トロイメライ (角川文庫)

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  • KADOKAWA (2013年10月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784041010396

作品紹介・あらすじ

19世紀、琉球王朝末期の那覇の街。正義に燃える新米岡っ引きの武太は、つぎつぎと巻き起こる事件にまっすぐ向き合いながら、少しずつ大人への階段を上っていく――。琉球版・千夜一夜物語!

みんなの感想まとめ

物語は、19世紀の琉球王朝末期の那覇を舞台に、新米岡っ引きの武太が様々な事件に立ち向かう姿を描いています。短編集形式で、一話完結の構成が軽やかで、読後感は心地よいものです。琉球の風景や文化が色鮮やかに...

感想・レビュー・書評

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  • 2013/11/27読了。
    那覇の水辺で繰り広げられる、まさに夢のように美しく優しくちょっと哀しくそして明るい短編集。『テンペスト』でも感じたが、一見荒削りで拙くも見えるこの作者の文章は、本当に琉球王朝ファンタジーにピッタリだと思う。
    木村伊兵衛という伝説的な写真家が戦前の那覇の市場や港や葬列や超絶美人な芸者(ジュリ)を撮った写真があって、もちろんモノクロ写真なのだけど、本書を読んだ後でそれらの写真を見なおすと、そこに強烈な色彩が秘められていたことに気づかされて印象が変わった。それくらい本書の描写は色鮮やか。
    あと、各話に必ず出てくる料理も楽しい。ジーマミー豆腐、アダンの芽、ターンム、ヒラヤーチー、ポーポー、月桃の葉に包まれたムーチー、クーブイリチー、ラフテー、サーターアンダギー、中身汁、フーチバージューシー……那覇と石垣に旅行した時に食べまくった沖縄料理八重山料理を思い出してお腹が減った。週末は沖縄料理屋に行きたくなること請け合い。

  • ちょいちょいテンペストなどの登場人物が出てきて、ファンへの目配せもバッチリでした。

  • 一話完結で、作風は軽め。最後に人情話持ってきたのは良い構成だと思う。読後感は良かった。あと、テンペストのキャラが要所に登場しているので、知っていればより楽しめると思う。

  • お風呂時間のリラックス本として、ゆっくり一話ずつ読みました。
    池上さんの物語の中の沖縄の空気って、からっと明るいだけではなく少し哀しい感じがする。

  • 魔加那の性格が好きです

  • 池上氏の大ベストセラー「テンペスト」とリンクする傑作短編。当時の那覇の街が活気に満ちて描かれる。次は「黙示録」。

  • 池上ワールド。テンペストを読んでいるともっと楽しめる。冒頭の二章は今ひとつって思ったが、徐々に盛り上がり、フィニッシュは物悲しいけど爽快。涙の中にクスリと笑いを盛り込むのはさすが。だからやめられないんだな、池上永一。

  • 最高のファンタジー。

  • ちょっと展開は雑だけど…琉球の庶民の暮らしが生き生きと描かれていて楽しめた。
    テンペストのスピンオフ的な物語で、登場人物がちらほら被ってます。

    つーか黒マンサージ、女の悲鳴が聞こえるところに駆けつけるなら、テンペストで温寧が手込めにされた時も助けてあげてよ!と思った。

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著者プロフィール

池上永一
一九七〇年沖縄県那覇市生まれ、のち石垣島へ。九四年、早稲田大学在学中に『バガージマヌパナス』で第六回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。九七年刊の『風車祭』が直木賞候補に。二〇〇八年刊の『テンペスト』はベストセラーとなり、一一年の舞台化をはじめ、連続テレビドラマ、映画にもなった。一七年『ヒストリア』で第八回山田風太郎賞を受賞。他の著書に『シャングリ・ラ』『レキオス』『ぼくのキャノン』『統ばる島』『トロイメライ』『黙示録』などがある。

「2023年 『海神の島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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