二十の悪夢 角川ホラー文庫創刊20周年記念アンソロジー

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本棚登録 : 154
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041010525

作品紹介・あらすじ

心霊、怪談、サイコなど……あらゆるジャンルのホラーを生み出してきたホラー文庫創刊20周年を記念し、“20”にまつわる世にも恐ろしい物語が集結。豪華なオール書き下ろしホラーアンソロジー!

感想・レビュー・書評

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  • 【昔読んだ本】
    朱川さんの”白い部屋で月の歌を”の続き目当て。他の作家さんも豪華で、どれも面白い。捨て作なしの良い短編集でした。タイトルと表紙をもちょっとどうにかすれば良いのになー。

  • ホラー小説界の一流プレイヤー達の寄せ集めなので入門にはオススメですが、割と一通り読んだ方々にはなんだか物足りない一冊になってしまっているようなきがします。大好きな平山先生でさえ控えめですし・・・ショボン。

  • 恒川さん目当て。印象に残ったのは「ドリンカーの20分」。

  • 平山夢明さんのは、いつ読んでも読後感が最悪(いい意味で)

  • 親の立場で、最後のが怖すぎだよ・・・

  • 小林さん、あと恒川さん、夢明さん目当てで購入。
    この3人の話は期待通り面白かった。
    特に恒川さんの銀の船、一番良かった。この話読んでたら小林さんの宇宙を旅する【天体の回転について】という話を思い出してしまった。

    もっと王道の怖い系ホラー目当ての方にはこの本はお勧めできない。この方々の小説を読んだことのある人ならわかると思いますが。恒川さんとかに関してはホラーというよりもファンタジー要素が強いホラーです。

  • 逡巡の二十秒と悔恨の二十年 小林泰三(こばやしやすみ)
    銀の船   恒川光太郎(つねかわこうたろう)
    母からの手紙      藤木稟(ふじきりん)
    生まれて生きて、死んで呪って   朱川湊(しゅかわみなと)
    暑い国で彼女が語りたかった悪い夢 岩井志麻子(いわいしまこ)
    ドリンカーの20分 平山夢明(ひらやまゆめあき)

    バチカン奇跡調査官シリーズ第7弾「終末の聖母」とのクロスオーバー作品→藤木稟「母からの手紙」

    色んな種類の怖さが詰まっておりますが、ラストの「ドリンカーの20分」の後味が悪すぎる。首の骨が折れる音とか想像してしまうのと、なんだろうか格差的な馬鹿にされ方をしていて、なんかモヤモヤする。「生まれて生きて、死んで呪って」も、語りをしてる弟の職業とかたぶんやってしまったこととかを考えると怖さよりも、道徳面とかから怖い。「銀の船」は結構好みでラストも好きだけれど、人は年取らなくて、働く義務もなくて、そんな状況に置かれたら心が死んでくんだろうなかとか、銀の船が来ることはあり得ないことながら考えてしまった。(年的にももう無理やしな。)この船の制作者が一番人が悪くて怖いのだけど、見た目は人だけどヒトではない設定だったけど考えると怖いです。クロスオーバー「母からの手紙」は、バチカン本編読んでないとこの手紙の感動が理解できなくて、怖い予言の手紙が来て、なぜ息子が改心して国に帰るかがわからないと思われます。逆にバチカン続きで読むとニンマリします。
    短編なのでライトなホラーで、作家のそれぞれのファンには物足りないかもしれないです。

  • 本編読んでなきゃ面白さが半減しそうな話なんてズルくないですか藤木稟先生?

  • アンソロジーなのでひとまずそれぞれの感想。

    「逡巡の二十秒と悔恨の二十年(小林泰三)」
    この作家の物語はいくつか読んでいたのでパターンが読めた。思った通りのオチ。「思った通りのオチと思わせておいてもう一捻りある」話を書く作家だと思っていたけれどこれに限っては本当に想像できる通り。相手じゃなく自分でした、という。しかし常にもやもやドキドキさせる独特の空気がある。個人的には苦手なのだけどホラーとしては正しいしすごいことだと思う。

    銀の船(恒川光太郎)
    この作家も大まかなあらすじはほとんどの作品で同じ。異世界に行って帰ってくる話。稀に帰ってこない。異世界と言っても完全にファンタジーではなくて、日常と地続きにある異世界。パターンが豊富で面白い。割と読みやすく懐かしい空気の文章の割に妙なリアリティのあるグロテスクな表現が特徴かなと思っている。が、今回はグロ無し。読むたびに「自分がこの異世界に行ったらどうするだろうか」と想像してみるけれど、今作は資格が無かったので少し寂しい。未成年限定の空飛ぶ街。

    母からの手紙(藤木稟)
    これが読みたくて借りてきた。バチカン奇跡調査官のスピンオフ。シリーズを読んでいない人が読んで面白いかどうかはわからない。私はシリーズのファンなのでとても楽しめた。

    生まれて生きて、死んで呪って(朱川湊人)
    勿体ぶった言い回しが若干読みにくかった。この作家の文章は他にも読んでいるような気がするけれど覚えていないので、作家の特徴なのか語り手のキャラクターなのか判断できない。主人公やその他の人物がイニシャルや伏字になっているのに1人だけフルネーム出てくるキャラクターがいるので、もしかしたらこれも何か別の作品のスピンオフなのかもしれない。収録作品の中で一番わかりやすくホラーだった。自殺した姉の霊。

    暑い国で彼女が語りたかった悪い夢(岩井志麻子)
    おそらくこの作家の作品ははじめて読んだ。夢オチ?正気なのは誰か。文章は読みにくくはないが話としては特に面白くなかった。作者の紹介ページに恋愛小説の文字があった気がするので興味が持てない。

    ドリンカーの20分(平山夢明)
    一言で胸糞悪い。多数を助けるために少数を犠牲にすること。を、子供同士にやらせる。終始救いがないし尽く気分悪い展開。「と思わせておいて実は助かるのでは!?」という読者の期待をあっさり粉砕するのですごい。無慈悲。読後感の悪い作品もものによっては大好きだけれど今作は二度と読みたくないしこの作家の作品は金輪際手に取らないと思う。

    全体の感想。二十周年記念アンソロジーで「二十」をキーワードにした短編集ということだけど「別に二十じゃなくてもよくないか」という作品がほとんどで萎える。別にそこ縛らなくてもよかったのでは。アンソロジーの意義って「好きな作家が参加しているから読んでみようという気になる→他の作品も読んでこれまで知らなかった作家を新規開拓する」ということじゃないかと思うのだけれど、後半に全く役に立たない1冊で残念だった。意味があるのか無いのかわからないようなテーマを設定して面白さに欠ける書き下ろしを集めるくらいなら既刊からの抜粋でもいいから作家の特徴が出ていてキャッチーなのを載せた方がよほどいい。

  • 一見ファンタジックだが船の中の人々や船の生活に慣れるヒロインの有り様をよくよく読むとかなり怖いモノを感じる恒川光太郎。どこに恐怖があるのか分からない藤木稟。どこが怖いのか聞かれるとうまく答えられないのだが言葉ではない怖さが感じられる岩井志麻子。存在自体が恐怖な平山夢明の小説。

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