見えない復讐 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 149
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041010136

作品紹介・あらすじ

エンジェル投資家の小池に新企業への出資を求めに来た、大学院生の田島。その謎めいた行動から、小池は田島が母校の大学に烈しい復讐心を持っていることを見抜く。実は小池も、同じ復讐心を胸に抱いていたのだ……。

感想・レビュー・書評

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  • 実行犯と支援者。ふたりの天才が繰り広げる極限のの推理劇。はたして復讐は……!?



    内容は、大学院3人が大学のお金を横領したある男の、事件には関与していない妻が濡れ衣で自殺に追い込んだ大学に対する復讐のために、その復讐に必要なお金を稼ぐためベンチャー企業を立ち上げて…というお話。

    最初は復讐に燃え、会社はその手段でしかなかった3人。しかし、会社の経営者として働いているうちに、経営者として、会社の事を考え始めるというシーンがありますが、その辺りはかなりリアルだなぁと感じました。

    ただ、推理劇ではありますが、推理と呼ぶにはあまりにも超人じみています。主人公田島は、自分の会社を支援する小池という人物も、実は大学に恨みを持っている事を見抜きます。ただ、それがあまりにも結果オーライなものにしか見えない…他にも契約社員の作ったゲームから、その社員がある人物に対し憎悪を抱いている事を見抜いたり…ちょっと推理の次元を超えている気がしました…

    気になったのはそこだけで、復讐と、経営による心情の変化、そしてそれをどう解決していくか?
    ストーリーは面白いと思いました。



    ただ田島の小池に対する最期の行動が意外でした……

  • 投資家である小池の元へ、大学の後輩にあたる田島が出資の依頼に訪れた。
    自分と同じ大学への復讐心があることに気付き、出資を決める。
    復讐における実行者と支援者。
    二人の天才が考える復讐とは…。


    一章ずつが短編のように楽しめる長編。
    この二人の天才の推理力に驚き、ストーリーに吸い込まれていきます。
    久しぶりにぞくっとした。。

  • 3人の大学院生が法人である大学に復讐をしようと決意し、そのための資金集めのため、企業する。
    復讐の動機はわからなくもないけど、少し弱いかなぁ、と思った。
    あと大学に復讐するのにヒトを殺すのも厭わない、というのはちょっとどうなの?それじゃあテロと同じだよ、と。
     復讐しようとして企業する三人のリーダー格とその企業に投資することにした投資家が普通の人が見過ごすような出来事に対して、それぞれの角度から推理を重ねてお互いの腹の内を推察してて、それが当たってるもんだから天才的!みたいに書かれているが、ちょっとこじつけかなあ、というのもチラホラ。
    色々な角度から物事を見られるのはスゴイ事だと思うけど。
    企業した会社が成功を収めて復讐心が薄れるトコは、現実的だったのになあ。

  • 大学への復讐のためにベンチャ企業を立ち上げた大学院生と,大学院生の復讐心を見ぬいて投資する投資家のロジカル復讐劇。
    いつもにも増して微妙な動機と推理。

  • 気持ち物足りない。
    全ての推理?が、かなり都合よく進み、そしてそれが外れていないというのが超人的すぎる。
    だから、いまひとつ乗り切れなかった。
    ちょっとしたやり取りでそこまで深読みし、それが外れていないなんてあり得るか?
    でも、サクッと読めるので、それはそれでいいかもしれません。

  • 石持さんの作品はこれを含めてまだ7冊しか読んでないけど、その中ではワーストかな。

  • 説得力がない。
    復讐の動機も、やり方も。
    ちょっと無理があるというか、入り込めない。

  • 【背表紙】
    エンジェル投資家・小池規彦の前に、同じ大学の後輩にあたる田島祐也が現れた。立ち上げたばかりのベンチャー企業への出資を求めに来たという院生の田島は、熱意と才能に満ち溢れた若者のように見えた。しかし彼の謎めいた行動から、小池は田島が母校の大学に烈しい復讐心を持っていることを見抜く。そして実は小池自身も、同じ復讐心を胸に抱いていたのだった…。「実行者」と「支援者」、ふたりの天才が繰り広げる極限の推理劇!

    ★2.5くらい。
    推理に少し無理があるようにも感じる。

  • 真実が何かとは別に仮説を発展させる思考ゲームのような構成は石持氏が得意とするところ。
    キャラクターと舞台設定重視のミステリーが主流の時代において、変則的な本格の一種であるこの路線は、読んでいて非常に楽しいです。

  • カテゴリがミステリらしいが、ただの推測で話が進んでいくものをミステリとは呼べない。推理してください。

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著者プロフィール

1966年愛媛県生れ。02年『アイルランドの薔薇』でデビュー。特殊状況下や斬新な設定でのロジカルな推理に定評がある。著書に『月の扉』『扉は閉ざされたまま』『トラップハウス』『カード・ウォッチャー』等。

「2014年 『御子を抱く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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