メサイア 警備局特別公安五係 (角川文庫)

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  • KADOKAWA (2013年8月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784041009604

作品紹介・あらすじ

海棠鋭利は対スパイ殺人権をもつ捜査官。任務失敗は死に直結する世界では養成校時代の相棒のみが互いを『メサイア』と呼び、救い手となる。だが鋭利のメサイアは相棒を変死させるので有名な御津見珀で……。

みんなの感想まとめ

国家の背後で暗躍するスパイたちのリアルな姿を描いた物語で、特に警備局特別公安五係の捜査官たちの葛藤と成長が際立っています。超軍縮時代の中で、情報戦が熾烈を極める中、彼らは「禊ぎ」と称する過酷な任務に挑...

感想・レビュー・書評

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  • 警備局特別公安五係。別名、特公五係の通称サクラ。
    世界は超軍縮時代に突入し、各国の情報戦が熾烈を極める。戦争放棄を謳い憲法九条を掲げ、積極的殺人権を持たない国家の代わりに全てを背負う。諜報活動及び、「禊ぎ」と称し積極的殺人を行うスパイ養成学校出身の若者のお話。
    その養成学校へ入学するには、戸籍や過去やら何から何まで全てを抹消され、この世にはいない存在となる。

    日本の防諜はザルで諜報天国と呼ばれているのは事実である。高殿氏の「トッカン」シリーズや「カーリー」シリーズにしてもそうだが、史実の絡め方が非常に巧みだ。高殿氏の時代ものも面白かったが公安ものもキャラ立ちが秀逸で良い一冊でした。

  • 日本にはスパイなんて存在しないというのが、世間の常識だが、この小説は実はそういう闇の世界で暗躍する凄腕のスパイが諜報機関員として実在するのでは?そして密かに殺しを請け負い、世間から抹殺されている輩がいるんではないかと思ってしまうようなリアルな小説。高殿さんの作品は細かい部分の描写がリアルで本当に物語の世界に引き込まれてしまいます。「トッカン」で彼女の作品を初めて知り大ファンになり、作品をいろいろ買いましたが、これからも引き続き別の作品を読むのが楽しみです。個人的に国税局とか公安とか大好きなのは少なからず、なぜか大きな権力とか国家とかそういうものを背景に感じてしまう、いわば直感的な匂いを感じてしまうからなんだと思います。

  • パラレルワールドの話ですね。ですが、この公安五係の存在は別として、“世界の改心”は、リアルな今の世界で必要とされている気がしてなりません。いやぁ、本当。

    全体的には、中々よく書かれた読み物だと思うのですが、冒頭のプロローグとエピローグに相当する部分については、その導入が「?」。唐突感が否めないですね。もっと、本編からスムーズに入って行ってもらった方が良いかな。まぁ、本編有ってのプロローグ・エピローグですが、流れ(話的にも、時間軸的にも)が分断されていて、本編とプロローグ・エピローグが遊離している気がします。

  • これを元にした舞台、映画を見た後に読みました。
    鋭利の過去にひたすら震えた

    続きが気になって、いつまでも読んでいたくなりました。

  • 法を侵すことの意味とか、正義感とか
    なんかやっぱりアホであるのは罪ね
    アホであると正義感も搾取されて使われてしまう
    総理が大分かっこよかった
    一人勝ちではないかしらね
    あのタイミングとしてはロシアの思惑通りだから、SPもサクラも間に合ってないもの

  • スパイ小説。架空の時代で、でも今からそんな遠くない時代でのお話。
    戸籍もなく死んだ人間扱いの少年たちがスパイとして訓練されて活動する。

    ストーリーはまぁまぁ。楽しめた。奥深さはなかったかもだけど。

  • これは面白い!硬派!
    続編ないのかな?

  • ストーリーやキャラクターの生い立ちが重かった。
    けど、登場人物達のキャラクターは面白かった。
    そして、全く女の子が出てこないことにびっくりした。

  • とにかくおもしろい。
    スパイもの、近未来警察もの?
    話のテンポがよくて、主人公に寄り添って読むことができる。
    主人公・海棠鋭利とその相棒・御津見珀が、卒業試験を通じて本当のメサイアになっていく描写がとても丁寧に描かれていて素敵でした。
    2度3度と読み返すと、冒頭数ページの持つ意味が最初に読んだときとは全く違うなというのもおもしろい点。
    舞台・映画へのメディアミックス作品なのでそちらも見たが、とても面白かった。
    ストーリーは原作とは異なるがメサイアの世界観はそのまま。
    俳優さんもイケメン揃い。

  • 先が見えない物語に引っ張られ、くいくいと読み進めることができた。防諜に興味を持った。

  • 初めて読む作家の作品。超軍縮社会という架空の設定の世界。跳躍するスパイたちを、唯一「禊ぐ」資格をもつ「サクラ」と呼ばれる公安五係の精鋭たち。
    スパイ小説として楽しみました。

  • この秋、映画化らしい。コミックもあるらしい。コミックと文庫ではストーリーが違うらしい。ということで、他の媒体も要注目。
    リアルの世界とは歴史も国のあり方も似て非なるパラレル的世界観のなかでは、超軍縮時代でありながら国々は水面下でスパイ合戦を繰り広げられている。
    日本も密かに殺人を容認された組織が暗躍。その組織に属する主人公・相棒を美形化すると受けそう。実際、映画はそんな配役だけどw。面白かったです。

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著者プロフィール

1976年兵庫県生まれ。2000年『マグダミリア三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。主な著作に「トッカン」シリーズ、「上流階級 富久丸百貨店外商部」シリーズ、『メサイア 警備局特別公安五係』、『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』、『マル合の下僕』、「カーリー」シリーズ、『剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎』、『主君 井伊の赤鬼・直政伝』(文藝春秋)など。2013年『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を受賞。漫画原作も多数。

「2023年 『忘らるる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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