マリアビートル (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 9550
レビュー : 820
  • Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041009772

感想・レビュー・書評

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  • 密室に近い、窮屈な空間で展開されるドタバタ劇を、ちからわざで描き切った‥という印象。だからかな、いろいろとギクシャク。特に残念なのは「マリア様の七つの悲しみを背負って飛んでいく」テントウムシのイメージが、物語から完全に浮いていること。象徴的でとても綺麗なキーイメージなのに、、タイトルを素直に「レディビートル」としなかったのは、そのためかしら。

    「悪」が描かれているということで手にとったのだけれど、王子君に体現される「悪」はちょっとこれみよがしに過ぎるかな。こちらも情報として仕入れた「悪」を咀嚼しきれてなくて、ギクシャク。

    「悪」ならば‥暴力や邪悪ではなく、スラプスティックではさらになく、耽美と組み合わされたものが読みたいのかも。やっぱり。(2018.5.3読了)

  • ある東北新幹線の中に、訳ありの男たちが集まった。
    幼い息子の敵討ちのために乗った元殺し屋の「木村」。
    悪魔のような心を持つ中学生の「王子」。
    腕利きの二人組の「蜜柑」と「檸檬」。
    とにかく運の悪い、気弱な殺し屋の「天道虫」。
    それぞれに狙う獲物や依頼された仕事があるのだが、いつしかそれらが微妙に絡まり合い、それぞれの思惑とは違う方向に事態が転がり始める。
    やがて、終点の盛岡に到着する新幹線。最後まで生き残っていたのは果たして......?

    2016年4月24日読了。
    前作の『グラスホッパー』同様に苦手なジャンル。
    様々な登場人物が入り乱れ、それぞれの立場で話が前後したりするので、少し混乱しながら読み進めました。
    苦手な分野だけに、なかなかページが進まずに、読了までに約3週間もかかってしまいました。
    伊坂さんの作品は、好きか苦手かが本当に両極端。それでも最後まで読み通せたのは、『グラスホッパー』の登場人物2人が時折登場してきたおかげかな?特に「鈴木」っは割と好きな登場人物だったので。
    正直、後味はいまひとつ、です。バイオレンスやハードボイルドが苦手な方にはオススメできません。

  • 盛り上がりなし。イマイチですね。

  • 期待を裏切られる

  • 物語の展開な目に浮かぶような、でも、現実離れのした描写が好きだった。ただ、ラストにかけてはふつうに終わった感が否めない。

  • 長い割に最後いまいち。

  • 2014/02.11-02.22

  • 新幹線を舞台に殺し屋達の思惑が交差し、事件はより一層難解を極める。悪とは一体何か。そして最後に生き残るのは誰なのか。

  • 今作は『グラスホッパー』の続編になっている。が、長編過ぎてダレてしまった。面白くなるまで時間がかかります。

  • 悪魔のような中学生「王子」。育ちの良い子供らしい外見を武器に「人間には自己正当化が必要」「人間は同調する生き物」「ぜんぜん正しくないことを正しいと思わせることは簡単。大事なのは信じさせる側に自分が回ること」などど吐き気のするようなことを考えながら、人を哀れな死に追いやることを楽しむモンスター。東北新幹線車内で繰り広げられる「やるかやられるか」の殺し合いシーンに意外性盛りだくさん。決して気分の良いお話ではないですが、ギャグ漫画だと割り切って読めばそれなりに楽しめるかも。

著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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