バチカン奇跡調査官 終末の聖母 (角川ホラー文庫)

著者 :
制作 : THORES柴本 
  • 角川書店
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本棚登録 : 702
レビュー : 83
  • Amazon.co.jp ・本 (507ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041010501

作品紹介・あらすじ

メキシコのグアダルーペ寺院に、枢機卿の代理として派遣された平賀とロベルト。式典の挨拶だけのはずが、突然宙に浮いた十字架が目の前に現れた。奇跡を目の当たりにした彼らは、調査を開始する。

感想・レビュー・書評

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  • 最近のやつは後半の科学解説を読み飛ばすことが多いのですが今回も案の定そうなりました。
    けどいつになく平賀神父が嬉しそうだったので良しとします。
    新キャラのチャンドラ・シン博士も結構いいキャラしてそうですね。

    文庫の帯にやたら美しいロジックうんぬんとか、要はミステリとしての賛辞を採用してますがこれは逆効果じゃないかなーと。
    ミステリ期待して読むと肩透かし食らうと思います。

  • 今回はマヤ、アステカの話を中心に、かなり壮大な展開で面白かったですが、今までより主人公の神父コンビに生命の危機が!的なハラハラ感が少な目でした。ただ、異教の文化に触れる、未知のホラー感はたっぷりで、個人的には今までとは違った雰囲気でよかったです。
    科学的要素と宗教観のバランスが良くて、あっという間に読めました。読後感も良い上に、続きが気になる終わり方で、早くも次巻が楽しみです。

  • いつにも増してSFじみていた…
    いつも結構無理あるなぁと思うのだけれど、今回もかなりでした。
    いっそ映像にしてくれた方がファンタジーっぽさが出て良いのではないかな、と思う。
    シン博士の今後も気になります。

  • シリーズ通して読んでいます。
    いつもちょこちょこと気になる事がありつつも、オカルト好きなので読まずにいられないのですが、巻を増すごとに内容の面白さの方が勝ってきて、重箱の隅をつつくことはしませんでした。
    しかし、今回は良くも、(少しだけですが)悪くも、感想が書きたくなるような内容だったので、思ったことを書かせていただきます。

    すでに8作目となっているので、物語の最初のほうで起こる奇跡も、また怪しい麻薬の類の幻覚なんでしょ!と思いつつ読んでいたら、最終的にはSFめいたオチだったので驚きました。

    これに関しては、よくぞここまで壮大なスケールの話が思いつくよ!と手放しで賞賛したいです。凄いです。まるでトンデモ本を読んでいるようでした。

    しかし、あまりにも遠い着地点へ向かってガンガン進んで行くので、話を読むにつれて、「あれこれ何の話だっけ?あ、十字架が浮かんだった」みたいな感じになってきて、ラスト50ページほどは平賀の薀蓄が延々と続き、読み終わった時は疲労感でいっぱいでした。

    彼は丁寧にわかりやすく説明してくれるキャラですが、読んでいるこっちは、わかったような、わからんような。
    わからんのは自分の頭が悪いのかな?
    いや私はこんな話を読もうと思ってなかったよ?などと思わせられる程です。
    よく、薀蓄を読ませるのも小説化の力量のうち、と言われていますが、その点においては力不足が否めないのではないか、と思います。


    今回は調査官2人の目の前で奇跡が起こったので、素直にはしゃぐ平賀が微笑ましいと思いましたし、ちょっと神父らしくないセリフを言うようになったロベルトも面白かったですが、それでも基本的に、このシリーズにでてくる人物はあまりキャラ自体に魅力がないような気がします。
    神のしもべばかりなので、どうしても行動や言動が形式ばってしまうのは仕方がないと思っていましたが、特に今回は薀蓄が多かったので、ロベルトも平賀も知識が豊富すぎて逆に違和感を覚えるというか、人間味のなさに拍車がかかっていたと思います。
    まるでコンピューターのような知識を持っている割には、読んでいる方は伏線に気が付いているのに、登場人物は気が付いていないということもあって、妙な感じでした。
    セリフを喋らされて、都合のいいように動かされる駒、という感じでしょうかね。
    この点は自分でもちょっと辛辣な事を書いている自覚はありますが、ここさえ良ければ……と、思うことが多いので、期待を多分に含めていると捉えていただけるとありがたいです。
    爆弾のくだりはコミカルで面白く、興味深い内容でよかったです。
    同じ見開き内で同じ人物が、「すごい」と言ったり、「凄い」と言ったりしていましたが、これは校正の方のお仕事でもあるのでここで書くことでもないような気がしました。すみません。

    9冊目もすでに出ていますし、勿論私も読ませていただくつもりです。楽しみです!

  • 今回の調査対象は浮遊する十字架と神の道。アステカの創世神話とケツァルコアトルの正体、からの生物誕生の神秘とたいへんロマン溢れる内容でした。後半は平賀無双でSFチックな話になってきて、これホラー文庫ですよねと表紙確認してしまった。科学と信仰を容易く両立させてしまう平賀は大物感がただよっていて眩しいぐらい。平賀とロベルトの議論に参加できそうもないけど横でずっと聞いていたい。

  • まさか、中南米にも、熱心なキリスト教信者がいるとは思わなかったな……。
    このシリーズを読んで感じるのは、いかにキリスト教が生活に染み込んでいる国が多いのかという事。
    寧ろ、日本のような国の方が珍しいんじゃなかろうか。

    内容はというと、新しい物質について、膨大なページ数を割いて説明をしているのだが、ちっとも理解できなかったという……。
    目がすべること、すべること……。

  • 巻を追うごとに増す蘊蓄、そしてそれに比例して読み飛ばす量も増えて、いく、ような…奇跡の種明かしも「え、それアリなの?」みたいな展開でちょっとモヤッとしました

  • 最後らへんっていうか途中からさっぱりついていけなくなりました…平賀もうちょっと素人にわかりやすい奇跡にして…笑
    あと重機の消失のネタは納得いかない!

  • 前作まででそろそろ完結編に向けて進んでいくかと思っていたのに、全然その気配がなくなっていたので少々ビックリ。著者の本はどこまでが真実で、どこからが想像なのかの区別がつきにくいので、逆にすべてが嘘っぽく感じてしまう。ただし、今回はあまりにも荒唐無稽すぎて、これまでの世界観とは違和感だらけ。次回作以降もこの感じだとついて行けないかも。ところで、前回までに積み残した謎はどうなったんだろうか?きちんと解決させるつもりはあるのかと少し心配。

  • 新キャラ、チャンドラ・シン登場。調査のあれこれはいつも難しくて流し読みなのですが…何か違う意味で凄いような感じが。
    今回の舞台はメキシコ。ローレン不在のまま奇跡調査に赴く平賀とロベルト。そこでのカソリックと土着の信仰の姿は物語の中でとても魅力的で、久々にこのシリーズでは一冊完結として面白かったです。そして、最後に驚く事実も…。

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著者プロフィール

大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリーや伝奇など、多岐にわたるジャンルで活躍する。著書に『バチカン奇跡調査官』シリーズ、『陰陽師 鬼一法眼』シリーズ、『太古の血脈』など多数。

「2018年 『バチカン奇跡調査官 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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