臨床犯罪学者・火村英生の推理 (4) スウェーデン館の謎 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
制作 : 麻々原 絵里依 
  • KADOKAWA/角川書店
3.74
  • (7)
  • (10)
  • (13)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 110
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041010709

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 第4巻を読破。

    って、「~の研究」はナンバリングついてなかったんで、?ってなってたけど、なるほど。

    なんとなく把握できたような気がします。

    ひさしぶりの長編ミステリー。

    手に取って思わず「分厚っ!?」ってなりましたwww

    なんというか……ビーンズ文庫でここまで分厚い小説って珍しいんじゃないかな?

    ああ、ダリの繭が上下巻構成だった理由がわかったような気がする。

    苦笑

    今回の舞台は会津・裏磐梯。

    取材に来ていたアリスはとある沼で美しい女性と出会って。

    彼女は宿泊先のペンションの隣家「スウェーデン館」の奥さんで。

    お客さん好きということでお茶会に誘われるアリスは、そうこうして隣家住民とも親交を深めるのでした。

    えっと……相変わらず推理モノの感想は難しいですね(;^-^)

    どこまで書いていいのかが。

    最初から最後まで書いてしまったら、登場人物紹介で「こいつ犯人」と書かれてるようなものだし。

    そうだなあ――

    事件はアリスがスウェーデン館を訪れたその日、深夜に起こって。

    お茶会に参加していた挿絵家さんが離れで撲殺されていたのでした。

    巻き込まれる前に事情に飛び込んだアリス。

    事情聴取され、事件の謎を追うも、なっかなか糸口がつかめない。

    そうして朝早くから引っ張りだされたのが臨床犯罪学者・火村英生助教授で。

    「風のように」ペンションまでやってくる火村と、俄然やる気を出すアリスのやり取りがいいですね。

    気心知れた仲だから遠慮もないし、アリスの素の口調も出てくるし。

    作中に出てくるクイズは私も思いつかなかったなあ。

    ヒントは効率、かな?

    感想垢でふっと思ったことをつぶやいたりしていたんですが、全然関係ないことばかり気にしていた(;^-^)

    あれだなあ。

    見ているサスペンスドラマが法医学とか多かったから、ついつい死亡推定時刻のズレとか考えちゃうんだよなあ。

    やられたー!!

    苦笑

    今回もとってもおもしろかったです。

    次はどんなお話がくるのかな?

    wktkです(*´▽`*)

    本屋さんで他レーベルで出ているシリーズを見かけると、買いたい衝動に……。

    ビーンズ文庫でもばりばり出してほしいですね!

  • やだー!一生懸命書いたのに消えたー::

    今回のトリックも意外性を逆手に取ったトリックでしたね。ヒントをいろいろ散りばめられながらも、常識的なことをことごとくひっくり返していくストーリー。
    裏磐梯のログハウスを舞台に、仲良しグループのはずが、その中で殺人事件が起きて、犯人はこの中にいる、パターン。本来は探偵役であろうまき込まれアリスは笑、急遽火村を呼び出して、風のように登場した先生が風のようなスピードで謎を解明していく、という。
    今回の犯行動機は、嫉妬と、子供を見殺しにされたのかもしれない、という突発的な怒り。そういう人に見えないところが、人間の裏と表についてちょっと考えてしまう…。童話作家という職業をストーリーに絡ませてくるのがまたなかなか…。
    最後は物悲しく終わるんですけど、いつもの火村先生っぽくない感じがあったんですよね。自分が同じ立場だったら、同じことをしたかもしれない、っていう話が出てきたのが意外だったのかな。元々、犯罪者を追いかける動機は、自分も人を殺したいと思ったことがあるから、っていうことだったはずですけど、その話が出てくるときって、割とこう、怒りが強い印象だったんですけど、今回の話の最後は、ちょっと違ったので。

    ところで、殺人現場のログハウスの隣のペンションにアリスは宿泊しているわけですが、そこの少年が今回の物語の鍵を握ってたりするんですけど、その少年の心の重しをあっさりと取り除いてしまう火村先生。扱いがうますぎて、スペック高すぎですw 心理学にも精通しているというのが肩書きなので、いいんですけど、なんかこう…意外性がすごいw

    今回も色々興味のあることでてたなー。イングリッド・バーグマンが出演してる『オリエント急行殺人事件』、イングマール・ベルイマン監督の『処女の泉』『第七の封印』、ラーゲルケーヴ、リンドガレーン(『長くつしのピッピ』?)、マルティン・ベックシリーズ、パール・ラーゲルクヴィスト、アウグスト・ストリンドベリ、スウェーデンボリ『霊界日記』、バルザック『セラフィタ』。あれ?あってるかな…。

