたしも最初はイライラしました。 でもやっぱり切ないお話だった〜最後のジジとケケのシーンにはちょっと泣けてしまった。 全巻揃えて、いつか読み返すつもりです☆

  • キキ16歳。
    一人称が「あたし」から「わたし」に。
    物語では謎の少女ケケが強引にキキの家に居候をはじめる。
    そのせいでキキの心が乱れに乱れて気の毒を通り越して痛ましい思いもした。
    それでも最後にはしっかり成長していく姿は美しい。

  • 2018年10月22日購入。

  • 角野栄子女史③
    キキ16才、コリコの町で4回目の春を迎えました。
    ケケという女の子の登場で心乱れるキキ。
    自分の本当の気持ちに気づき、大人へと成長していきます。
    キキが母親コキリさんからの返事で知る、おとうさんがすきって思った時の気持ち・・自分と重なるところがいいなぁ!

  • これはこれでおもしろいんだけど、キキとジジは映画版の方がかわいらしかったな!(笑。身も蓋もない。
    子供向け童話調にしては時折刺しに来ますよね。いやはや。

  • 魔女の宅急便2を読んでから
    久々にこのシリーズを読んでみた。

    突然物語に現れた
    ケケって何者??

    気になって一気に読んでしまった。

    このシリーズって
    みんな、ニコニコハッピーな
    児童小説と思っていたけど
    今回はちょっと違ったね

    なかなか楽しめました。

  • 正反対の性格の、年下魔女の登場でもやもやキキの回(?)。キキの生真面目さというか、根暗さ(?)が出て一緒にもやっと。ジジが軽く気の毒に思いつつ、なんでとんぼが好きなのか、よく分からなくて更にもやった一冊。いや、嫌いじゃないですよ。むしろ好き。

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著者プロフィール

角野 栄子(かどの えいこ、本名 渡辺栄子)
1935年生まれ。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業後、紀伊國屋書店出版部に勤務し、結婚して退職。1960年、25歳の時に自費移民としてブラジルに2年間滞在。早大時代の恩師、アメリカ文学研究者龍口直太郎の勧めによって、ブラジル体験をもとに描いたノンフィクション『ルイジンニョ少年、ブラジルをたずねて』で作家デビュー。それから7年かけて、絵本・童話の創作も始めた。
産経児童出版文化賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞、巌谷小波文芸賞、東燃ゼネラル児童文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など多数の受賞歴がある。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。
2018年、「児童文学のノーベル賞」「小さなノーベル賞」と評される国際アンデルセン賞作家賞を受賞。代表作の『魔女の宅急便』シリーズ、『トンネルの森1945』が受賞声明で言及されていた。

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