臨床犯罪学者・火村英生の推理 密室の研究 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041010693

作品紹介・あらすじ

「人喰いの滝」と呼ばれる滝の側で、一人の男が死んだ。推理作家の有栖川有栖と、天才犯罪学者の火村英生は、雪深い現場へと向かうが……。怖くて華麗、切なくて美しい、魅力溢れる密室が満載の傑作作品集。

感想・レビュー・書評

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  • 作者あとがきにも書いてあるように“足跡がらみ”のトリックが多い6話の短編でしたので、その話を読んでいる最中は面白いのですが、読後どうも印象がぼやけると言うか混ざってしまうと言うか…。でも「蝶がはばたく」の蟹食い旅行では、相変わらず仲良しさんのヒムアリにニヤッとしましたしw、「あるいは四風荘殺人事件」は大御所推理作家の未完の遺稿の“書かれざる部分”を推理すると言う趣向は楽しかったです

  • どれも既読なのに、そして作品が収録されている文庫本を持っているのに、もう意地で購入した気がする。仕方ない、このシリーズが好きなのだ。というわけで、のんびり読み進めてみると、既読ではあるが久しぶりという作品もあり、しかもそうきたか! なイラストも収録されていて(絵柄の好みはあるだろうが)ファン垂涎の1冊となっていた。浴衣姿で35年前の謎を解くふたりとか、コーヒーを入れる火村先生とそれを笑顔で見守るアリスとか。血なまぐさい犯罪の小説をどうしてこうも読みたくなるのかの答えは、やはりこのふたりだ。買ってよかった。
    (そうそう、こんかいも表紙のイラストカードがもらえるネットショップで購入しました。そ、送料が……とうめきつつ、ダリの繭のイラストカード2枚と並べてにやにやしています。つぎはいつくらいに刊行されるのか。しかも何がテーマなのか。楽しみです。)

  • 2022/12/11
    ・なんかミステリを読みすぎて「こういうことかな」って考えた奇抜なものが当たってしまう 悲しい

  • (自選短編集)

  • 密室ものを6つ。既読もあり。
    雪華楼はなかなかすっとんきょう。

    C0193

  • 密室事件を集めた短編集。あとがきを読んでなるほどなあ、と思いました。

  • 密室のトリックを集めた短編集。密室って部屋の中だけではないのだな、とあらためて思った。
    「蝶々がはばたく」がほのぼのしていて、よかった。

  • 「そなのアリ!?」みたいな結末がちらほらあった気がする……。

  • 面白かったです。

  • 面白かった。密室ばかり集めたビーンズ文庫版

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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