みんなのうた (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 772
レビュー : 99
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041009550

作品紹介・あらすじ

夢やぶれて実家に戻ったレイコさんを待っていたのは、いつの間にかカラオケボックスの店長になっていた弟のタカツグで……。家族やふるさとの心の絆に、しぼんだ心が息を吹き返していく様子を描く感動長編!

感想・レビュー・書評

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  • 懐かしい!とにかく懐かしい!
    昭和の香りがぷんぷん~(笑)

  • 松重ジャンルのひとつ、Uターンもの。
    主人公のレイコさんより、イネちゃんの存在感が大きい。
    ヒタヒタとイヤな空気が満ちつつあることが感じられる昨今(2015年2月)、クライマックスのキミ婆の言葉を胸に刻む。
    「あたりまえのことでも、それがほんまは、ものすごう幸せなことなんじゃいうんを…あんたら、忘れたらいけん、絶対に忘れたらいけん……」

  • 帰れるふるさとがあることを、そこで待っていてくれる家族があることを、一つ屋根の下みんなが顔を揃えて暮らせることを・・・。そんな当たり前と思っていることでもそれがものすごく幸せなことであることを忘れてはいけないな。

  • 三度の東大受験に敗れて梅郷に戻ったレイコ。
    高齢化のすすむ過疎地の田舎で奮闘する若者やみんなの優しさややるせなさ。東京を知ってるからこその田舎の良さ。都会へのあこがれ。これからの進路を模索するレイコ。
    こんなレイコはエラジンさんになっても家族のことを忘れない人になってくれると思う。

  • 実家に帰省するといつも味わう罪悪感にも似た気持ち…。育った故郷を離れた人はみんな同じように感じてるのかな…。
    たまに田舎に帰って、くつろいで、勝手にリフレッシュして、またいつもの毎日に戻って…。最近は残されて見送る側の気持ちがシクシクと胸に刺さる。いつまでも元気でいてねと思いながら。

    地元に残って、親の近くに住んで、就職や結婚を選んだ友達に会うと、そんな形もありだったなぁと思ってしまう。勉強できなくても、親のスネをかじっていても、タカツグみたいな子が一番親孝行なのかも。
    でも、レイコさんの気持ちもとってもよく分かる。レイコさんみたいな子も応援したいな、私は。

  • 重松さんらしい内容。クライマックスには胸がぐっとくる。人それぞれになんらかの葛藤がある。人からヒントをもらい成長していく。2018.9.20

  • 受験に失敗して田舎へ帰った彼女を迎える家族、町の人々を通して成長していくお話。
    普通の日常ということもあるのか、なかなか読み進められず・・感動するということもなし・・すみません。

  • 重松さんらしいといえば、らしい。でも、もう一歩踏み込んで欲しかったような気もする。

  • 東大3浪して故郷に戻ったレイコ。そこで気付いたいろいろな田舎の出来事。
    そこに描かれているのは、まさに田舎が現実に抱えている問題そのもの。
    都会の大学に進学した子供は故郷には戻ってこない。田舎にはやりたい仕事が無いから。
    そして跡取りのいない家庭と年寄りばかりが増え故郷は寂れていく。
    口うるさく排他的な田舎はけっこうどろどろしてて住みにくいから、離れていくのも仕方ないんだけどね。
    出ていこうとするレイコとイネちゃんの気持ちも、残ってほしい親の気持ち、先祖代々の土地も家を護る事に縛られた祖父母の気持ちも、田舎住みにはとても共感できました。

  • 都会に暮らす者が田舎暮らしに憧れる際のキーワードに「牧歌的」がある。「のんびりしとした」等の意があるのだが、本当の田舎暮らしの大変さを知らない者が使う事に違和感を感じる。逆の立場だったら嫌かな?って思ったりするしね。作中に流れる童謡。ジャパニーズ・トラッドソングには景色があり覚悟がある。まさに牧歌的だった。

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著者プロフィール

重松 清(しげまつ きよし)。1963年、岡山県生まれの小説家。早稲田大学教育学部卒業。
出版社勤務を経て、フリーライターとして独立。ドラマ・映画のノベライズなどを手がけたのち、1991年『ビフォア・ラン』で小説家デビュー。
1999年『エイジ』で山本周五郎賞、2000年『ビタミンF』で直木賞、2002年『流星ワゴン』で「本の雑誌年間ベスト1」、2010年『十字架』で吉川英治文学賞、2014年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞をそれぞれ受賞。
山本周五郎賞、講談社ノンフィクション賞選考委員を務める。2017年、早稲田大学文化構想学部客員教授に就任。
『とんび』、『青い鳥』、『流星ワゴン』をはじめ、多くの代表作がドラマ化、映画化されている。

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