カブキブ! 2 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
4.18
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本棚登録 : 721
感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041010372

作品紹介・あらすじ

初舞台を無事に終えたカブキ同好会の面々。クロの代役として飛び入り参加した阿久津が予想外の戦力になり、活気づく一同だが、文化祭の公演場所について、人気実力兼ね備える演劇部とのバトルが勃発し……!?

感想・レビュー・書評

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  • 伝わらない物語なら。
    何一つ知識がないまま見ることになれば、誰だって内容が分からないだろうな。
    嘘は混じっていたかもしれないが、話す事が出来ない理由があったのだろう。

  • 真っ直ぐすぎるくらい真っ直ぐな、青春。

  • アクシデントがありつつも、なんとか乗り越えた初舞台。
    次なる文化祭での公演にも、新たな問題が勃発する。

    全体的にコミカルで、さくさく進む。

    一般的にもなじみの薄い歌舞伎。
    ましてや高校生では、伝わらないことも多々。

    自分たちが好きならなんでもうまくいく、ではなく、現実の壁と向き合うところがよかった。

    歌舞伎のことを知らなくても、わかりやすく、自然と雑学が入ってくる。

    1巻に引き続き、キリの悪い終わり方。
    週刊誌の漫画ならともかく、文庫の小説の区切りとしては、おさまりが悪い。

  • 阿久津の回
    面白くてどんどん読み進めていってしまう
    なんで歌舞伎やっていたのかとかも次でわかるかな...?

    外郎売り、放送部でやってたから懐かしくなった

    「三人吉三」いつか見てみたい
    一部と二部に分けるのは発想がすごいと思った
    こうやってくれたらわかりやすいだろうな。

  • カブキブ2
    191130読了。
    今年102冊目。
    今月6冊目。
    #読了
    #榎田ユウリ
    #カブキブ2

    続巻。新刊で買っちまいやした。
    そして一気読み。

    愛に溢れてるなぁ。
    阿久津とトンボのキャラが好き。

    歌舞伎は分かりにくい、そうだよね。
    そしてどうしたらわかりやすい?
    そう来るかー!

    そして連載漫画のように強い引きで終わる、、、。

    明日三巻読んじゃう。

  • 阿久津くんのキャラがいい味出してる。
    色んな歌舞伎の演目が出てきて、抵抗なく学べる。

  • 阿久津くん、嫌いじゃない^^
    理屈じゃなくてこういう子がいると
    色々円滑にまわるんだよね

  • 1巻を読んでみると面白くて一気に読んでしまったら、信じられないくらいいいところで終わっていたので、いても立ってもいられず2巻を続けて手に取り、こちらも一気に読み終えました。しかしこれまたいいところで終わっているんですよねえ。しかし一気に読むのも勿体ない。困ったもんだ。

    歌舞伎が大好きで歌舞伎の魅力を知ってもらいたくて、高校に歌舞伎部を作ろうとする主人公クロ。その気持ちは痛いほどわかります。
    しかし歌舞伎は「伝統芸能」であるが故に敷居が高い。でも観客はだれでも初めは初心者。しかも素人が楽しむために歌舞伎をやることが悪いことなのか?
    楽しむためにやりたいという気持ち、好きを共有できる仲間が欲しいという気持ち。そんなクロの想いが胸を打ちます。

    演劇部のスターの男装の麗人、日舞の名取りのオネエ男子、歌舞伎経験者の目立ちたがり屋の中二病、コスプレ衣装作りの神、PCひとつで何でも作り出す天才。よくもまあこれだけの人材が同じ学校にいたもんだと思いますし、物語は数々の壁が立ちはだかりながらも、かなり都合良く進むのですが、それでいいのです。そこに頓着することはないのです。個性豊かな仲間が高校で歌舞伎をやることが、物語の柱なのですから。
    そしてその柱が揺るぎなく大きければ、多少のことではびくともしないのです。この作品を読み歌舞伎に興味を持つ人も多くいるでしょう。歌舞伎自体の魅力だけでなく、好きという気持ちの素敵さや仲間ができることの喜びに共感する人もいるでしょう。そのことが読書の楽しみや喜びに繋がるとしたら、ますます素敵です。

    歌舞伎に馴染みのない人に、どうやって歌舞伎の魅力を伝えるのか? 歌舞伎の御曹司の悩みも出てきて、これから先ますます楽しみです。

  • 熱中症で倒れてしまったクロの代わりに飛び込みで舞台を演りきった新は、そして仲間に加わった。
    本当は仲間に入りたくてウズウズしていたのに、ちゃんと誘ってくれないからこっそり覗いてたとか、どれだけ手のかかる子なんだろう。笑
    でも、かわいいよね。母性本能くすぐるタイプ。まぁ、これがわが子だったらどついてしまうかもしれない。

    歌舞伎をやりたいクロのまわりに集まった人たちがみんな何かしら歌舞伎と縁のある人たちばかりで、こういうところはラノベっぽいよなーと思うものの、その思いを吹っ飛ばすような若さゆえの勢いが好ましい。

  • 音痴で中身は小四で才能ある阿久津が黒悟の代役をした後母親に見られたくないとごねる文化祭編。対決で演劇部に外郎売を知っている子なんかいないと言う部長に違和感。やらない?登場人物がくっきりと立っていてすきの気持ちも真っ直ぐで引き込まれる。現代訳にして二部構成にした公演とスッと終わってみせる所に痺れた。

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著者プロフィール

東京都出身。おもにライトノベルにて活躍する気鋭。代表作は「カブキブ!」シリーズ、「魚住くん」シリーズ(角川文庫)、「妖き庵夜話」シリーズ(角川ホラー文庫)、「宮廷神官物語」シリーズ(角川書店ビーンズ文庫)など。榎田尤利名義でも著書多数。

「2023年 『妖奇庵夜話 千の波 万の波』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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