身代わり伯爵の結婚行進曲 II決意と別れの夜 (角川ビーンズ文庫)

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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041010334

感想・レビュー・書評

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  • 次巻はリゼランドからシアランへ。フィデリオ葛藤。家族とリヒャルト、どちらか一方を選ぶかなんてそんな選択なんてできないよね。グレンとパパの話。義理の弟ができました。パパの様子を見る限り、本当の弟か妹にはまだ会えそうにないね。フィデリオ…救われてほしいな。

  • こっぱずかしい・・・と思ういちゃいちゃカップル。
    けしてそれだけの話ではなかったはずなのに、シリアスも持ち前のギャグ+明るさでふっとばすミレーユがすごいですね。
    こういう性格の人が大公妃という役職に就くのが適任かどうかはおいておいて、話が読みやすくなってよいですね。エディアルドさんもあの性格だし、新しい弟君は問答無用で幸せにさせられることでしょう。うん。

    さて、かかとの高くない靴、あたりで「もしかして」と思ったことがその通りだったので、ちょっと嬉しかったり。
    それでもあの女王さまは宝塚がモチーフなんですよね?
    宝塚とか一回見てみたいです。はまるのかな。

    さて、あとはシアランに帰還して、最終決戦です。
    いろいろと謎もありますが、どうでもいいところもあるので・・・決着を心待ちにしております。

  • 魔性の麗人(でも女王陛下!)から熱いおもてなしを受けるミレーユは、持ち前のやる気で公務に努める。しかし観劇の途中、ミレーユの父親・エドゥアルトの隠し子として現れたグレンに攫われ、大ピンチ!!パパの隠し子騒動でテンパりまくりのミレーユ。しかもその騒動にはミレーユの後輩で、リヒャルトと強い絆で結ばれていた従兄・フィデリオが見え隠れし――!?「…俺にも、あなたみたいな人がいてほしかった」シアランを揺るがす史上最大の事件の幕が上がるのだった。

    ずっと登場初期から気に食わなかったフィデリオ殿下ですが、この巻で本当の意味で彼のことが分かった気がして大好きになりました。こんなにつらい思いをしてたんだ・・・と愕然としながら、ミシェルとの最後のシーンで泣いてしまった。ミレーユのこと大好きだし、殿下も好きで、だけど家族も愛してて・・・もうこっちが苦しいよ・・・。リヒャルトも悲しい過去がある人だけど、フィデリオもある意味とても悲しい過去を持っていて今もそれに苦しんでる人。最終巻までにまた現れて欲しいと思うけど、無理な雰囲気ただよいまくりなので・・・アリアの気持ちに気づくことなく去ってしまった彼に、どうかどうか幸せな未来がありますように!
    隠し子騒動はようやくすっきり。ミレーユの愛情が彼をツンデレに育てるのかな・・・とか思うとニヤニヤwパパと仲良くね。リヒャミレよりもフィデリオ殿下に気持ちを持っていかれすぎた今作ですが、次にシアランでの最後の冒険のようです。寂しいなぁ。

  • シーカ様のストーカーレベルが上がっているのは気のせいではないと思う。女王の旦那が何故か凄く好き!挿絵に何故いなかったんだ…!

著者プロフィール

清家 未森:第4回角川ビーンズ小説大賞で読者賞を受賞。受賞作を改稿した『身代わり伯爵の冒険』でデビュー。同シリーズの他、「六蓮国物語」シリーズ、「桜乙女と黒侯爵」シリーズも刊行。

「2022年 『後宮星石占術師 身代わりとなるも偽りとなることなかれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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