    冬が長いスウェーデンでは、物語が充実しているという話の流れがあって、ほおと思ったのでした。外に出られないから家の中でやれることね。
    あとザリガニ祭り。

  • 取材で裏磐梯のペンションに逗留していた有栖川は、地元でスウェーデン館と呼ばれている隣家で起きた殺人事件に巻き込まれる。
    応援に友人の火村を呼び、事件の真相解明をはかるが……


    作家アリスシリーズの、国名シリーズ第二弾。
    ミステリでは王道(?)の、足跡トリックです。それも、雪についた足跡です。
    これだけでちょっとワクワクしてしまうのですが、アリスシリーズでしばしば感じる事件の真相の切なさというものが、今回もやっぱりあって……
    火村先生の事件解明の早さに驚くとともに、何だかやりきれない寂しさを感じた読了後でした。

  • 雪の足跡の謎に挑戦。

  • 火村シリーズ、国名シリーズ。
    冬の会津・裏磐梯が舞台の長編。

    冒頭「フラッシュバック」が、舞台が福島だというのに外国文学のような無雰囲気だ。
    “神の恩寵のように美しい朝日”のような言葉の選び方以外に、自分がそう思える理由は分からないのですが。

    え?火村シリーズなのに、アリス一人なの?一人なの?
    と思っていたら、呼びつけてしまうアリス。

    足あとトリックは、素晴しかったです。
    例によって、なんとなくこの人が犯人だろうな~とは思うのですが、どうやったのかは分からない。
    最後まで、あれこれ考えるのが楽しかったです。

    この作品でも、ポロっと、火村先生の新しい一面がのぞきます。


    有栖川作品の、挿絵イラスト付きの物は初めて読みましたが、あ~アリスはこんな感じだなあ~と。
    火村先生は、もう少しだらしない感じでもじゃもじゃ(笑)でもいいのでは?

  • 読みきるまでに随分時間をかけてしまった、反省。
    久しぶりの作家アリスシリーズの長編を読みました。イラスト可愛い!
    スウェーデン館は読んでいなかったようで、犯人誰かなと推理しながら読みましたが、やっぱりトリックがわからなかった…。
    いつかまた読みたいな。というより、早く他の作品読まなきゃ!

  • memo: コミコミ特典イラストカード付

  • 火村のキザな台詞と、章をまたいでのアリスのツッコミに笑ってしまいました(笑)

  • 何年ぶりの再読か。強烈な火村先生の名言、犯人の動機やそのトリックは覚えていたが細部はまったく記憶になかった。「アリバイの研究」に載っていた予告の“旅情溢れる美しい作品世界”という文言を読んだとき、わたしがまずおもい浮かべたのは「海のない奈良に死す」だったのだが、すぐ下に「スウェーデン館の謎」とあったので意外におもったものである。さらに言えば本作の帯にも“シリーズ屈指の人気”とあるのも、やはり意外であった。おもいいれや好みで違いが出るのは当たり前なのだろうが。さて、同時発売された「怪しい店」を読み進めよう。

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

有栖川 有栖(ありすがわ ありす)
1959年、大阪市東住吉区生まれの小説家・推理作家。有栖川有栖・創作塾の塾長。
同志社大学法学部法律学科卒業後に書店へ就職。それまでも学生時代から新人賞や雑誌への投稿を繰り返していたが、1989年江戸川乱歩賞に投稿した『月光ゲーム Yの悲劇 '88』が東京創元社編集長の目に止まり、大幅に改稿した上で刊行し、単行本デビューとなった。1994年、書店を退職して作家専業となる。1996年、咲くやこの花賞(文芸その他部門)受賞。1999年から綾辻行人と共作でテレビ番組『安楽椅子探偵』シリーズ原作を担当する。
2003年、第56回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞した『マレー鉄道の謎』、2007年発表作で「本格ミステリ・ベスト10」で第1位、「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、「このミステリーがすごい!」で第3位、「黄金の本格ミステリー」に選出と高く評価された『女王国の城』など、多くの作品がミステリ賞で高く評価されている。
2000年11月より2005年6月まで、本格ミステリ作家クラブ初代会長を務める。

有栖川有栖の作品

臨床犯罪学者・火村英生の推理 (4) スウェーデン館の謎 (角川ビーンズ文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする