刑事マルティン・ベック 笑う警官 (角川文庫)

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本棚登録 : 394
レビュー : 50
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041010174

作品紹介・あらすじ

市バスで起きた大量殺人事件。被害者の中には殺人課の刑事が。若き刑事はなぜバスに乗っていたのか? 唯一の生き証人は死亡、刑事マルティン・ベックらによる、被害者を巡る地道な聞き込み捜査が始まる――。

感想・レビュー・書評

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  • 読むほどにハマる、警察小説の古典と言われるマルティン・ベックシリーズ。北欧ミステリ。
    新訳版では本巻が最初に刊行されています。が、シリーズ順では3冊目ですので注意。
    市バスで起きた大量殺人事件。被害者の中にベックの後輩刑事が。若き刑事はなぜバスに乗っていたのか?犯人と接点があったのか? 名探偵はいないが、刑事達の地味な捜査、思考、その記憶力、目が離せない。

  • なぜだか以前から、タイトルだけは知っていました。どうしてでしょう?とくにミステリーや警察小説が好きというわけでもないのに・・・。無意識のうちに頭の中にタイトルが刷り込まれているというのは、それだけ人気を博した本だったのでしょうね。
    調べてみると、1968年に刊行され、1970年にエドガー賞長編賞を受賞となっていたので、50年ほど前の作品だということがわかり驚きました。どうしてそんな昔の小説のタイトルが頭ン中に刷り込まれていたのか、いまもってよくわかりません。北欧の作家ですぐに思い浮かぶ名前といえば、トーベ・ヤンソンくらいなものなのに。
    んで、読んでみると、警察小説の金字塔といわれるだけあって、やっぱり面白かったです。ずいぶん後半になるまで捜査に進展がないものの、まったく飽きさせられることがないのは、事件にかかわる警官たちの個性がよく描かれているからでしょうネ。それと、当時のスエーデンが抱えていた問題、世相などが、それとなく散りばめられているからではないでしょうか。
    本作は、シリーズ4作目だそうです。シリーズの初めから読んでみたいと思いました。



    べそかきアルルカンの詩的日常
    http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
    べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え”
    http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a
    べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
    http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

  • まさか今まで読んだことなかったなんてことはない。
    新訳が出たから再読してみた。
    やっぱりいいわ~!!

    現代ミステリーの原点はここにあり、いまだにここを超えるもののほうが少ない。

    なにしろ描写がうまいね。背景も人物も。
    ありきたりじゃないとはこういうこと。

    まずは4作目が出て、これからは順を追って出るそうだ。
    そーこなくっちゃ♪

    なお、旧訳との比較はできない、もう忘れちゃったよ。

  • 「北欧ミステリ」の古典
    雪の街を探偵のような超常性なくかっこつけもない
    読者とおなじふつうの警官たちが足で事件を解いていく
    「警察ミステリ」の教科書な出来栄えで流石に見事
    ミステリとしては出だしは良いが山場前が少し弱いけれど
    全体の味は損ねていない

  • ◆◆ ベッドでミステリー ◆◆ 第十回
    ・・・ 第十回 「笑う警官」 ・・・

    1965年から1975年まで、スウェーデンの社会を背景の警察小説のシリーズが書かれました。
    マイ・シューヴァルとペール・ヴァールーのコンビによる‘マルティン・ベック’シリーズです。
    もちろん、アメリカの87分署シリーズにヒントを得て書かれたものだと思いますが、87分署は、アイソラ、という大都会を書こうとしたのに対し、マルティン・ベックはスウェーデンという国を書こうとしてました。
    一番の代表作はやっぱり「笑う警官」でしょう。
    バスが襲われ、18人?もの人が殺されます。
    しかもその中の一人はベックの部下だった……。

    無作為か?
    目当てがいたのか?
    愉快犯か?

    殺された一人一人をしらみつぶしに調べ、地を這うような捜査が延々と行われ……。
    基本的に北欧ミステリーは明るくないのですが、ベックも明るくない……。
    奥さんとはずっと不仲だし……。

    でもその謎が薄皮をはぐようにだんだんわかってくる過程はやっぱり面白いよ。

    3、4年前にスウェーデン語からの新訳が出ましたので、いま、ネットで新刊買えます。

    2018年04月10日

  • 2月-1。3.0点。
    スウェーデンの刑事物。
    バスでの大量殺人、被害者の一人は警察官、主人公の部下。
    地道な捜査で、被害者の背景などを一つずつ潰していき、真相へ。
    被害者の警官が追っていたものが、少しずつ明らかに。

    まあまあの読み応え。

  • (後で書きます。ミステリとしては目くらましの情報が描き出す社会の諸相)

  • 最近、欧州ミステリーにはまったせいか、1968年に出版された作品の再翻訳の本ということで読んでみました。スウェーデンの北欧ミステリーなので、猟奇殺人系かと思いきや、バスでの大量殺人の犯人を丹念に追い込んでいくストーリーで、定番のミステリーの印象を受けました。バスもダブルデッカーなので、なんとなくイギリスもののように感じてしまい、私には結構面白くハマった本です。

  • スウェーデンの地図があったほうが読みやすい。

    一癖も二癖もある個性豊かな登場人物。

    すばらしいミステリー

  • ミステリの中でもこういうのはすごく好みかもと思いつつ読み進め、たしかに面白かったのだけれど、最後、人名と地名がいっぱい出てきすぎて混乱してしまった。謎解き…完全に理解できたんだろうか、自信がない。

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著者プロフィール

1935年、ストックホルム生まれ。雑誌記者・編集者を経て65年から10年間ペール・ヴァールーとマルティン・ベックシリーズを10作書き上げる。ストックホルムに詳しく、マルティン・ベックシリーズの陰の主役ストックホルムの町と人々の暮らしの卓越した描写はマイの功績。現在ノルウェー語、デンマーク語、英語の翻訳者。

「2017年 『バルコニーの男 刑事マルティン・ベック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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