みんなのうた (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 764
レビュー : 98
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041009550

作品紹介・あらすじ

夢やぶれて実家に戻ったレイコさんを待っていたのは、いつの間にかカラオケボックスの店長になっていた弟のタカツグで……。家族やふるさとの心の絆に、しぼんだ心が息を吹き返していく様子を描く感動長編!

感想・レビュー・書評

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  • 懐かしい!とにかく懐かしい!
    昭和の香りがぷんぷん~(笑)

  • 松重ジャンルのひとつ、Uターンもの。
    主人公のレイコさんより、イネちゃんの存在感が大きい。
    ヒタヒタとイヤな空気が満ちつつあることが感じられる昨今(2015年2月)、クライマックスのキミ婆の言葉を胸に刻む。
    「あたりまえのことでも、それがほんまは、ものすごう幸せなことなんじゃいうんを…あんたら、忘れたらいけん、絶対に忘れたらいけん……」

  • 帰れるふるさとがあることを、そこで待っていてくれる家族があることを、一つ屋根の下みんなが顔を揃えて暮らせることを・・・。そんな当たり前と思っていることでもそれがものすごく幸せなことであることを忘れてはいけないな。

  • 三度の東大受験に敗れて梅郷に戻ったレイコ。
    高齢化のすすむ過疎地の田舎で奮闘する若者やみんなの優しさややるせなさ。東京を知ってるからこその田舎の良さ。都会へのあこがれ。これからの進路を模索するレイコ。
    こんなレイコはエラジンさんになっても家族のことを忘れない人になってくれると思う。

  • 実家に帰省するといつも味わう罪悪感にも似た気持ち…。育った故郷を離れた人はみんな同じように感じてるのかな…。
    たまに田舎に帰って、くつろいで、勝手にリフレッシュして、またいつもの毎日に戻って…。最近は残されて見送る側の気持ちがシクシクと胸に刺さる。いつまでも元気でいてねと思いながら。

    地元に残って、親の近くに住んで、就職や結婚を選んだ友達に会うと、そんな形もありだったなぁと思ってしまう。勉強できなくても、親のスネをかじっていても、タカツグみたいな子が一番親孝行なのかも。
    でも、レイコさんの気持ちもとってもよく分かる。レイコさんみたいな子も応援したいな、私は。

  • 重松さんらしいといえば、らしい。でも、もう一歩踏み込んで欲しかったような気もする。

  • 東大3浪して故郷に戻ったレイコ。そこで気付いたいろいろな田舎の出来事。
    そこに描かれているのは、まさに田舎が現実に抱えている問題そのもの。
    都会の大学に進学した子供は故郷には戻ってこない。田舎にはやりたい仕事が無いから。
    そして跡取りのいない家庭と年寄りばかりが増え故郷は寂れていく。
    口うるさく排他的な田舎はけっこうどろどろしてて住みにくいから、離れていくのも仕方ないんだけどね。
    出ていこうとするレイコとイネちゃんの気持ちも、残ってほしい親の気持ち、先祖代々の土地も家を護る事に縛られた祖父母の気持ちも、田舎住みにはとても共感できました。

  • 都会に暮らす者が田舎暮らしに憧れる際のキーワードに「牧歌的」がある。「のんびりしとした」等の意があるのだが、本当の田舎暮らしの大変さを知らない者が使う事に違和感を感じる。逆の立場だったら嫌かな?って思ったりするしね。作中に流れる童謡。ジャパニーズ・トラッドソングには景色があり覚悟がある。まさに牧歌的だった。

  • 今回の作品は、頻繁に目頭が熱くなるものではなかったが、田舎ものとしては、「わかる、わかる、ん」というものだった。

    『みんなで、みんなが、みんなとともに、みんなのために』

    そういう世界があってもいいと思う。

  • 三浪して東大受験に失敗した主人公レイ子さん。傷心帰省の途中にバツイチママと、再会。久しぶりの家族との日は煩わしいがそれぞれの立場で仕事があると気づいていく主人公。

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