三百年の謎匣 (角川文庫)

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  • KADOKAWA (2013年9月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784041009789

作品紹介・あらすじ

名探偵・森江春策のもとを訪れ遺言状の作成を依頼した老人は、帰りに密室状態の路地で殺害された。老人から森江に託された大型の書物、それは世界に1冊しかないという奇書だった――博覧強記の連鎖ミステリ

感想・レビュー・書評

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  • 億万長者の老人が遺言作成の為に法律事務所を訪れ、その帰り道に殺害される。老人は法律事務所に一冊の古めかしい本を託していた。その本に書かれた内容は18世紀初頭から20世紀にかけて世界各所の様々な人によって語り継がれた多彩な物語だった。
    本の物語は、作中作的なメタフィクションの体を成している。
    夫々のエピソードは、作り物であることを知りつつも、子供の頃に味わった心が弾む躍動感を彷彿させるような物語。著者のあとがきにも、物語や映画へのオマージュと語っているが、まさにそんな感じ。
    ただ夫々の物語は、バラバラで脈略の無い物のように思わせるが、ラストには現代と過去も含めて全てが繋がる爽快感が味わえる。

  • 作中作であり、連作。
    プロットがおもしろく、内容もミステリー・SF・西部劇・海賊とてんこ盛りなのに
    きちんとおおもとの謎も解き明かして、
    わくわくしながら読めた!

  • 2015年11月28日読了。
    2015年207冊目。

  • 依頼人から預かった黒に近い革の表紙を持った書物。依頼人はその後すぐに不思議な状況で殺害されてしまう。その書物には過去の6つの物語が記されている。

    現代のことを書いてある文章はなんだか読みにくいと感じていましたが、過去の物語の文体は違和感がなく、こちらにあった文体の作家なんだと納得しました。

    6つの物語にはそれぞれ一つずつ未解明の謎が残されています。
    最後の謎解きで、その共通点が明かされ、現代の事件との共通点もあります。全ての伏線を回収します。

    こんな物語を創れるなんて、やっぱり、作家って凄いな。

  • 東方の国にたどり着いた男の奇譚、海賊が跋扈する海洋活劇、革命の秘話、黄金郷を巡る秘境探検、ウェスタンの決闘、飛行船で起こる殺人事件。歴史に基づいた謎が現代の謎と絡み合い解き明かされる。
    娯楽小説の醍醐味。ミステリの可能性の素晴らしさ。面白い!

  • 億万長者の老人・玖珂沼瑛二郎が森江法律事務所へ遺言書作成の相談に訪れた帰路、密室状態の袋小路で殺害された。
    奇しくも第一発見者は森江法律事務所の助手・新島ともかだった。
    探偵・森江春策のもとに残されたのは世界に一冊の寄書と玖珂沼の死の謎―
    寄書には東方綺譚、海洋活劇、革命秘話、秘境探検、ウェスタン、航空推理―年代も舞台となる国も異なる多彩な物語、殺人にまつわる物語が記されていた。
    各物語で秘された謎が、現代の事件を解く鍵となる―
    博覧強記の本格ミステリ。

    この経験がガリバー旅行記に!
    あ-阿片戦争への道、ってことね…
    とか各話で思ったこともことごとく回収されて、スッキリしたと同時にちょっとがっかりもしました。
    謎は解き明かさなきゃ、だけど、余韻がなくなっちゃったような?
    現代舞台の謎は、登場人物が少ないし、セオリーに則るなら、って感じでしたね。
    しかし「カットスロート・アイランド」ってそんなに興行成績悪かったの?
    一時期WOWOWでよく放映してて大好きだったのにな…

  • 森江弁護士事務所を訪れた玖珂沼老人。全財産を孫の神山美奈穂と神山悠介に残すと遺言を作成した玖珂沼老人。その帰宅途中に何者かに殺害される。袋小路の現場には玖珂沼老人の足跡も残っていない密室状態。何者かに狙われていると訴える神山姉弟。玖珂沼老人の弟の失踪。玖珂沼老人が残した謎の本。内容はある人物の異国での滞在と殺人事件から始まり、海賊、アフリカ、西部劇などの物語。本の内容から事件を紐解く森江春策。

  • 奥深い
    さまざまな時代・国のモノガタリを楽しめる
    そして・・・現代の謎につながるのだ

  • 下調べが大変だったろうな~と感じるくらい、多様な物語が楽しめた。

  • 本格が苦手なのか、頭にはいらない。

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著者プロフィール

一九五八年大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。
一九八六年、「異類五種」が第2回幻想文学新人賞に佳作入選。
一九九〇年、『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞受賞。
代表的探偵「森江春策」シリーズを中心に、その作風はSF、歴史、法廷もの、冒険、幻想、パスティーシュなど非常に多岐にわたる。主な作品に『十三番目の陪審員』、『グラン・ギニョール城』、『紅楼夢の殺人』、『綺想宮殺人事件』など多数。近著に『大鞠家殺人事件』(第75回日本推理作家協会賞・長編および連作短編集部門、ならびに第22回本格ミステリ大賞・小説部門受賞)。

「2022年 『森江春策の災難』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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